【徹底解説】アルファ波の出てる人はアルファ波の出し方を知っている|アルファの効果とシータ波との違いそして瞑想への応用

2024年3月25日

アルファ波に関心を持つ人はとても多いですね。
アルファ波が出ると
深いリラックス状態に入れるからストレス解消になるし 
明日に向かってエネルギーが回復するとも言われています。
集中力のアップや自己肯定感の向上などの効果も得られます。
そんな素晴らしいアルファ波ですがどうやって出せばいいのでしょうか?
雨音や川のせせらぎ、小鳥の歌などの静かな自然音を聞けば必ずアルファ波は出るのか?
アルファ波が出たら それはどうやってわかるのか?
実際にアルファ波の出やすい人や出ている人は
実は自分がどうすればアルファ波が出るのかをよく知っています
今回はそんなアルファ波についての疑問の数々に答えて徹底解説していきます

アルファ波とは何だろう?

アルファ波とは?

アルファ波とは脳波のひとつです

脳波には次の4つがあります

アルファ波 リラックスの脳波

ベータ波 てきぱきと現実を処理する脳波

ガンマ波 イライラしているときの脳波

シータ波 睡眠の寸前の夢と現の境い目の脳波

に分かれます。

アルファ波は起きてるときに 気持ちのいいリラックス状態になれるので注目されます。
シータ波はさらにいくリラックス状態になれるのですが、
寝る寸前、あるいは睡眠中の脳波なので 起きてるときに自然に出ることは基本出ません
すぐに利用できる脳波は断然α波なのです

テレパシー実験の副産物で発見されたアルファ波

アルファ波発見物語

20世紀初頭 ドイツの精神科医ハンス・ベルガーは落馬して危うくそのまま馬車にひかれそうになりました。その時数キロ離れた場所にいた彼の姉はその事故を虫の知らせで関知し、安否を確かめに来たそうです。
精神科医ベルガーはそのことを姉に聞いてテレパシー実験をたくさん行いました。1924年のことです。
テレパシーを示す脳の活動は発見されませんでしたが、この一連の実験の中で、人がリラックスするときに特定の脳波が出ることが確認され、実験者のベルガーの名前をとってベルガー波と呼ばれました。
そしてやがてベルガー波はアルファ波と呼ばれるようになったのです

人の活動と脳波

脳波

私たちは起きてるときのほとんどの時間 ベータ波が出ています。

仕事をしたり 家事をしたり 社会生活や日常生活を送る時は

頭がテキパキ働くので そんなときはベータ波なんですね

逆に 

アルファ波が出るときというのは体や心がリラックスして来ます。

これは瞑想状態や自律訓練法の状態のときと同じです。

座禅を組んでる僧の脳波を測ってみると

アルファ波になっていたとの実験結果もあります。

人は アルファ波が出ているときは

脳が活動モードから休憩モードに変化しています

ここで大事なことは

アルファ波そのものが良いのではなくて

アルファ波が出いているときの心身の状態が良いのです

アルファ波を出すためのたったひとつの本当の練習方法|バイオフィードバック装置を使った科学的瞑想だけがアルファ波を捕まえる

アルファ波はどんな時に出るのか?

音楽や自然音

波音や音楽を聴くとアルファ波になる

アルファ波を出す方法としてよく紹介されるのが
静かな音楽を聴くことです。

現在では

モーツァルトをはじめとしたクラシック音楽

ヒーリングミュージックやナチュラルサウンドなどが

YouTube上で無料でいくらでも視聴できます

小鳥のさえずり 小川のせせらぎ 波音 雨の音 クジラの鳴き声などに

静かに耳を澄ます時間をもったり

無数のヒーリングミュージックやモーツァルト、バッハなどを

何かをやりながらではなく ただ一心に聴いていると

必ずアルファ波が出てきます

いろいろなリラックス手段

リラックスすること

静かな「音」を聴くこと以外にも 

のんびりとリラックスして

夕日や朝日をみるとか

星空を見るとか お風呂に入るとか

犬の散歩をするとか

家でゆっくり本を読むとか

そんな時にアルファ波が出ています

マインドフルネス

アルファ波の素晴らしい効果

アルファ波の心への効果

アルファ波には様々な効果があります

アルファ波状態のときは

深いリラクゼーションに入っている

ストレスが消えている

集中力が研ぎ澄まされる

こういう状態になっています

直観力が増してきて いわゆる感も鋭くなります。

これは 自律訓練法で到達する自律性状態の効果とほぼ被ります。

具体的な項目として6項目ご紹介します(以上佐々木雄二さんの著作「自律訓練法の実際」より)

