【中国古典の知恵と自律訓練法】『六然』は心をニュートラルにする
昔の中国の言葉には 論語をはじめとして
今でも役立ち考えさせられるものががたくさんあります
その中で今回は 明の時代の陽明学者、崔後渠(さいこうきょ)の
六然(りくぜん)という言葉をご紹介しながら
この言葉が自律訓練法の本質を示していることを考えます。
六然の内容

自処超然 処人藹然 (じしょちょうぜん しょじんあいぜん)
有事斬然 無事澄然 (ゆうじざんぜん ぶじちょうぜん)
得意澹然 失意泰然 (とくいたんぜん しついたんぜん)
このように6つの言葉で人間の心の持ち方を
完結に深くまんべんなく言い表しています
六然の現代語訳
次に六然の意味と解釈です
①自処超然(じしょちょうぜん) 自分自身のことにとらわれてはいけません。
②処人藹然(しょじんあいぜん) 人に対する時は、いつもなごやかでいなさい。
③有事斬然(ゆうじざんぜん) 事が起これば、勇断をもって処理しなさい。
④無事澄然(ぶじちょうぜん) 何事もなければ、澄みきった心でいなさい。
⑤得意澹然(とくいたんぜん) 自分の思い通りになったときには、自慢せずにあっさりしていなさい。
(澹は淡に同じ)
⑥失意泰然(しついたいぜん) 自分の思い通りにならないときにも、取り乱すことなく
ゆったりとしていなさい。
①と②で一対をなし
③と④で一対 ⑤と⑥で一対をなします
対比させることで それぞれの意味が深まっていきます
六然と瞑想の関係を考える
瞑想は日常生活でできた心の「でこぼこ」を
ニュートラルにしていく技でもあります
得意になりすぎたら平静に戻し がっかりしたら平静通りにまた戻す
そして必要があれば もうぜんと行動をするが
事が収まればまたのびやかに過ごす
瞑想を起点に生きていく時の心の姿勢が
この六然には巧みに網羅されているのです
動画で解説
まとめ
古代中国(明の時代は古代とは言えませんが)の言葉は
簡潔にして深いので
それを繰り返すことで自然に多くの知恵が自分の潜在意識の中に形成されていきます
自律訓練法や瞑想を行いながら六然の言葉を繰り返し唱えることは
素晴らしいアファメーションになるでしょう
コーチングにご関心があればお読みください!
①下記ボタンよりお気軽に無料セッションにお申込みください。30~60分でいろんな説明や、実際のワークなどもやっています
無料お試しコーチングセッション申込申込前に私がどんな感じか知りたい方はこちらへ→辻冬馬の潜在能力引出チャンネル
②コーチングの全体像が知りたい方は 下記ボタンからメールマガジンにご登録ください
6回読切り辻冬馬式コーチングのメールマガジン申込③イメージと瞑想に 関心が深い方はこちらから
イメージングのみ まずは知りたい方は
→イメージストリーミングのメールマガジン申込
自律訓練法のみ まずは知りたい方は
→自律訓練法のメールマガジン申込
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません