【賢者の知恵】隠れた名著「タイムシフティング」マインドフルネスの入門書|時間の区切りを意識して人生を豊かに生きる

2021年9月8日

1997年に出版された本「タイムシフティング」。

今では忘れらされた感がありますが

当時、大ベストセラーとなった「7つの習慣」とともに

この本も相当話題になっていたと記憶しています。筆者はアメリカのステファン・レクトシャッフェンさん。

医学博士ですが、たぶんこの名前からしてスウェーデン系?北欧系には間違いないでしょう。

この本は日々流れる時間をはっきりと意識して大事にして

いつも「現在」に没頭して生きるための思想と方法がふんだんに述べられています。

タイムシフトとは、今にシフトすること、

つまりタイムシフティングとはマインドフルネスに入ることなのです

全編を通じて「今」に集中すること=マインドフルネスの大事さが書かれている

「タイムシフティング」という本には 時間の流れを、「現在」に、「今ここ」に、
シフトさせるための、考え方と方法が書かれています。

現代は時間を直線でとらえます

だから常に未来を思い煩い、過去を悔やむような姿勢で日々を過ごす

時間を直線でとらえると、個人も社会も進歩しないといけないとなる

「今ここ」で満足してはいけないとなる

そして

人生という時間の流れは最後は「死」で止まるから 

死を恐れるようになる

しかし

かつて人類は時間を円でとらえていた

だからこそ季節はめぐり、落ち葉となった葉っぱは地中に栄養をもたらし

そこから養分を吸い取った木は再び葉をつける

宇宙は循環しており

はじまりも終わりもない

そして死はその循環のひとつにすぎない

そして今年より来年が経済成長する必要もない

「今ここ」を満ち足りて暮らせればそれで良い

そんな風に時間を感じることが

現代生活の中でも可能なのだということを 「タイムシフティング」は語っています

今にシフトする=マインドフルネスに入るための様々な場面

現代生活では 「今ここ」をみずから意識することが大切です
効果的なのは 時間と時間に区切りとなる儀式を送ること!

泡ぶろに入る

運動する、スポーツをする

一人でどこかへ行く、旅行する

音楽を聴く(ながらではなく音楽を聴く以外のことをせずに聴く)

森を散歩する

町を散歩する

ポーチに座って空を見上げる

小説を読む

詩を読む 

日記をつける

アイロンかけに集中する

皿洗いに集中する

コーヒーを沸かす、コーヒーを注ぐ

瞑想する

夜明けを眺める

などなど

こういった手段が紹介されますが何より大事なのは

それによって意識が変容して今だけを感じるようになることだと言います

つまり現代生活を普通に過ごすと時間は直線に感じるのですが

儀式を入れることで時間を円に感じれるようになるのです

「老い」も「死」も「今」に集中するためにある

「タイムシフティング」は
老いや死は それによって「今」に没頭する副作用がある
と言い切ります

タイムシフティングの中では

老いたとき もう先が短いと悲嘆する必要はない

老いたときの「今」は、若い時よりも とても濃くて深い

健康も学びも思い出もすべては濃い現実となる

さらに死を前にしたとき 人間には「現在」しかない

今に集中する副作用を持つのが老いと死だ

こんなふうに今に集中したとき

たとえば

人は家で音楽を聴くだけで  

パラシュート降下を始めて体験するかのような濃い体験をすることができる

そんな深い「今ここ」を体験する技法が

タイムシフティングなのです

全編通じてマインドフルネスのことを書いています

マインドフルネス が今爆発的に流行しています
Googleのオフィスにマインドフルネス瞑想のための瞑想ルームがあったりますね

英語の「マインドフルネス」は、仏教用語から来ています

アメリカ人には禅の思想は新鮮だから流行ったのだと思います

現代風にアレンジされた禅思想がマインドフルネスです

日本人の私たちにはなじみ深い禅です

ひとたびそれを学べば私たち日本人には

その思想は生活の中や習慣の中にも入り込んでいるのでわかりやすいものです

この本は「タイムシフティング」というタイトルですが

紹介された 今に集中するメソッドは

読んでると完全に今でいう「マインドフルネス」です

そしてこの本にはマインドフルネスという言葉も出てきます

ブームの20年以上前の話です

そして今流行に便乗して氾濫するマインドフルネスの薄っぺらい本を読むより

マインドフルネスのことがよくわかる名著だと思います

*写真は蔵書の中の該当ページです。マインドフルネスは「精神集中」と翻訳されていますね!

まとめ|タイムシフティングをしてマインドフルネスを作り出す

私たちは明日を患い昨日を悔いる直線の時間に住んでいますが
それは現代の社会と生活が作った幻とも言えます

この社会に この時代に住んでいるとどうしても時間はまっすぐに感じてしまいます

なので

敢えて本来の円に感じる努力が必要なのです

それには時間と時間の間に区切りの儀式を入れることです

仕事から帰ったら家に入る前に5分間車で深呼吸する

夜寝る前にはお風呂で心身ともに癒す

などなどやり方は様々あります

マインドフルネス状態を区切り時間に入れて

今を感じること

それがタイムシフティングです

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