「もう、何もかも終わりだ…」その暗闇の底で、あなたが見つける”たった一つの光”とは
息をすることも、明日を思うことも、苦しい。 世界から色が消え、自分だけが深い闇に取り残されたような感覚…。
もし今、あなたがそんな言葉にできない絶望の淵にいるのなら、この記事はあなたのためにあります。
これは、安易な慰めの言葉を集めた気休めではありません。 あなたがその足で再び立ち上がり、暗闇の先にある光へと歩き出すための、**「生存と反撃の戦略書」**です。
一つずつ、ゆっくりで構いません。 一緒に、希望への道筋を探しに行きましょう。
目次
なぜ「あなた」は絶望しているのか? ― 状況と心のメカニズム

まずは一般的に人を絶望に追い込む原因をいくつか挙げてみます
失業
仕事の大失敗
経済的な苦境=お金がなくて困っている
会社を辞めたいのにやめられない
就職が決まらない
失恋 離婚
とても嫌な人との軋轢
ひどい状況なのに逃げられない
*重い病気 愛する人の死など、人間の実存的な絶望については今回は直接語りません
まだまだたくさんあるだろうし、
人それぞれ 日常の何気ない会話や出来ごとでも絶望のスイッチが入ったりします
「何が起こったか」ではなく「自分がそれをどう捉えたか」に注目しょう
【ステップ1:闇の底で、星を見つける】 ― 絶望がくれる”究極の贈り物”

状況が最悪でそれによって自分の気持ちも最悪、これが絶望です。
その時点ではこれが改善されたりこれがうまく解決したり、
このつらい気持ちから立ち直ることなど不可能に感じます。
しかし そんな状況でも知っておくべきことがあります。
生死にかかわるようなことではなければ
必ずその状況は変化するのだということです
よく「明けない夜はない」と言われます。
しかし絶望のさなかに夜明けが来るとは思えないものです。
そこで次の言葉が一番いいと思います
「 真っ暗闇になったら 星がでる 」
そうです
絶望の中ではじめて見えてくる星があるのです
そしてその星はこれからの人生にずっと寄り添ってくれます。
たとえばそれは
失うものがないので、どんなリスクのある事にもチャレンジできるということであったり
本気で人生に向き合うことで、自分のやりたい事など本心がわかる
そして一人で生きてきたのではない、という感謝の気持ちもたくさんわいてくるものです。
いわば絶望の副作用としてこれからの人生の財産が生まれます。
【無心】生きるための究極の知恵はシンプルだけど奥が深い|結果を考えずただ全力を尽くす
【ステップ2:潜在意識は絶望してない】 身体機能が止まることはない

私たちはどんなに絶望していても、睡眠はとります。
眠れない夜というのもありますが あれはいつものように眠れないのであって、
たとえば10日間一睡もしないことは不可能です。
また
何も食べたくないという気分になりますが ほんとに何も食べないことはありません
そして仕事もするし社交もあるし、私たちの生活は注意すると実にいろいろなことを毎日やっているものです。
これらのことを意識して
丁寧にひとつづつ行動します つまりマインドフルネスです
生きるための行動を逆手にとって心を癒やしていきます
【ステップ3:今日を生き延びる”応急処置”】 ― 小さな行動で現実を動かす方法

