セルフコーチングの目的とやり方|注意すべき自問自答の5つの罠
セルフコーチングという言葉を聞いたことがありますか?
文字通り自分自身にコーチングをすることなんですが
一体どのようにすれば自分で自分をコーチングできるのか?
今回はその目的ややり方を詳しくご紹介します
そしてセルフコーチンで気を付けるべきことも併せてご紹介します
*コーチングについてはこちらから
【コーチングの全体像】どんな時に?どんな効果が?何を学べる?体験談も|ハイブリッドな辻冬馬式コーチング
目次
セルフコーチングとはルールにのっとった自問自答です

セルフコーチングとは、言葉の通り、自分で自分をコーチングする、
という意味です
言い換えると自分が自分のコーチとなるということです。
ところで日本語には自問自答という言葉があります。
これってセルフコーチングと何が違うのでしょうか?
実は自問自答とセルフコーチングとは同じものです。
ただ、セルフコーチングには一定の手法があり
自問自答はそれがないのでついつい思考が流れてしまうことも。
セルフコーチングとはルールに則った自問自答と言えます
セルフコーチングの目的
セルフコーチングの目指す先は次のようなものになります。
- 志を立てる
- 成功のイメージを描く
- エネルギー源を探す
- 成功までの地図を描く
- 行動に移す
- 習慣化への努力
これは整理してまとめたものですが
これ以外にも自分自身の課題や問題解決のためにセルフコーチングは利用できます
セルフコーチングの効果

セルフコーチングもコーチングの一種ですから
コーチング本来の効果を持っています
1.気づきを得る
2.行動への道筋ができる
3.行動を邪魔するものから心をガードする
*次の4,5はセルフコーチングの場合は同じような効果はありません
4.他者と約束することの効果
⇒セルフコーチングの場において自分と約束する効果有り
5.理解者がいることの安心感
⇒セルフコーチングの場に対する信頼感有り
セルフコーチングが本来のコーチングよりすぐれた点があります
それは次の2点です
・コーチとのコーチングと違って 365日24時間いつでも自分の都合に合わせて行うことができる
・セッション手数料がかからないのでその点気が楽
他者であるコーチがいないことを完全に埋めることはできないので
セルフコーチングをベースに物事を考え、年に1回か半年に1回コーチによるコーチングを受けるといいでしょう
セルフコーチングのやり方
その鉄則は儀式化することです。ルールをしっかりと作るということです。
いくつか 効果のある方法を挙げてみます
1.漫然と始めず、自分とのアポとして時間設定する。15分から30分など何分使うかも決めておく
これだけでネガティブな回路をかなり止めることができます
2.記録する。
ノートに書くか、ボイスレコーダーに録音するか、メモアプリ等に入力するかして、
とにかく頭の中だけでやってはだめ。
3.質問を用意する
コーチングの柱のひとつが【質問】です。
コーチとのセッションではコーチが必要で有効と思う質問をこちらにしてくれますが
自分でやるときは 今の自分に必要な質問を思いつくことも難しいもの
そこで普段から用意しておきます
たとえばこんな感じ
- この困難な状況は私のキャリアにどんな良い効果を与えるか?
- 転職したときの最大のメリットと最大のデメリットはなにか?
- 上司が自分を嫌っていると思う根拠は?それは単なる主観ではないのか?
- 本当にやりたいことは何だろう?
- どんな感情を味わいたいか?
こうした質問に書いたり録音したりして答えていくのです。
このあらかじめ用意した質問をノートに100以上書いておいて
そのノートをいつも持ち歩いて答えを書き込んでいく、そんなノウハウも紹介されています
これはセッションで受けるコーチングも同じなのですが、この目的と手順を忘れないことが大事になります。
【辻冬馬式コーチング紹介】コーチング期間中の効果と終了後に残る効果|コーチングで学べる一生モノのスキル
セルフコーチングとコーチとのコーチングの違いとは?

