「SMARTの法則」とは何か?|具体的な目標設定のやり方を解説

2024年5月28日

あなたには 今 はっきりした目標がありますか?
100人中98人の人は明確な目標をもっておらず
残りのわずか2%の人が明確な目標をもって充実して生きている!
そう言われています
なかなかはっきしとした目標は持てないという人が多いのですが
漠然とした願いなら 誰もが持っているものです
その漠然とした願いを はっきりとした明確な目標に変換させる方法こそが
今回ご紹介するSMARTの法則です。

スマートの法則(SMART)とは何か?

願いと目標

SMARTの法則とはどんなものでしょうか?

SMARTの法則とは、ジョージ・T・ドラン氏が1981年に発表した目標設定法です

発表から40年以上経過した今でも多くのビジネスマンに活用されていますし

多くの目標設定法の土台には必ずSMARTの法則があると言ってもいいくらいです

SMARTの法則

「SMART」の法則は次の5つから成り立っています

1.「Specific」(具体性)

具体的な行動などに置き換えられるか

2.「Measurable」(計量性)

数値かできる 数字で測れる

3.「Achievable」(達成可能性)

あまりにもかけ離れているものはだめ

4.「Realistic」(関連性)

そのことが自分の目的にほんとにかなっているか

5.「Time-bound」(期限)

1から5までの言葉の頭文字5つをつなげてSMARTの法則とよばれます。

「あいまいな願望」を「SMARTの法則」で「具体的な目標」にする

SMARTの法則で目標を作る

例として「幸せになりたい」という誰もがもっている漠然とした願いを取り上げてみましょう

この「漠然とした願い」がどのようにして「明確な目標」に変わっていくのか?

SMARTの法則で具体的な目標に作りあげてみましょう

まず最初にやることは

自分が何をすれば どうなれば「幸せ」になるのかを考えることです

たとえば幸せになるための具体的な手段として次のようなものを思いついたします

結婚する 欲しかった車を手に入れる 動じない心を作る 前向きな人間になる 仕事で充実感を持つ

この中から 今の自分にとって一番幸せになれるのはどれかを考えます

すると「仕事で充実感を持つ」がそれだとなったとします

次に仕事が充実するためにはどうなればいいのかを考えます

営業力の向上 集中力の向上 人と話すが楽しい 売上がたくさん上がる 上司に褒められる

いろいろ思いつきますが これらを全部満たすものとして

要するに昇進するという具体的な出来事が起こればいいのだと気づきます

こうして

幸せになるためには仕事で充実すればよく そのためには
仕事で昇進することだという目標が出来上がります

具体例です|「仕事の昇進」をSMARTの法則にあてはめると・・・

目標をSMARTの法則に当てはめて考える

仕事で昇進するを SMARTの法則で確認していきます

1.「Specific」(具体性)
「仕事で昇進する」はどのように具体的な行動に落とし込めるか?仕事は営業職なので
どうすれば営業成績が上がるかをまず考えていきたい

2.「Measurable」(計量性)
昇進そのものは数値化できないので
営業成績が「この数値を越えたら昇進の可能性が高くなる指標」を選びます
たとえば今年の営業成績が
全社営業担当者の100名中ベスト10に入れば間違いなく昇進だろうとなれば
ベスト10に入ることが2次目標となり
さらに そのための売上高として新規顧客を100件とする、
とさらに3次目標を設定します。

3.「Achievable」(達成可能性)
ここでこれが達成可能かどうかを検討します
年間100人の新規顧客の開拓は現実性があるのか?
自分にやれそうな数字なのか?
天文学的に無理ならダメですが、これまで自分がやったことはなくても
社内の誰かはやっていて 自分も必死に取り組めば可能性はある 
そう思ったらGOです

4.「Realistic」(関連性)
次は関連性 そうするとことで昇進に繋がるということをもう一度確認して
そして昇進は幸せに繋がるということも再確認します

5.「Time-bound」(期限)
最期の期限を決めます。
社内昇進であればタイミングがあって おのずと100人の新規契約達成期日は
決まってくるでしょう。仮にそれが年末ならば12月20日の12月度締切まで、となります。
期限が持つ不思議なパワーとエネルギーを知ろう|潜在意識は物事の最適な期限を知っている

こうして幸せになるために 仕事で充実するという目標ができ

仕事で充実するために 昇進するという目標ができて

昇進することをSMRTの法則で確認しました

するとこんな言葉で目標が表現されました

「 12月20日までに100件の新規契約を獲得し社内営業ベスト10以内に入る 」

明確な目標になりました!

この明確な目標を達成することが

昇進」をかなえるとなりその結果幸せになる」のです

こうして単に幸せになりたいという 漠然とした思いだったものが、明確な目標になるわけです。

「漠然と幸せになりたい」と願っている状態と

「 12月20日までに100件の新規契約を獲得し社内営業ベスト10以内に入る 」

と明確な目標を持った段階では そこから先 いろんな意味で違いが出てくることは間違いありません

WANT TO型目標で心をウキウキさせたら人生は楽しい

SMARTの法則を網羅した目標設定シート

スタートする

SMARTの法則を理解しても自分の目標を具体的にどう作ればいいかわからない

そんな人のために具体的な目標設定シートをご用意しています

これはナポレオンヒルの成功17原則の要素が自然に織り込まれてもいます

【目標達成のために】ナポレオン・ヒルの「成功のための6つの習慣」と「成功17原則」の活用例

明確な目標

12月20日までに100件の新規契約を獲得し社内営業ベスト10以内に入る。そして昇進して幸せになる。

こうした明確な目標を具体的には どのように達成していくか

これも感や経験にたよると曖昧になっていき 目標の自然消滅にもなりかねません

しっかりと自分のロードマップを作っていきましょう

そのために目標設定シートがあります

【完全版】目標設定シートの使い方を詳しく解説|仕事にもプライベートにもすぐ役立ちます

まとめ

多くの人は、あいまいな願望をもってはいても

それを具体的な目標にして そして目標に向かって行動することはありません

会社や他人が作った目標に便乗して なんとか自分をその目標に合わせて

それほど充実することのない行動をとり続けています(面白くない会社の仕事を続けるなど)

もしもあなたが自分の中にある曖昧な願望を

SMARTの法則で明確な目標にすることができたら

それをきっかけに目標達成プログラムが脳の中で動き出し

これまでにない充実した日々をあなたは過ごすようになるでしょう