絶望からの脱出法をいくつかご紹介します
3.1 目標を「虫の目」で設定する
たとえば、今週は7万歩歩くとか、一か月に本を2冊読むとか、それほどむずかしくないものや、資格試験にチャレンジするなど何か目標を決めて それに向かって途中経過の目標を決めて 継続して実行し続けることがとても有効です
ナポレオン・ヒルの成功6原則とSMARTの法則の具体的活用例|目標は正しく設定できれば必ず達成できる
3.2 人間の本能「創造性への志向」を利用する(中村天風の教え)
中村天風という有名な人生教師が言ったことですが、人間には創造性への志向という自然傾向があります。
新しい服を着ると嬉しい。汚かった部屋が掃除されたら嬉しい、書類の整理が終わったら気持ちいい、ひげぼうぼうやお化粧なしで人前に行くより顔を整えて出ていきたい、などなど無数にあります。
ぼろぼろの服と新しい服が並んでいたら誰でもあたらしい服を着るんじゃないでしょうか。
こういう好みの傾向を、創造性への志向という自然傾向と呼んでいるのです。
この傾向を日常の中で気付くたびに意識すると、
生活にメリハリがでて心が少しづつアップしていきます。
仕事などできなくなってる人もこの自然傾向にそうことです。
たとえば机の上がめちゃくちゃなら 整理することから始めることです
3.3 「今日一日」という最強の結界を張る(デール・カーネギーの教え)
有名なデールカーネギーがその著書「道は開ける」の冒頭で記しています。
何があっても今日一日はやっていける。昨日も明日も締め出して、今日一日だけやってみる、この考えで多くの人が救われたといいます。
絶望下では過去はどうしても頭をもたげてきます。なのでここは未来を考えないようにしましょう。今日だけ、明日は考えない。もっといえば今だけを考えて、その今を創造性志向の自然傾向で生きるのです。
ここにカーネギーと中村天風の考えがコラボしているわけでもあります。
「今日一日の枠の中」で生きるための5つの自問自答|デール・カーネギーの教え
会社と仕事でつらい状況に追い込まれたら思い出そう|デールカーネギーのレモンの教えとは?
3.4生きがいをもつ
今、自分は生きがいのない人生を送っている。
そう感じていませんか?
長い人生の中では
生きがいのない時期というのは確かにあります。
生きがいのある時期とそうでない時期の違いは何か?
それを考えることであたなにとっての生きがいが
はっきりしてくると思います。
さらに 自分では気づかない隠れた生きがいの見つけ方も
考えてみたいと思います
今が困難な時期でも生きがいがあればがんばれます
子供がいたら親は頑張れるものだし
ペットを飼っていてもがんばれますね
自分を慕ってくれるかわいいものの存在は大きいです
【ステップ4:心の”自然治癒力”を起動する】 ― 感情と身体からのアプローチ

絶望した時の心のコントロール法です
4.1 「休む」という最も積極的な戦略
とにかく休むことです。可能なら長期休暇をとって2週間くらいゆったりとしてみましょう。絶望の多くは時間が解決しますので長期休暇は効果的です
4.2 「今が底だ」― 言葉の力で心の視点を固定する
アファーメーションという言葉をご存じでしょうか。
自分にとって必要な言葉を折に触れて繰り返し、間をおいた反復によって心を変える技法です。
絶望したときはなかなか前向きな言葉を受け入れがたいものですが、
今が底だから、今が底だから、というような言葉を繰り返し唱えることは
意外なほど効果が大きいものです
【アファメーションの効果と仕組み】言葉の力を工夫して使いこなせば自分が変わる
4.3 感情のエネルギーを安全に解放する
クッションなどを蹴る、殴る。叫ぶ。泣く。などは効果があります。
同じ理由で長い時間運動するのも効果があります。
もしも漫才などを見て笑うことができれば笑うことも効果大です。
怒りや恐怖のネガティブ感情には強力なエネルギーが潜んでいる|感情の変換で豊かに生きる方法
4.4自律訓練法(瞑想)で心をニュートラルにする デフォルトの戻す
自律訓練法は心をニュートラルにするメソッドです
これをマスターすると脳幹部の機能回復によって
自己肯定感が増しますので 自動的に絶望から抜け出します
論理的に絶望している人は実は以外に少ないものです
こうなったからもうだめだと思っても
まあなんとかなるだろうというのが普通の状態
こうなったら なんともならないと考えるのが絶望
絶望とは理屈ではなく感情です。
それを修正するのに自律訓練法や瞑想はとても有効なのです
【体験から語る自律訓練法】ストレスを解消して自律神経を整えるために|自律訓練法の仕組みと効果を全部解説
まとめ
ここまで、暗闇から抜け出すための3つのステップを歩んできました。
絶望の渦中にいるとき、世界は永遠の夜のように感じられます。しかし、思い出してください。真っ暗闇になったからこそ、あなたは今まで見えなかった無数の星々の存在に気づくことができたはずです。
その一つ一つの星が、今日を生き延びるための小さな行動であり、心を癒すための具体的な方法でした。
そして、その星々の光を辿りついた先で、あなたは自らの力で「夜明け」を創り出すメソッド(自律訓練法)にも出会いました。
どんな小さな一歩でも構いません。 まずは、食器を一枚洗うことから。今日一日だけを生き抜くことから。 その細流が、やがてあなたの人生を再び動かす大河となるのです。
あなたは、暗闇を歩き、自ら星を見つけ出す力を持った主人公です。 この記事が、そのための最初の地図となれば、これ以上の喜びはありません。
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