①蓄積した疲労からの回復がされる

 ②イライラを失くし穏やかになる

 ③頭がすっきりし、学習や仕事の能率が上がる

 ④自己統制力が増し、行動をコントロールできる

 ⑤内省力がつき自己向上性が増す

 ⑥知らぬ間に精神的な苦痛が緩和される(自律性解放 内部にたまった抑圧が無意識的に解放されます)

【体験から語る自律訓練法】ストレスを解消して自律神経を整えるために|自律訓練法の仕組みと効果を全部解説

アルファ波の瞑想効果

アルファ波瞑想の効果

アルファ波には瞑想の効果もあります

ヨガの瞑想の効果として よくこんなことが紹介されています。

  • 瞑想とは心が空っぽになるくらいに研ぎ澄まされた集中状態のこと
  • 心のざわめきがなくネガティブな感情に煩わされない
  • 今向かうべき一点に向かって一筋に精神エネルギーを導くことができる状態
  • 嫌なことから気持ちをリセットさせてくれる
  • 免疫力が高まり健康が促進される

これもアルファ波状態とほぼ丸被りです。

アルファ波が出るとこうした様々な具体的効果があるんですが

単純に アルファ波の状態のときってとても気持ちがいい!

という効果もあります。温泉以上かもしれません

【自律訓練法体験談】6つの公式を全部マスターしたら変性意識が全身を包み込む|誰も言わない本当の効果

シータ波状態へ入っていくとき

シータ波状態

通常のアルファ波の効果を感じて

さらにより深く瞑想状態のアルファ波を感じていくと

その先にシータ波の世界があります

シータ波は通常の覚醒時にはでませんからいきなり出そうと思っても出ません

まずアルファ波状態になってそれがさらに深まっていったときに

ちょうど海に深く潜っていってさらにその先に潜るように

アルファ波の奥底に広がる世界なのです

【θ(シータ)波の出し方】アルファ波の奥底に潜む超リラックスへの扉|潜在意識の波動をはっきり感じる方法

 アルファ波は瞬間的に出ても意味はない

アルファ波が継続して強く出ることをアルファ波状態という

ところで大事なことですが

瞬間的にアルファ波が出るだけではなにも起こりません。

アルファ波は 
継続して一定の長さ出ることで
はじめて効果を発揮します

また アルファ波は

継続して出ると言っても ずーっと出続けるものでもありません

10分なら10分という時間の中で

その間 ずっと継続して出ることはないんです

脳波は文字通り波なので

アルファ波になったりベータ波になったりします

ただ たとえば10分間の中で

普通に日常生活を過ごしている場合は

10分のうち1分しかアルファ波が出ていないけど

じっと目を閉じることで それが5分になり

さらに 誘導音楽を聴くことでそれが7分なり

こんなことは起こるわけです

10分のうち何分が

アルファ波だったかが大事になってきます

途中のベータ波による中断は関係なく

全体の中で何%の時間がアルファ波だったか?

という考え方ですね

個人的には 一定時間の中で90%を超えると

アルファ波に満ちた状態だと感じますね

(80%を超えると完全にリラックス状態 90%越えは体験したことのないほどの気持ちよさでしょう)

ずっと継続してアルファ波がでる必要はなく
ある程度のレベルで
アルファ波がでていれば十分なのであり
そういう状態を私はアルファ波状態と呼んでいますが
アルファ波状態によっていろんな効果がでます