セルフコーチングとコーチによるコーチングとの違いを考えます。
セルフコーチングは、自分の都合に合わせていつでも行えます。
そしてコーチとの相性を気にすることもないし、
言いにくいことも自分に対してだからありません。(心理的にはありますが)
そして何より無料です。
なのでぜひ身に着けたいスキルです。
やり方さえマスターすればとても有効に働きますが、
コーチによるセッションに比べると以下の点が難しいところです
1.行動設定をするときに、匙加減がわかりづらい
2.話を聞いてもらうヒーリング効果がない
→とくにこれについては工夫のしようもありません
3.質問が自分の思考や感性の範囲内となる
4.自分のことは自分でわからないという点を解決できない
→3.4について。
ユングのアクティブイマジネーションやウィン・ウェンガー博士のイメージストリーミングはこの限界を突破します
【能力開発のためのユング心理学】アクティブイマジネーションで潜在意識と対話する|究極の叡智との出会い
【イメージストリーミングの基本&効果】ウィン・ウェンガー博士が天才の研究からあみだした心理学ワーク|わかりやすく解説します
セルフコーチングで気をつけるべき5つの落とし穴

ここではセルフコーチングのやり方なしで
自問自答をしたときに陥りがち5つの落とし穴について考えてみます
この5つの落とし穴がセルフコーチングを難しいものにするので
ぜひ確かめてください
ルールなしで自問自答を行うとき、つまり準備なしのセルフコーチングには次のような5つの落とし穴が待っています
1.なぜなぜ回路
・どうしてこんなことになったんだ?
・なんでわたしばかりいつもこうなるの?
・なぜ 彼のように能力を発揮できないのか?
こんなふうに「なぜ?」で頭が埋まってしまうと
そればかりを繰り返してしまします
2.ぐちぐち回路
・上司はわたしのことをなんにもわかってくれない
・自分にばかり雑用が押し付けられる
・こんな目標絶対無理だし・・・
愚痴がうずまくとそればかり繰り返してしまいます
3.心配回路
・失敗したらどうしょう
・こんな責任の重い仕事は自分には無理なんじゃないかな
・こんどミスがあったらまた上司に怒鳴られる
心配で不安になったらそればかりを繰り返してしまいます
4.憶測回路
・課長は私を人間として嫌っているような気がする
・職場のみんなは自分を冷たい目で見ている
・私にだけは挨拶の声も小さい気がする
こんな憶測がはじまると やっぱりこのことだけを繰り返してしまいます
5.散漫回路
来週のプレゼンのことだけど:::でも今晩のプロ野球は楽しみだなあ
明日 部長にきちんと報告しょう:::そういえば車にガソリンが入ってなかった
などなどあちこちに考えがうろうろしてしまうこともよくあります
1~5の回路が複合でやってくる
・なんでこんなことになったんだろう
・そもそも課長があのとききちんと相談に乗ってくれないのが悪い
・課長は私のことを嫌っているに違いない
・今更あやまっても怒られるかもしれないなあ
・おまけに週末のデートは用事があるって断られたけど別の彼女とデートなんてことはないよね
こんな風に一人で自問自答をしているといろんなことが頭に渦巻きだして、そっちに流されてしまいがちです
という風に頭の中で自問自答をしていると 思考回路がぐるぐる回りだすものです
そうなってしまうともはや問題解決には程遠くなってしまいますので
自問自答にはルールが必要なんですね
そしてそのルールこそがここまでご紹介してきたセルフコーチングのやり方なのです
まとめ
コーチングのノウハウを使って自問自答することがセルフコーチングです
問題解決や目標達成などにセルフコーチングの手法で考えていくと
いつでもどこでも 集中できる場所があればコーチングの場を自分で作ることができるようになります
仕事や人生にはいろんなことが起こり頭を悩ませることも多々ありますが
セルフコーチングのやり方をマスターすれば
無駄に悩んだり余計な心配をしなくなるものです
セルフコーチングで今よりさらに前向きに充実して人生を送りましょう。
セルフコーチングが自然にできる動画です
★全編がセルフコーチング用音声誘導動画です。本格的なセルフコーチングが体験できます
コーチングにご関心があれば、下記ボタンよりお気軽に無料セッションにお申込みください。30~60分でいろんな説明や、実際のワークなどもやっています。
私がどんな感じか知りたい方はこちらへ→辻冬馬の潜在能力引出チャンネル
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません