自律訓練法温感練習をヨガの第3チャクラで練習する|瞑想で身に着く自律訓練法:第2回

2025年12月23日

イントロダクション
自律訓練法とヨガのチャクラはある地点でピタリと一致する!今回はそんな話です。

自律訓練法を練習していると、
「うまくやろう」「早く体感したい」と、
つい心に力が入ってしまうことがあります。
けれど、その力みこそが、
自律訓練法の感覚を遠ざけてしまう最大の原因でもあります。
自律訓練法の基本にあるのは、
受動的注意集中という、少し不思議な心の姿勢です。
何かを起こそうとするのではなく、
起こってくる感覚を、静かに待つ。
それは、魚釣りで糸を垂らし、
魚がかかる瞬間をじっと待つ姿勢によく似ています。
今回ご紹介するのは、
ヨガの「第3チャクラ」というイメージを使いながら、
この受動的な心の姿勢を自然に身につけていく方法です。
意志や努力でコントロールするのではなく、
身体の内側に起こる温かさを、
ただ受け取る練習とも言えるでしょう。
自律訓練法の温感練習は、
「感じよう」とした瞬間に逃げていきます。
けれど、待つことを覚えたとき、身体のほうから、静かに応えてくれます。
この記事では、
チャクラの全体像を整理しながら、
第3チャクラが果たす役割と、自律訓練法の温感練習とのつながりを、
瞑想的な視点でわかりやすく解説していきます。
力を入れるのをやめたとき、自律訓練法は、あなたの内側で自然に動き始めます。

自律訓練法背景公式をヨガのチャクラをイメージしながら練習する|瞑想しながら身に着く自律訓練法:第1回

ヨガのチャクラの全体像

チャクラ場所意味対応する色
第1チャクラムーラーダーラー骨盤底安定 自信
第2チャクラスワディシュターナ下腹情熱 意欲オレンジ
第3チャクラマニプーラ集中 意欲黄色
第4チャクラアナーハタ調和 愛
第5チャクラヴィシュッダすがすがしい なめらか水色
第6チャクラアージュニャー眉間超越 静寂藍色
第7チャウラサハスラーラ頭頂の少し上自己超越 神聖 宇宙

背景公式のための第1チャクラと第2チャクラ

背景公式は心が、気持ちが落ち着いている状態。

まず心の平安を作り、その上で自律訓練法の練習を始めるのです

背景公式のあとに具体的練習として第1公式から第6公式があります

背景公式が深まれば深まるほど練習ははかどりますう

骨盤底の第1チャクラが大地に根を張りめぐらせ、下腹の第2チャクラが根本をどっしりとさせます

第3チャクラの役割

第3チャクラは腰の根っこにあります

意識する場所としては背中の背骨の根っこということになります

背骨を通じて骨盤から下腹にかけて形成されたどっしりした安定感と

たぎるようなエネルギーの塊が前進に運ばれます

第3チャクラとはエネルギーを運ぶ大通りの出発点です

あたかも体内に立ち上る火柱の発火点のようなものです

自律訓練法の温感練習と第3チャクラ

おしりから下腹あたりにたまったエネルギーを

腰の第3チャクラが手足に向かって火柱が立つように運ぶイメージをもちましょう

すると自律訓練法の温感練習の受動的注意集中がやりやすくなります

つまり

手足の温感は第3チャクラから炎の熱が届くのを待つということになります

温感練習は手の平にあるものを手探りで探す行為ではなくて

体の奥底にある熱が 手のひらに届くのを待つ行為なのだということです

まとめ

自律訓練法の温感練習は

自律訓練法の教本などで指示されるイメージ練習もあります

ももに乗せた手のひらがももの熱を感じるイメージや

足の先が足湯につかっていて暖かくなるイメージなどが代表例です

この場合、温かさは手や足の箇所で生まれることになるので

つかみ取りに行こうとすうる姿勢になりがちです

そうなってしまう人はこの第3チャクラを使ったイメージが有効な方法の一つに間違いありません

*動画でもご紹介しています

7つのチャクラの瞑想で身につく自律訓練法シリーズ

自律訓練法背景公式をヨガのチャクラをイメージしながら練習する|瞑想しながら身に着く自律訓練法:第1回

自律訓練法温感練習をヨガの第3チャクラで練習する|瞑想で身に着く自律訓練法:第2回

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