【デニス・ウェイトリー】リラックスして夢を描き目標設定すれば願いはかなう|有益な自己啓発のためのモチベーター紹介
目標を達成する人とそうでない人の差はなにか?
それは「心構え=心の態度」です
今では常識とさえ言えるこの考え方は20世紀になってようやく発見されました
それまでは成功するかどうかは
運とか才能とか家柄とか学歴とか人脈とか神のご加護とかによるものとされていたのです
しかし20世紀の心理学や成功者の行動研究などから
願いが叶うための最重要ファクターは「心構え=心の態度」だとわかったのです
目次
アメリカのモチベーター心理学者:デニス・ウェイトリーって誰?
アメリカのモチベーターと言えば、ナポレオンヒルやアール・ナイチンゲール、ブライアントレーシー、ポールマイヤーなどが有名です。
そんな数あるアメリカのモチベーターの中で、私はデニスウェイトリーに特別親近感を覚えています。
デニスウェイトリーは、海軍兵学校を出て空母艦載機を操縦するパイロットになったエリート軍人でした。
しかし朝鮮戦争後に転機が訪れ海軍をやめてモチベーターとしての道を歩みます。
講演は名人芸でとても人気があったそうです。
それは才能もさることながら 人前で話すようになるまでに800回以上の練習をしたという努力の賜物でもありました。
のちには アメリカオリンピック委員会に名を連ねて、オリンピック選手のメンタルサポートをしていたこともあります。
日本では本が2冊出版されています。
「成功の心理学 ダイヤモンド社」
「WinWinテックニック 騎虎書房」
上記写真参照
さらにナイチンゲール・コナント社からカセットテープが出ていました。
全12巻のカセットプログラム=「セルフモチベーションプログラム」
筆者所有のカセットテープ
私はこれらすべてを何度も読んだり 聴いたりして その考え方に共感し 強い影響を受けたのでした。
目標を持っている人を応援するデニスウェイトリー
デニスウェイトリーの主張を簡単にまとめるとこうなります
【計画段階】
①明確な目標を設定しよう
②それは自分にとって本当に価値あるものだと確かめよう
③目標が決まったら 現実的な戦略を練ろう
④そして達成期限を決めて途中経過の期限も決めよう
⑤そして場面場面のイメージを鮮明に描き あたかもそれをもう実現したかのようにイメージしよう
【実行段階】
⑥実行にあたっては細かくシミュレーションして頭の中では体験しておこう 達成したときの感情も味わおう
⑦そして自分をサポートするアファーメーションの言葉を用意して毎日何度も唱えよう
⑧そしてこれらのすべてを実行するために深いリラクゼーションに入ろう
著書には多くのエピソードも紹介されています。
◎ベトナム戦争で捕虜になった人々が幽閉されたハノイのホテルで数か月間にわたり、聖書を覚えたり音楽を学んだり数学を学んだりと前向きに気持ちを鼓舞した話。
◎海軍時代パイロットの訓練で、シミュレーション装置で操縦に失敗して現実の場なら墜落していた経験。(シミュレーションとイマジネーションの重要性のための例)
◎成功には神話があり、格好よくいきなりさっそうと成功するものと言われているが、実はそれは嘘であり、現実の成功は泥臭く、日々の鍛錬しかない。
◎診療ミスを犯した医師がその失敗にどう対応したか?
◎他人に印象づけることばかり考えていた若いウェイトリーが どのようにして自分の内面を重視する生き方にかわったか?