アルファ波がでることが大事なのではなくて
アルファ波状態になることが大事なんです

どうすればアルファ波をコントロールできるのだろう?|アルファ波の出し方を知る

心がニュートラル

ところでそんな素晴らしいアルファ波はどのようにすればコントロールできるのでしょうか・

まずは アルファ波が出るようにリラックスする必要があります

そのために冒頭でご紹介したように

静かな音楽や自然音(せせらぎや小鳥のさえずりや波音に雨音)などを聴くことが有効です

たとえば

α波が出やすい音楽その1: クラシック音楽

α波が出やすい音楽その2: 自然の音が入ったヒーリング音楽

波の音や森の音、せせらぎの音、雨の音などですね。

個人的にはパラメモリーという装置でバイノーラルビート音を聞くのも効果ありと思っています

【アルファ波とシータ波誘導マシン】パラメモリーで潜在能力を引き出して自分を変える方法|体験談から

問題は静かな落ち着いた気分になってアルファ波がでたとしても

今たぶんα波が出ているはず、と想像するしかないということです

つまり リラックスして気分がよくても

ほんとにアルファ波が出ているかどうかはわかりませんね

本格的なアルファ波体験にはバイオフィードバック装置が必要です

それを確かめるためにはα波を計測するしかありません
それを計測するために出て来たのがα波バイオフィードバック装置なのです。

筆者所有のバイオフィードバック装置

アルファ波バイオフィードバック装置について言えば

かつては研究所の高額装置でしか計測できませんでしたが

今は一般家庭でも入手できるようになっています

この装置、通常販売されているものは頭に電極をつけて、

アルファ波がでると反応し、装置から音が出る、というものが多いです。

わたしもそれを使っています。

音は鈴虫の鳴き声なのできれいです。

アルファ波を出すためのたったひとつの本当の練習方法|バイオフィードバック装置を使った科学的瞑想だけがアルファ波を捕まえる

さてアルファ波を出して鈴虫の音を聴くのが目的ではありません。
一番大事なことは
アルファ波状態を作り出すことです

バイオフィードバック装置でアルファ波状態を経験していくと
アルファ波になったときの心身の感覚がわかるようになります

その感じを

あとで自分の意思で再現することができれば計測装置なしにアルファ波状態になれます

人間は自然に頻繁にアルファ波がでていますが

自分がマスターした感覚の再現によってアルファ波を出すことで
はじめてアルファ波を意図的に利用できるのです。

なんとなくアルファ波が出ているかもしれない 

という段階から

よし、今からアルファ波状態になろう!

そう思って実際になるのです。

そこまで行くと

とてもリラックスしたアルファ波状態の世界が開けます。

アルファ波瞑想トレーニングのための音声誘導動画|アルファ波につつまれて変性意識状態へ

バイオフィードバックがないときのアルファ波確認法

心身の変化を感じる

アルファ波状態になったときには 心身に様々な変化が訪れます

それは自律訓練法の練習とかなりの部分でかぶっています

【有料級】自律訓練法の練習手順をステップごとに徹底解説|自宅で一人でマスターしたい人のためのまとめ記事

たとえば次のようなことが リラックスするたびに起こったらそれはアルファ波が出ていると思っていいでしょう

額が涼しい 額がムズムズする 額がじんじんする
掌が温かくなる
顔のどこかにかゆみが起こる
なぜだか涙が出てくる
昔のことを急にたくさん思い出す
なぜだかありがち気持ちになる
etc.

これらは自律訓練法のときにも起こってくる心身の反応なのですが

深いアルファ波状態のときにも同じように起こります

ですからこういった反応が毎回でるようになれば それはアルファ波が出ていると考えていいでしょう

21世紀のアルファ波最前線研究

リラックスしてぼんやりしたときに出るのがアルファ波です

21世紀になって発見された脳の仕組みに 何かを強く考えないときに

人の脳はデフォルトモードネットワークになるというのがあります

ということはデフォルトモードネットワークのときにアルファ波が出ているともいえるわけです

そしてデフォルトモードネットワークの時は何かを真剣に考える時の90%ものエネルギーを使っていることも確認されています

ということは アルファ波とは何か深い潜在意識の思考に関係しているのではないか?

そんなことも研究されはじめているようです

ひらめきを生むデフォルトモードネットワーク(DMN)ってなんだ?|創造性は右脳ではなくDMNからやってくる!

まとめ|人生のパートナーとしてのアルファ波

あなたが いつでも好きなときに自分の必要に応じて

アルファ波状態になることができれば

その場でストレス解消ができるし

心が癒され再生してまた日常の人生に向き合うことができます

集中力は増し 発想も豊になり 感も鋭くなるので

仕事やスポーツにもとても役立ちます

さらに理想の未来をイメージできて その道筋まで見えてきます

アルファ波状態をマスターすれば人生のよきサポーターを
手に入れることができるのです

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