アルファ波とは何か?効果とコントロール方法|瞑想にもマインドフルネスにも登場する癒しの根源
アルファ波に関心を持つ人はとても多いですね。
アルファ波が出ると
深いリラックス状態に入れるからストレス解消になるし
明日に向かってエネルギーが回復するとも言われています。
集中力のアップや自己肯定感の向上などの効果も得られます。
そんな素晴らしいアルファ波ですがどうやって出せばいいのでしょうか?
雨音や川のせせらぎ、小鳥の歌などの静かな自然音を聞けば必ずアルファ波は出るのか?
アルファ波が出たら それはどうやってわかるのか?
今回はそんなアルファ波についての疑問の数々に答えて徹底解説していきます
目次
アルファ波とは何だろう?

アルファ波とは脳波のひとつです
脳波は大きく分けると
α(アルファ)波、β(ベータ)波、ガンマ波、シータ波
に分かれます。
ベータ波が普段の脳波で、
いらいらしたらガンマ波が出ます。
アルファ波はリラックスしてる時に出て
シータ波はさらにリラックスしたとき 寝る寸前などに出ます
アルファ波はリラックス状態になれるので注目されます。
シータ波もリラクゼーションにいいのですが、
寝る寸前、あるいは睡眠中の脳波なので
起きてるときには基本出ません
私たちは起きてるときのほとんどの時間
ベータ波が出ています。
仕事をしたり 家事をしたり
社会生活や日常生活を送る時は
頭がテキパキ働くので そんなときはベータ波なんですね
逆に
アルファ波が出るときというのは体や心がリラックスして来ます。
これは瞑想状態や自律訓練法の状態のときと同じです。
座禅を組んでる僧の脳波を測ってみると
アルファ波になっていたとの実験結果もあります。
人は アルファ波が出ているときは
脳が活動モードから休憩モードに変化しています
だから
アルファ波が偉いのではなくて(笑)
アルファ波が出いているときの脳の状態がいいのです
アルファ波はどんな時に出るのか?

アルファ波を出す方法としてよく言われるのが
静かな音楽を聴くことです。
モーツァルトの音楽がよくすすめられますが
YouTube上にも
小鳥のさえずり 小川のせせらぎ 波音 雨の音などのネイチャーサウンド
などがたくさんアップされています。
さらに無数のヒーリングミュージックもありますね。
どれも これを聴けばアルファ波が出るという触れ込みのものですね
静かな「音」を聴くこと以外にも
のんびりとリラックスして
夕日や朝日をみるとか
星空を見るとか お風呂に入るとか
犬の散歩をするとか
家でゆっくり本を読むとか
そんな時にアルファ波が出るとされています。
言い換えれば マインドフルネスであるときアルファ波になってるんですね
θ(シータ)波の出し方|アルファ波の奥底に潜む超リラックスへの扉
アルファ波の素晴らしい効果
アルファ波には様々な効果があります
アルファ波状態のときは
深いリラクゼーションに入っている
ストレスが消えている
集中力が研ぎ澄まされる
というのが代表的なものですが、
直観力が増してきて いわゆる感も鋭くなります。
自律訓練法で到達する自律性状態の効果とほぼ被ります。
具体的な項目として6項目ご紹介します(以上佐々木雄二さんの著作「自律訓練法の実際」より)
①蓄積した疲労からの回復がされる
②イライラを失くし穏やかになる
③頭がすっきりし、学習や仕事の能率が上がる
④自己統制力が増し、行動をコントロールできる
⑤内省力がつき自己向上性が増す
⑥知らぬ間に精神的な苦痛が緩和される(自律性解放 内部にたまった抑圧が無意識的に解放されます)
アルファ波には瞑想の効果もあります
ヨガの瞑想の効果として よくこんなことが紹介されています。
- 瞑想とは心が空っぽになるくらいに研ぎ澄まされた集中状態のこと
- 心のざわめきがなくネガティブな感情に煩わされない
- 今向かうべき一点に向かって一筋に精神エネルギーを導くことができる状態
- 嫌なことから気持ちをリセットさせてくれる
- 免疫力が高まり健康が促進される
これもアルファ波状態とほぼ丸被りです。
アルファ波が出るとこうした様々な具体的効果があるんですが
単純に
アルファ波の状態のときってとても気持ちがいい!
という効果もあります
温泉以上かもしれません
心のスペースを可視化しよう|癒しと余裕を生み出す心の心のスペースの作り方
アルファ波は瞬間的に出ても意味はない

