アルファ波を出すためのたったひとつの本当の練習方法|バイオフィードバック装置を使った科学的瞑想だけがアルファ波を捕まえる
人間をリラックスさせる脳波のアルファ波について
説明や効果について以前記事を書きました
この中でアルファ波について一通り解説をしたのですが
そもそも どうやってアルファ波がでたことを確かめるのですか?
という質問を多数いただきましたので
今回はその回答を記事にしてみました
*この記事は以下の研究内容などを参照に筆者がわかりやすくまとめたものです
目次
アルファ波バイオフィードバックとは何か?

アルファ波が出たことは装置で計測することでしか確認できません
ほんとにアルファ波が出ているかどうかは
アルファ波バイオフィードバック装置で計測するしかありません
計測を続けていき 自分がアルファ波になったときの感覚がわかると
やがて装置なしでアルファ波の状態がはっきりわかるようになります
バイオフィードバックとは?
自力では感知できないバイオ=身体の状態を
機械で計測しフィードバックを受けることをバイオフィードバックと呼びます
人間のからだの反応の中には自分の感覚ではわからないけど
装置を使えば知ることができるものがあります
こうした装置がバイオフィードバック装置です
たとえば
血圧計 脈拍計 体温計 体重計などがわかりやすい例です
今どれだけの血圧か?普通はわからないし、はかる前から体重がわかることもありません
まあ、体温は体調が良くないと熱っぽいなどの反応は感じますが・・・・
いずれにしても正確に感知できないことをはっきり数字にしてみることで
状態がわかるわけです
で
脳波についてもアルファ波が今でていると自覚することは普通ありません
アルファ波を感知してフィードバックをくれる機械が必要であり
この場合はアルファ波バイオフィードバック装置と呼ばれています
アルファ波バイオフィードバックの実際

アルファの研究をご紹介しながらバイオフィードバックとはどういうことかを考えてみましょう
*2008.9心身相関の科学:生体反応からみた「こころ」と「からだ」(東邦大学医学部医学科 医学情報学研究室 西村千秋より)
①内部情報の顕在化 通常はとても感知しにくい内部情報を 適当な工学手段で取り出し、それを外部から生体にフィードバックすることが必要である
→普段気づかない体の反応を機械で計測してそれを音や数字などに変えて知らせる
②自己学習訓練 上記情報を手掛かりとして自己学習訓練を行うことが必要である
→普段気づかないアルファ波などを機械で計測し、「こういう感じ」の時がアルファ波なのかと繰り返し練習していく
③効果残留 上記学習訓練が進んだ暁には①における外部フィードバック路を除去してもその制御が可能である。
→やがて「こういう感じの時」が機械無しでもわかるようになる
これをアルファ波バイオフィードバック装置の場合にあてはめるとこうなります
1.バイオフィードバック装置をつけて瞑想し、アルファ波が出たら装置から鈴虫の鳴き声が聞こえるようにする
2.この鈴虫の声を聴くために繰り返し何度もバイオフィードバック装置をつけて瞑想する
3.やがて「どういう感じの時」に鈴虫の声が聞こえるかわかるようになり、バイオフィードバック装置なしで、自分がアルファ波状態にあることがはっきりわかるようになる
アルファ波をリラクゼーションに利用する際は
このような利用法がもっとも深く長くアルファ波の効果を得ることができるのです
アルファ波バイオフィードバック装置を使った具体的なアルファ波練習方法
アルファ波トレーニングはバイオフィードバック装置を使ってこんな手順で行います
*アルファ波が出ると鈴虫の声がするので そのとき手足が暖かいなどの生理状態へ自分でもっていく
*トレーニングが終了後に、たとえば10分であればアルファ波が出たのは何分か見る。
*10分のトレーニング中8分アルファ波が出たのであれば次のときには9分を目指すなど、ゲーム感覚でトレーニングを継続できる
私はこんなことを3ヶ月もやって 10分のうち9分50秒以上アルファ波になることもできました。最高は9分59秒です。どうしてもバグ的要素は入ってくるから100%は無理だと思います
バイオフィードバック装置の訓練を重なることで、
最終的にはバイオフィードバック装置なしでも
意図的にアルファ波がだせるようになり
当然それを感じるようになります
そうすることで日常いつでも 自分の意思でアルファ波が出せるようになり
どこでもリラクゼーションを味わえるようになります。
θ(シータ)波の出し方|アルファ波の奥底に潜む超リラックスへの扉
信じられないバイオフィードバックの効果

