【瞑想台本:坐禅編】坐禅の科学的原理を知って自宅で坐禅をしましょう
心を落ち着け、ストレスを解消し 深い集中を得るために
日本では長い間坐禅が行われてきました
日本では 瞑想と言えば坐禅でした
今でも多くの一般の人がお寺に行って坐禅を体験しています
坐禅はまた海外でも根強い愛好者がいます
でも
まずはお寺などにいって作法ややり方を習得しないといけないから
ちょっと坐禅は敷居が高いと思っている人もたくさんいます
今回は坐禅の場をイメージしながら
坐禅の雰囲気 そのエッセンスを楽しみながら
自律訓練法に取り入れたワークについてご紹介します
目次
「坐禅と自律訓練法の動画」紹介
坐禅は、眼は閉じず、姿勢を正し、静かに呼吸を整え、
心気を穏やかにたもち、深く自分自身を見つめます。
“仏のいのち”を生きる自分に目覚めること、
といっても良いかもしれません。(永平寺ホームページより)
坐禅もまた広い意味で瞑想の一種です
さらに変性意識状態への扉のひとつでもあります
坐禅は千年を超える伝統があり その効果も長く伝えられています
そして実は坐禅と自律訓練法は根本的には同じ原理で人の心身に作用するのです
下の図をご覧ください
自律訓練法も坐禅も
どちらも変性意識状態=瞑想状態=自律性状態への
入り口の役割を果たしているのです
【天才への入り口】変性意識状態に入る方法|中に入れば潜在意識が勝手に問題を解決してくれる | 辻冬馬式コーチング (mentor-999.com)
そんな坐禅をイメージしながら自律訓練法をやってみると
また素晴らしい体験が待っています
坐禅への誘導音声のはじまり
ここから 実際に坐禅をしていきましょう
正式な坐禅には作法がありますので
ここでは 坐禅をイメージしながらの自律訓練法になります
最初に自律訓練法の導入練習でリラックス状態に入りましょう
それでは
これから 内なる世界へ旅をしましょう
今回は自律訓練法を坐禅のイメージで行っていきます
坐禅は、姿勢を正し、静かに呼吸を整え、
心気を穏やかにたもち、深く自分自身を見つめる行為ですが
ここでは坐禅の場にいることを想像しながら自律訓練法を行います
目は開けたままでも構いません
坐禅をはじめ東洋の瞑想は本来目を開けて行うものとも言われます
今日この場に来るまでに経験したこと
あるいは今日これから経験するであろうこと
すべてをいったんわきに置いて
あなたの意識はこれから
ゆったりとした生命本来の波の上に浮かびます
大きく深呼吸を3回します
1~3
気持ちがとても落ち着いている
気持ちがとても落ち着いている
これから坐禅の場をイメージしながら自律訓練法を行うことによって心身をニュートラルにしていきます
いろんな出来事によって変化した心を
ニュートラルにすることですべて元通りにしていきます
これで気持ちを落ち着けていきます
坐禅で自律訓練法の温感を感じる
ここから自律訓練法の具体的な練習になります
それでは
両手を足の上に置きましょう
肩の力を抜きましょう
肩の力をもっと抜きましょう
そうしたら
足が腕の重さを感じるようになります
そして手のひらが温かくなります
ここで両肩に意識を向けましょう
肩から肘に向かって温かさが 降りていきます
肘から手のひらに向かって 温かさが降りていきます
息を吐くと
肩から肘 肘から手のひらに向かって温かさが降りていきます
息を吸うと
手のひらから肘 肘から肩に向かって 温かさが上っていきます
ゆったりと呼吸をしていると
吐くたびに 温かさが肩から手のひらへ降りていき
吸うたびに温かさが 手のひらから肩へ上っていきます
これを5回繰り返します
次に
お腹に意識を向けます
お腹が温かい お腹が温かい
息を吐くと
お腹の温かさが両方の膝に降りていきます
膝から足の甲 足裏に温かさが降りていきます
息を吸うと
足裏から膝を通って お腹まで温かさが上っていきます
息を吐くと
肩から手のひらへ
お腹から足の裏へ
温かさが降りていきます
息を吸うと
足の裏からお腹へ 手のひらから肩へ
温かさが上って行きます
坐禅の雰囲気の瞑想・自律訓練法
ここから坐禅特有の雰囲気を味わっていくワークです
ここからは
禅の言葉に集中することで 瞑想を深めていきましょう
不立文字(ふりゅうもんじ)
叡智は文字や言葉で伝わらないことを示します
同様に自律訓練法で得られる感覚も
本来 体感するのみです
また あなたが知りたいこと
あなたが知らねばならないこと
仕事の上で、生きる上で
その究極の業も実は不立文字なのです
今 心と体であなたが必要な知恵を感じましょう
「(お釈迦さまの教えは、)文字で伝わるものではない」
という意味です。
「文字で伝わるものではない」という意味をもう少し詳しく説明すると、
お経の言葉から離れて、お釈迦さまのようにひたすら座禅をし、
からだで体験することで悟りを実感しなさい、ということです。
また、悟りの境地は言葉で説明することができない、
という意味も込められています。
不立文字は、達磨大師(だるまだいし)の教えである、禅をする上で、四つの大切な心得の一つです。
考えこんでしまい、手も足も出なくなること、ありませんか?
そんなときには言葉でなく、身体で実践することが大切、ということですね。
身心脱落(しんじんだつらく)
曹洞宗(そうとうしゅう)を開いた道元(どうげん)が
悟りを開いたきっかけになった言葉で、
「身体も精神も束縛から解き放たれること」
という意味です。
道元が中国へ禅を学びに渡っていたとき、
師匠が、座禅中に寝ていたお坊さんをしかりました。
「座禅をするのは身心脱落のためである。
居眠りしていては悟りを得られないぞ」
この師匠の言葉を聞いたときに、
突然ひらめいた道元は、悟りを開きました。
そして道元は師匠に「悟りました」と伝えるために、
「身心脱落」と言ったと伝えられています。
日々是好日(にちにちこれこうにち)
「過ぎたことを忘れ、一瞬一瞬を大切にして精一杯生き、よい一日にしなさい」
昔、中国に雲門というお坊さんがいました。
雲門は、修行している若いお坊さんに言いました。
雲門 「ここまでの15日間のことはお前に聞いたりしません。
その代わり、これからの15日間をどうするか一言で言ってみなさい。」
しかし、若いお坊さんは何も答えませんでした。
そこで雲門は自分の問いに自分で答えます。
雲門 「日日是好日」
まとめ
#不立文字 #心身脱落 #日日是好日 #自律訓練法 の練習は長く進歩がないとき、
モチベーションが低くなったり、退屈になったりします。
そこで切り口を変える練習方法をいろいろ考えることは、自律訓練法の習得に有効です。
今回は #坐禅 の場をイメージしながら行う自律訓練法の #音声誘導動画 です
坐禅は古来から連綿と続く瞑想術のひとつで
セルフコーチングの原型のひとつと言ってもいいでしょう
6分12秒から禅問答の瞑想タイムです。問答の間に30秒の隙間があります。
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