ところで大事なことですが
瞬間的にアルファ波が出るだけではなにも起こりません。
アルファ波は
継続して一定の長さ出ることで
はじめて効果を発揮します
また アルファ波は
継続して出ると言っても ずーっと出続けるものでもありません
10分なら10分という時間の中で
その間 ずっと継続して出ることはないんです
脳波は文字通り波なので
アルファ波になったりベータ波になったりします
ただ たとえば10分間の中で
普通に日常生活を過ごしている場合は
10分のうち1分しかアルファ波が出ていないけど
じっと目を閉じることで それが5分になり
さらに 誘導音楽を聴くことでそれが7分なり
と
こんなことは起こるわけです
で
10分のうち何分が
アルファ波だったかが大事になってきます
途中のベータ波による中断は関係なく
全体の中で何%の時間がアルファ波だったか?
という考え方ですね
個人的には 一定時間の中で90%を超えると
アルファ波に満ちた状態だと感じますね
ずっと継続してアルファ波がでる必要はなく
ある程度のレベルで
アルファ波がでていれば十分なのであり
そういう状態を私はアルファ波状態と呼んでいますが
アルファ波状態によっていろんな効果がでます
アルファ波がでることが大事なのではなくて
アルファ波状態になることが大事なんです
どうすればアルファ波をコントロールできるのだろう?

ところでそんな素晴らしいアルファ波はどのようにすれば意図的に出せるのでしょうか。
言い方を変えればどうすれば
アルファ波を出して脳がアルファ波状態になるのでしょうか?
アルファ波についてネットなどで調べると
リラックスした状態になれば自然に出るので、
リラックスしましょう!
などと回答があります。
そのために
静かな音楽や自然音(せせらぎや小鳥のさえずりや波音に雨音)などを聴く
たとえば
α波が出やすい音楽その1: クラシック音楽
α波が出やすい音楽その2: 自然の音が入ったヒーリング音楽
波の音や森の音、せせらぎの音、雨の音などですね。
個人的にはパラメモリーという装置でバイノーラルビート音を聞くのも効果ありと思っています
【アルファ波とシータ波誘導マシン】パラメモリーで潜在能力を引き出して自分を変える方法|体験談から
これらは間違いではないのですが、ただそうなると
今たぶんα波が出ているはず、くらいにしか感じられません。
ほんとに出ているかどうかはわかりませんね
それを確かめるためにはα波を計測するしかありません
それを計測するために出て来たのがα波バイオフィードバック装置なのです。
アルファ波バイオフィードバック装置について言えば
かつては研究所の高額装置でしか計測できませんでしたが
今は一般家庭でも入手できるようになっています
この装置、通常販売されているものは頭に電極をつけて、
アルファ波がでると反応し、装置から音が出る、というものが多いです。
わたしもそれを使っています。
音は鈴虫の鳴き声なのできれいです。
さてアルファ波を出して鈴虫の音を聴くのが目的ではありません。
一番大事なことは
アルファ波状態を作り出すことです
しかも装置でアルファ波状態を経験していくと
アルファ波になったときの心身の感覚がわかるようになるので
その感じを
あとで自分の意思で再現することができれば
計測装置なしにアルファ波状態になれます。
人間は自然に頻繁にアルファ波がでていますが
自分がマスターした感覚の再現によってアルファ波を出すことで
はじめてアルファ波を意図的に利用できるのです。
なんとなくアルファ波が出ているかもしれない
という段階から
よし、今からアルファ波状態になろう!
そう思って実際になるのです。
そこまで行くと
とてもリラックスしたアルファ波状態の世界が開けます。
まとめ|人生のパートナーとしてのアルファ波
あなたが いつでも好きなときに自分の必要に応じて
アルファ波状態になることができれば
その場でストレス解消ができるし
心が癒され再生してまた日常の人生に向き合うことができます
集中力は増し 発想も豊になり 感も鋭くなるので
仕事やスポーツにもとても役立ちます
さらに理想の未来をイメージできて その道筋まで見えてきます
アルファ波状態をマスターすれば人生のよきサポーターを
手に入れることができるのです
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