バイオフィードバック瞑想をマスターすると
にわかには信じられないことが現実に起こります
バイオフィードバックをマスターすると、
手の温度を上げたり、 呼吸をゆっくりとしたり、 筋肉を緊張/弛緩させたり、 心拍リズムや脳波を 変えたりすることでさえできるようになります。
これにより 心の状態や健康状態や運動能力を 高めることができるようになります。
これは1967年というからもう50年もの昔にミラー博士によって発見されたことですが、
自律神経のはたらきは訓練すると
通常は人間がコントロールできないものまで 意思の力で変化させることができるのです。
深いアルファ波状態のときには(10分中9分30秒以上がアルファ波であるとき)
いろんなストレスが大脳の思考回路から間脳などの脳幹部に来ません。
すると脳幹部のホメオスタシスがよみがえり結果として免疫力が高まります。
バイオフィードバック装置は
心身を健康にしていく心身医学的アプローチの一つです。
今日ではバイオフィードバックは医療分野だけではなく、
スポーツ、教育、ビジネスなど広範囲に利用されています。
アルファ波バイオフィードバックと自律訓練法

自律訓練法は生理的変化を引き起こすことに 優れ,
バイオフィードバックは生じた生理的反応を確認することに優れているとされています。
ということは
二つを同時に練習したらいいのではないか?と思いますね
バイオフィードバック装置をつけて自律訓練法を行うと素晴らしい効果があるのではないか?
【体験から語る自律訓練法】ストレスを解消して自律神経を整えるために|自律訓練法の仕組みと効果を全部解説
自律訓練法標準練習の最初の段階では
それはものの見事にはまります(個人の体験から)
しかし不思議なことに
自律訓練法が深まっていくとアルファ波の深まりとずれが生じてきます
私はこれを自律性状態とアルファ波状態のずれと呼んでいます
最近の研究では心身が深く深く瞑想状態に入ると
脳波がなくなるのだそうです
シータ波もでない
なので
ずれるのですね
私の体験からは自律訓練法の効果とアルファ波の効果は別物です
アルファ波は浅い自律性状態であり
作業をしながらでも出るので
仕事などの集中に利用できる実践的リラクゼーションとも言うべきものです
まとめ
アルファ波が出せるようになると
仕事をしながらでも読書しならでもアルファ波が出てきて
深い集中で物事に取り組めます
自律訓練法の自律性状態よりも実践的だと思います
バイオフィードバック装置は鈴虫の声などが出るので
ゲーム感覚でできるし やったその日から効果がでるので
とても楽しく取り組めます
そして自律訓練法の習得にも役立ちます
体験談:私はアルファ波バイオフィードバックをマスターしたあとあっという間に自律訓練法を習得した
参考:バイオフィードバック装置の実演付き動画
コーチング無料おためしセッションやお問合先などのご案内です
①下記ボタンよりお気軽に無料セッションにお申込みください。30~60分でいろんな説明や、実際のワークなどもやっています
無料お試しコーチングセッション申込申込前に私がどんな感じか知りたい方はこちらへ→辻冬馬の潜在能力引出チャンネル
②コーチングの全体像が知りたい方は 下記ボタンからメールマガジンにご登録ください
6回読切り辻冬馬式コーチングのメールマガジン申込③イメージと瞑想に 関心が深い方はこちらから
イメージングのみ まずは知りたい方は
→イメージストリーミングのメールマガジン申込
自律訓練法のみ まずは知りたい方は
→自律訓練法のメールマガジン申込
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません