【他者暗示の利用法】SNSの誹謗中傷はなぜ人を苦しめるのか?|他者からの暗示は自己暗示よりはるかに強力だから正しく利用すれば強いモチベーションになる

2024年10月1日

自分を変えるために 自分を突き動かすために
アファーメーションをはじめいろんな暗示法があって
やり方なども数多く紹介されています
でも考えてみると それは全部自己暗示のやり方です
もともと暗示というのは他人からかけられるものでした
褒められると気分がいいし けなされると落ち込む
マインドコントロールや洗脳は実在し悪い暗示をかけられたらやばい など
他者暗示がいかにシンプルで強力かは周知されています
今回は他者暗示を良い方向に有効利用する方法とその効果についてお話します

【参考:自己暗示について】

【アファメーションの効果と仕組み】言葉の力を工夫して使いこなせば自分が変わる

他者の言葉は人に大きな影響を与える

ほめられる
けなされる

他人からの言葉は私たちの気持ちに大きな影響を与えます

たとえばこれから何かを始めようとしたときに

それを誰かに話したとして

相手の返事で気分が変わりますね

ネガティブな言葉は突き刺さる

失敗すると言われたら落ち込みますね

やる気もなくなります

でも良い方に言われたら

他者からの応援の言葉は突き刺さる

とてもうれしいし勇気をもらいます

他人の言葉は恐ろしいほどの影響を私たちにもたらします

SNSの誹謗中傷は最悪の他者暗示

他者からの言葉は強力

「言葉の暴力」という言い方がありますね 

殴られたり 蹴られたりしたわけでもなく

言葉による攻撃を受けるだけで人はショックを受けます

SNSで自分へのたくさんの悪口を見るとそれで命を絶つ人もいるくらいです

人は自分に対する他者からの誹謗中傷の言葉をなぜかそのまま受け入れるのです

考えたら不思議なことです

他人が勝手に話してるただの言葉なのに・・・

言葉って拳で殴るくらいの威力が十分あるんですね

SNSで集中して誹謗中傷を受けるときは

いわば延々と殴られ続けているようなものなのです

ネガティブな他者暗示の最たるものがSNSでの誹謗中傷ですね

もしSNSで褒めれたらどんな気分になる?

大勢に認めてもらうと人は生き生きとする

では逆に SNSでも誹謗中傷の代わりにべた褒めされたらどうでしょうか?

気分がよくなることは間違いないですね
おだてられて木に登るという言い方がありますけど
ほめられると力以上のことがやれるのです

こういうことはわかっているのに たとえば会社などでこんな風にほめて伸ばすことはあまりありません

人はほめ言葉よりも悪口の方をすぐに思いつくし語彙も多いみたいです

親が子供を育てるときにこんな言葉を誰でもよく耳にすると思います

それをやってはいけない 

あそこに行ってはいけない

またそんなことをして なんで言うことをきかないの?

ほらまた失敗した いつもあなたはこうね

会社でも

やっぱり失敗したな

あれだけ言ったのに

だから おまえはだめなんだ

何を考えてるんだ?この役立たず

こん感じの 相手を罵倒する言い方って無数にありますね

人は褒められた経験が少ないから 他人をどう褒めていいかのノウハウがないのです

しかし改めてこうやってネガティブな言葉を眺めてみると

こういうセリフは相手に対してなんの効果もないことがわかりますね

だからおまえはだめなんだと言われたからといって

よし 見返してやる お前はダメな奴だともう言わせない

と 思う人などほとんどいません

自分で自分に他者暗示をかける方法

他者暗示を工夫する

自己暗示はやり方を学ばないといけないけど

他者暗示はやってもらうだけだから即効性がありさらに自己暗示より強力です

他人から 良い他者暗示をたくさんもらえば いいのはわかるけど
他人はそんなに都合よく自分に良い言葉をかけてはくれません

でも 現在の技術を使うと他者からの暗示を自宅でいつでも利用することができます

具体的にはスマホやPCなどを使って他人が話した言葉を聞くということです

たとえば

1.CDなどで中村天風やブライアントレーシー、ナポレオンヒルなどの自己啓発的なものを聴く

2.YouTubeなどでポジティブなチャンネルを見る

3.アファーメーションCDなどを聴く

4.自分に必要な言葉を録音して後で聴く(過去の自分も現在の自分からみれば他者ですね)

 他人の素晴らしい言葉を 装置を使って必要なだけ自分に与える

これができるようになったのは人類の長い歴史のなかでもせいぜいこの50年ほどすし

気軽にいつでもそれができるようになったのは この10年くらいかもしれません

ただしひとつ弱点があります

音源の向こうにいる人はあなたに向かってしゃべったのではないので

その点 本当の他人による暗示よりは効果が薄まるのです

【自律訓練法を読書に利用する】好きな本の内容を脳に焼きつけて自己暗示にかける方法|驚異のバビル2世現象

他者暗示を利用するときのやり方

明鏡止水の境地でイメージング

自分にとって大事な言葉を聴くときの その聴き方にも工夫が必要です

こうしたやり方で何かを聴いたり見たりするときは

とにかく聞けばいいと唱える人がいますが私は違うと思います

繰り返し繰り返し長い期間聴けばいい

親のしつけと同じだという人もいますが

それって数年がかりのことになりますよね

なので聴くときというのは心を静かにして 誰からも邪魔されない環境の中で

10分以上の時間をとってじっくり聴くのがいいですね

明鏡止水の心の状態で聴くのがベストです

【最強の自己暗示法】❛インカンテーション❜を超える❛自律訓練法意思公式練習❜の驚異の効果|潜在意識にダイレクトに届くアファメーション

仕上げはそれを思い出すこと|アウトプットが大事

他者暗示を練りあげる

学校の勉強もそうですが復習は記憶を強くします

他者暗示の形で聴いた内容を自分なりにアウトプットすると理解と記憶が一気に増加します

あとから思い出す

言葉にしてみる 

イメージにしてみる

ちょっとでもいいので必ず思い出す時間を作る

このようなアウトプットをまめに繰り返していくと

元々他者暗示として聞いた良い情報が 脳の奥底にしみこんでいきます

リアルに他者から暗示をもらうのが一番強力

対面セッション

以上、いろんな機器を使って他者の言葉を自分に聞かせる方法をご紹介してきましたが

もちろん一番強力なのは リアルにダイレクトに他者から言葉をもらうことです

落ち込んだ時には友達に必ず前向きな言葉をかけてもらうとかですね

そういった他者暗示の方法も

辻冬馬式コーチングではセッションのメニューのひとつです

具体的なやり方としては 

潜在意識セラピーのセッションで潜在意識からのメッセージを聞く

シンプルにパーソナルコーチングで生きるためのアファメーションをコーチの側から発信する

他人から言葉はとても強力です

ですがこの強いパワーを意識的に利用する人はほぼいません

人は自分ひとりでがんばることに価値があると思ったりします

もしも信頼できる他者からの有益な言葉やイメージを受け取れるなら

自分ひとりでがんばるときの何倍もの効果、スピード 充実感が獲得できます

イメージ誘導コーチングの実際|コーチングの場でのやり方と効果のご紹介

まとめ

なぜか他者から言われた言葉は

潜在意識の扉を通り越して一気に自分の心の本丸にやってきます

それがネガティブなものなら命を絶つほど強力に作用します

それがポジティブなものなら火事場のばか力や能力以上のことを可能にします

ということは

ポジティブな言葉を他者暗示で聴くように工夫することは

仕事や人生を乗り切るための素晴らしい方法に違いありません