今を生きるためのマインドフルネス入門書|隠れた名著『タイムシフティング』

日々流れる時間をはっきりと意識してそれを大事にして

いつも「現在」に集中して生きるための考え方と方法がふんだんに述べられ本

それが1997年に出版された『タイムシフティング』です

タイムシフトとは、心と精神を今にシフトすること、

つまりタイムシフティングとはマインドフルネスに入ることなのです

この本 今では忘れさられた感がありますが

発売当時は、同時期に発売された大ベストセラー『7つの習慣』と並んで紹介されるほど

注目されていました

「今ここ」に集中して「今」を生きる=マインドフルネスの大事さが書かれている

名著『タイムシフティング』

https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000803101997.html

筆者はアメリカの医学博士ステファン・レクトシャッフェンさん
「タイムシフティング」という本の中で 自分の心を「現在」に、「今ここ」に、
シフトさせるための考え方と方法を 自分のクライアントさんへの実践経験から書いていきます

時間を直線でとらえる現代社会

タイムシフティングでは

現代の文明社会は時間の流れを直線でとらえているから人は落ち着かないと唱えます

時間を直線でとらえると、個人も社会も進歩しないといけないとなる

過去は否定され現在は未来のためにあるとなる

「今ここ」で満足してはいけないとなる

そうすると

人は常に未来を思い煩い、過去を悔やむような姿勢で日々を過ごすようになる

そして最後には

人生という時間の流れは「死」で止まるから 

人生には終わりがあるなる

死を恐れるようになる

もともと人間は時間を円でとらえていた

しかし

かつて人類は時間を円でとらえていたとタイムシフティングでは紹介されています

なぜなら人が自然の中で生きていて目にするのはこんな姿だからです

新緑の葉がのびのびと呼吸し 夏の太陽に照り付けられ

やがて秋になり 落ち葉となった葉っぱは地中に栄養をもたらし 冬の土の中で養分になっていく

そこから養分を吸い取った木は再び葉をつける 

季節は廻り宇宙は循環しており はじまりも終わりもない

そして死はその循環のひとつにすぎない

人は過去にも未来にも同時に生きていてすべては今の一瞬の中に共存している 
だから今年より来年が成長する必要もない 
「今ここ」を満ち足りて暮らせればそれで良い

そんな風に時間をとらえることが

現代生活の中でも可能でありその技法が 「タイムシフティング」なのです

現代の私たちはタイムシフティングのことを「マインドフルネス」と呼んでいます

今にシフトする=マインドフルネスに入るための様々な場面

今ここに集中するマインドフルネス

社会全体が直線の時間で流れている現代生活では
時間を円ととらえる「今ここ」をみずから意識的に感じることが大切です
効果的なのは 時間と時間に区切りをつけること!
それがタイタイムシフティングの根本です

時間に区切りをつけるための手段は無数にあります

マインドフルネスでも紹介されるようにあらゆることがその入り口になるのです

泡ぶろに入る

運動する、スポーツをする

一人でどこかへ行く、旅行する

音楽を聴く(ながらではなく音楽を聴く以外のことをせずに聴く)

森を散歩する

町を散歩する

ポーチに座って空を見上げる

小説を読む

詩を読む 

日記をつける

アイロンかけに集中する

皿洗いに集中する

コーヒーを沸かす、コーヒーを真剣に注いでみる

瞑想する

夜明けの風景を眺める

etc.

現代生活を普通に過ごすと時間は直線に流れていき

むなしくなったり自分を見失いがちになったりしますが

生活の中のいろんな機会をとらえてタイムシフトの儀式を入れて

マインドフルネスに入ることで心を調律できるようになるのです

ナポレオンヒルもマインドフルネスに入ることで自分を取り戻すすべを唱えています

【ナポレオンヒル提唱】タフなメンタルを持つために|心の中に安心できる避難場所を作っておく方法

「老い」も「死」も「今」に集中するためにある

老いも死も本来の生き方に目覚めさせる

「タイムシフティング」は
老いや死は それによって「今」に没頭する副作用がある
と言い切ります

タイムシフティングの中では

老いたとき もう先が短いと悲嘆する必要はない

老いたときの「今」は、若い時の「今」よりも とても濃くて深い

健康も学びも思い出もすべては濃い現実となる

さらに死を前にしたとき 人間には「今」しかない

その「今」には全人生が詰まっている

今に集中する副作用を持つのが老いと死だ

こんなふうに今に集中したとき

たとえば

人は家で音楽を聴くだけで  

パラシュート降下を初めて体験するかのような濃い体験をすることができる

そんな深い「今ここ」を体験する技法が

タイムシフティングなのです

マインドフルネスと自律訓練法を徹底比較してわかった共通点と相違点|現代社会から心身を守る方法

全編通じてマインドフルネスのことを書いています

マインドフルネス

マインドフルネス が今爆発的に流行しています
Googleのオフィスにマインドフルネス瞑想のための瞑想ルームがあったりますね

英語の「マインドフルネス」は、仏教用語から来ています

アメリカ人には禅の思想は新鮮だから流行ったのだと思います

現代風にアレンジされた禅思想がマインドフルネスです

日本人の私たちにはなじみ深い禅です

ひとたびそれを学べば私たち日本人には

その思想は生活の中や習慣の中にも入り込んでいるのでわかりやすいものです

この本は「タイムシフティング」というタイトルですが

紹介された 今に集中するメソッドは

読んでると完全に今でいう「マインドフルネス」です

そしてこの本にはマインドフルネスという言葉も出てきます

ブームの20年以上前の話です

そして今流行に便乗して氾濫するマインドフルネスの薄っぺらい本を読むより

マインドフルネスのことがよくわかる名著だと思います

まとめ|タイムシフティングをしてマインドフルネスを作り出す

私たちは明日を患い昨日を悔いる直線の時間に住んでいますが
それは現代の社会と生活が作った幻とも言えます

この社会に この時代に住んでいるとどうしても時間はまっすぐに感じてしまいます

なので

敢えて本来の円に感じる努力が必要なのです

それには時間と時間の間に区切りの儀式を入れることです

仕事から帰ったら家に入る前に5分間車で深呼吸する

夜寝る前にはお風呂で心身ともに癒す

などなどやり方は様々あります

マインドフルネス状態を「区切り時間」に入れて今を感じること

それがタイムシフティングです

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