【自律訓練法応用版】仕事や人生に役立つ最強の自己暗示法|自律訓練法意思公式練習の本格的なやりかた

2024年6月25日

自己暗示にはいろんな方法がありますが
自律訓練法を利用した自己暗示は最も効率がよく最も効果のあるやり方のひとつです
そのやり方にはきちんとした体系があって 自律訓練法意思公式練習と呼ばれています
今回は自律訓練法を利用するとなぜ自己暗示が深まるのか?
自律訓練法意思公式練習の具体的なやり方はどんなものなのか?
詳しく解説していきます

自律訓練法を利用すると自己暗示が深まる理由は簡単で明確

自律訓練法をマスターすると自律性状態になったときは
潜在意識への扉が開いた状態になります

自律訓練法で自律性状態になると

心身はぼんやりと気持ちのいい状態になっています

そこでは判断力という潜在意識への扉があきっぱなしになるので

好きな言葉や必要な言葉を唱えると 直接潜在意識に届きます

だからこそ

自律訓練法意識公式練習には大きな効果があるのです

【自己暗示の仕組みを絵で解説】瞑想と自律訓練法が自己暗示を加速する|最高のアファーメーションのやり方

最強の自己暗示法|自律訓練法意思公式練習の本格的なやりかた

ここでは正式な言葉の作り方と、どんなパターンで作るのかをご紹介します

言葉=公式言語の作り方6つの基本ルール

  ①言葉が短いこと


   ②肯定文であること


   ③印象深いこと


   ④リズミカルなこと


   ⑤韻を踏んでいること (日本の場合は57調など)


   ⑥現在形であること

公式言語作成の7つのパターン

この公式は、実は医療行為として使われています。眼精疲労 頭痛 肩こり、羅漢部などが改善するイメージを使って治療に役立てています。
この暗示の力を自己啓発、自分磨きに応用して、
ここではメンタルの改善に限って自律訓練法を利用しています。

①中和公式  ~はなんでもない


②強化公式 もっといっそう~ができる


③支持公式 私はよい状態なのだ  うまくいっているのだ


④節制公式 ~をしないでいられる


⑤反対公式 他人は~であろうと私は~でない


⑥逆説公式 私は緊張を起こして見せよう


⑦実存公式 私は臆病なのだ


   ⑥と⑦はまずあるがままを認めてそれを意識することで解決に向かうということですね

 【最強の自己暗示法】「インカンテーション」を超える「自律訓練法意思公式練習」の驚異の効果|潜在意識にダイレクトに届くアファメーション

自律訓練法意思公式練習の日常へ応用するやり方

自律訓練法意思公式練習のやり方

自律訓練法意思公式練習の 究極の実例として
ハイネス・リンデマンの冒険談が私は大好きです。

自律訓練法を使った自己暗示の感動実話|ハイネス・リンデマンの大西洋横断ヨット航海

ハイネス・リンデマンの話を聞くと自律訓練法意思公式練習は

どんな状況にも対応できる優れた手法だというのがはっきりしますね

そしてこんな優れた方法を日常に応用するとどうなるのか?

仕事や人生にどんな風に応用させるかの実例をご紹介します

自分が望む変化に対して短い言葉を用意します

今の仕事は嫌だけどもうしばらくがんばるしかない

自分の心を支えるために公式言語を決めて毎日アファメーションしていこう

こんな風に思った時にはたとえばこんな言葉を用意します

仕事がだんだん好きになる

でも 今の仕事がかなり嫌だと思っているときは
ほんとに欲しい言葉をいきなり使うのでなくて
ステップを踏みます

3ステップ|会社での嫌な仕事を楽しめるようにするやり方

第一ステップ 今の仕事もどうにかやれる

毎日3分を3回 10日から2週間ほど続けます

そしてクリアしたと思ったら

第二ステップ 仕事は面白い時もある

これも毎日3分を3回 10日から2週間。

第三ステップ 仕事は意外と充実する 

       仕事がだんだん好きになる

3段階のケースはなかなか根深いものがあるときです。約1か月かかりますね

3ステップ|内向的な性格を変えたいときのやり方

第一ステップ 私は人の話を聴くのが割りと好きだ

第二ステップ 私は積極的に人の話を聞いている

第三ステップ 私は人とコミュニケーションをとるのが意外と好きだ

と続けます それほどがんばらなくていい心構え程度でやるのがこつです

これをやる前提として 

ものすごいリラックス状態に入っておくこと が必要ですね

時間があるときにいつでもどこでもなんとなくやるのはやめたほうがいいです

自己暗示に関しては儀式が必要ですし リラクゼーションは必須ですから。

こんな風に段階を踏むアファメーションを

私は松竹梅切り替え法という造語で呼んでいます

参考:気分転換にとても効果的なアファメーション|思考の<松・竹・梅>切り替え法

名言や座右の銘の言葉を使う

公式言語を自分で作ること以外に

無数にある古典の名言などから 言葉のリズムの良いものを選んで

自律訓練法意思公式練習に使うのも効果的です

リズミカルで短くアファメーションに向いているものとして

中国の名言六然などはおすすめの言葉です

六然

①自処超然(じしょちょうぜん) 自分自身のことにとらわれてはいけません。

②処人藹然(しょじんあいぜん) 人に対する時は、いつもなごやかでいなさい。

③有事斬然(ゆうじざんぜん)  事が起これば、勇断をもって処理しなさい。

④無事澄然(ぶじちょうぜん)  何事もなければ、澄みきった心でいなさい。

得意澹然(とくいたんぜん)  自分の思い通りになったときには、自慢せずにあっさりしていなさい。

               (澹は淡に同じ)

失意泰然(しついたいぜん)  自分の思い通りにならないときにも、取り乱すことなく

                ゆったりとしていなさい。

中国古典の名言と自律訓練法瞑想の深い関係|瞑想しながら毎日唱えるとイライラが消え心に余裕が生まれる「六然」(りくぜん)の教え

まとめ

自律訓練法意思公式練習はアファメーションを自律性状態で行うものです

潜在意識にダイレクトに言葉が入っていくとき

通常のアファメーションよりもはるかに深く潜在意識の奥底に毎回言葉が刺さっていくのです

そうした言葉とイメージで自分を変えていくことで

人生を充実した良きものにしていくことができるのです