◎ロバート・レッドフォードやチャールズ・ブロンソンの逸話
などなど印象に残る話無数に紹介しています
私が特に共鳴する部分は、成功のための最重要なスキルはリラクゼーション、という考え方です。
リラックスするための方法
デニスウェイトリーは
鮮明なイメージングには深いリラクゼーションが不可欠だから
まずリラクゼーションのためのスキルを磨こうと言います
リラックスのスキルは 成功への一番ベーシックなスキルと言っていいでしょう。
彼は深いリラックス状態に入る効果的な方法として 次にあげるものを2~3分でいいから 折に触れて想像してみようとすすめています
- 静かな田舎の風景の中に立つ古くて大きな納屋
- 自宅のリビングルームの風景
- 両親の顔
- 愛する人の感触
- 柔らかいベルベットの感触
- 顔に降り注ぐ暖かい陽光の感触
- コーデュロイの心地よい感触
- 新鮮なオレンジの切立の香り
- 大好きな香水 コロンの香り
- 打ち寄せる波音
たったの2~3分でもこういった心休まるイメージをするとリラックスしていくというわけです
ウェイトリーは これをスポットリラクゼーション/スポットビジュアリゼーションとなづけていますが
事例はアメリカ人がリラックスする風景なので 日本人向けに考えるとこんな感じでしょうか
山に夕日が沈み鳥が巣に変えるシーン
神社で木がざわざわしているシーン
炊き立てのご飯のにおい、
秋の夜 虫の鳴き声が静かに鳴り響く
海岸に打ち寄せる波
古い池に蛙が飛び込んだ音
こうしたスポットビジュアリゼーションで
イメージを見る習慣と意図的にリラックスする習慣を身に着けます
これはイメージ脳を鍛えることにもなります
スポットヴィジュアリゼーションに続いて
本格的なリラクゼーション/ヴィジュアリゼーションとしては
アルファ波バイオフィードバック装置を使おうと唱えていたり
ビジュアリゼーションの練習に航空機のシミュレーションシステムを体験しようと言っています
(さすが元海軍パイロットの発想ですが現実に航空会社に依頼できるかは不明です)
そしてリラクゼーション技術が向上するにつれて人は解放されていくというのです。
自分がいまどこに行こうとしているのか、
どんな人間になろうとしているのかを
冷静に正直に分析できるようなると言うのです
彼はリラクゼーションの効能をこう記しています。
1.解放のため
「人間が人生の悩み、不安、ストレスなどから自分自身を解放し、ポジティブに物事を実行するためのエネルギーを手に入れたり、健康悪化を防ぐための作業」
2.行動のため
「リラクゼーションは、細かい行動や大きなパフォーマンスを行うときの練習に役立つ、心と肉体に潜在意識からの指令を直に導くための手段だからだ」
リラクゼーションは心と肉体へポジティブに作用すると言い切っています。
本格的なリラクゼーションの3つの方法
こうしてみてくると デニスウェイトリーが唱えるリラックススキルは
瞑想や自律訓練法で得られる効果に酷似しています
結局心身を限りなくニュートラルにもっていくと
潜在意識が癒され本来の力を発揮するのでしょう
自律訓練法
アルファ波バイオフィードバック
瞑想の数々
自律訓練法とアルファ波状態、瞑想のリンクをご紹介しておりますが
これらはどれも同じ効果を発揮します
自分の心を解放し軽やかにして
ハイパフォーマンスに導くものです
リラクゼーションとヴィジュアリゼーションのあとにすべきこと
リラクゼーションとヴィジュアリゼーションを深めて
自分を解放し ハイパフォーマンスの準備ができたら
行動の具体的な手順を考えること そして行動をはじめたらそのフィードバックを行い
たゆまぬ努力を重ねること
デニスウェイトリーはこうして目標を達成し豊かな人生を送ろうと唱えています
具体的な手順についてはナポレオンヒルやポールマイヤー以来、
それはおおむね同じフレームワークで体系化されています
それらを整理した目標設定シートはこちらに詳しく解説しています
目標設定シートで曖昧な願望を明確な目標に変える|仕事にもプライベートにもすぐ役立ちます
まとめ
デニスウェイトリーのリラクゼーションの話、いかがだったでしょうか?
自分がどうやればリラクゼーションできるか、についてはっきりした方法を持てたら
必要な時にいつでもリラクゼーションの状態に入れます
そうすると自分の中のイメージ想起力も自動的に高まり
現実の世界で行動するとき すでに一度頭の中で体験したことを
もう一度実行するという状況を作り出せるのです
スポットリラクゼーションはすぐにできる練習です
ご関心があったらぜひ試してみてください
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