【奇跡を呼ぶイメージトレーニング】最高の効果をもたらす最難関なイメトレ法|自律訓練法黙想練習で瞼の裏に映画のような鮮明な映像を見る

2024年7月22日

今回は自律訓練法の中でも最難関ゆえに 経験者もほとんどおらず
そのため ほぼまったく一般には紹介されていない自律訓練法黙想練習をご紹介します
ここまでくるとヨガの瞑想を極めるようなものですが
自分の潜在意識から鮮明なイメージをもらうことは
あたかも神託を受け取るがごとく 力強く明確な人生の指針になるのです

自律訓練法の全体像はすごい

自律訓練法の全体像

自律訓練法と言えば、インターネット上のいろんなサイトや

ブログでもYouTubeでも 本や雑誌でも 基本練習である標準練習しか紹介されていません。(上図参照)

実際には基本練習のあと 

そこで作られた自律性状態をもとにした様々な応用技法があって

より大きな効果をもたらしているのです。

自律訓練法黙想練習は自律訓練法の中の秘儀とも呼ぶべきものです

自律訓練法黙想練習は自律訓練法の中でも極めつけの手法とも言えます。

自律訓練法の枠を超えて

イメージング、イメージトレーニングなどイメージを扱うすべてのものの中で

最高レベルの鮮明なメージを生み出す手法です

もちろん そんなイメージ技法だから練習手順はきっちりあるし時間もかかります

次のようなステップを踏んで練習していきます

前提として自律訓練法標準練習を完璧に近いレベルでマスターしている必要があります

自律訓練法黙想練習のステップ(本記事後半にて詳細紹介しています)
  1. 自律性状態で自然に見えてくる色を見る
  2. 見たい色を見る
  3. 見たい物を見る
  4. 抽象的な概念を映像として見る |平和 愛 幸福 試練 など
  5. 自分になじむ光景を見る |山からの眺望 水平線 美しい庭など
  6. 人物を見る
  7. 無意識に問いかけて必要な映像を見る

これらのものが閉じた瞼の裏に鮮明に見えるのです。
嘘みたいなほんとの話です。

なので黙想練習とは ずばりイメージを自由にみる練習です

最終段階の第7ステップでは
自由に見れるようになったイメージに
「質問をして答えを貰う」という潜在意識の究極の利用法です。

たとえば

「これから私はどう生きていけばいいか?」

と念じながら黙想練習をすると

白い服を着た老賢者が登場して答えをくれたりします

これは 体験している本人は神秘的に感じます

【神秘の丹光とその効果】第三の目が開くと「丹光」が見える|自律訓練法黙想練習の不思議な世界

ある意味神秘体験のようですが、医学的な臨床例のある根拠をもったイメージトレーニングです。

どんな仕組みでどんな状態だとそんなイメージが見えるかが

現代ではおおむねわかっていますが

何もわからなかった古代にこの体験をすると 神や精霊や天使が見えたと確信したと思います

イメージとは何か?

イメージとは何か?

ところで普段何気なく使っているイメージという言葉ですが

イメージってなんでしょうか?

改めて考えてみましょう。

自律訓練法の大家佐々木雄二先生によると

「イメージ」とは

過去の知覚的体験に基づいて現に目の前にないものについて描くことのできる、

具体的な知覚像(主として視覚像)のことを言う。

イメージ

わかりやすく言い換えると

目の前にないものを鮮明に具体的に思い描くことですね

目の前にないことを頭の中で思い描くというのは

当たり前に誰でもできることですが

それを体系的に強烈に行うのがイメージトレーニングです

イメージについての様々な考察

様々なイメージ

以下イメージについて心理学の世界で言われていることです

イメージとはなにか?様々な考察

参考 第35回日本自律訓練学会03より

◆「イメージの確認というのは、クライアントがイメージを通して、「自己」ないし「心的世界」 を実感的に洞察する過程」中村延江 桜美林大学

☞解説:イメージは自己が内面の絵になって登場するもの


◆「前意識的な領域(潜在意識や無意識)にあった漠然とした、ぼんや りとした感覚や感情が

しっかりと感じ取れることで気づきが得られる」中村延江 桜美林大学

☞解説:無意識にある自分では気づかない思考や感情が映像となって登場する


◆催眠状態では視覚的イメージが出やすい。イメージとは体験を材料に再構成した知覚世界。

 佐々木雄二 「自律訓練法の実際」より

☞解説:人は自分の体験から生きていくために必要な映像を組み合わせて 様々な世界を作り上げ登場させる  


◆催眠状態の深まりとともに、

 ①単なる光の輪郭や明暗としてのイメージからはじまり、

 ②その人の持っている考えや物事へのイメージへ発展し、

 ③そして不可思議な自分のものではなくなったようなイメージへとたどり着く

☞解説:潜在意識が持っている考えや気づきが映像となって登場する。潜在意識は自意識とは別の思考をするから、そのメッセージとしての映像=イメージは他人のもののように感じる!


◆無意識的精神活動が動き出すとき深いイメージが来る。無意識表出の一部としてのイメージを捕まえる。

☞解説:意識にとっては自分の外側からのメッセージに感じる。

      このようなさまざまな見解をまとめると

自律訓練法黙想練習とは
無意識の思考をイメージとして浮かび上がらせて、
それを普段の思考が受け止めたり解釈したりして
無意識と自意識との共同作業によって
新しい態度や価値観や思考を行動をもたらすようにするためのもの。
イメージをみるだけではなくて(それもたいへんですが)
それをどう解釈するかも同じくらい大切なんですね

平たく言うと起きたまま 意思の力で夢をみてそれを分析しているようなものですね

夢が語る潜在意識のメッセージ|夢占いも夢分析も潜在意識の解読です

自律訓練法黙想練習の具体的な練習のやり方

トランスフォーメショナルファンタジー

練習の土台

黙想練習はまず自律訓練法標準練習をマスターした上で
自律性状態(自律訓練法の達成状態)に入り、30~40分ほど行います。

鮮明なイメージは自律性状態に入って10分以上たたないと現れません

そこからが黙想練習の開始ですから。30~40分と言っても

実際に黙想練習するのは20分~30分ほどとなります

それはジョギングなどをして 有酸素運動を15分ほど経過したときあたりから

ランナーズハイになるのと似ています

自律訓練法標準練習とは世間で普通に紹介されている自律訓練法の基本のことです

手足がおも~い あたたか~い という練習ですね

【体験から語る自律訓練法】ストレスを解消して自律神経を整えるために|自律訓練法の仕組みと効果を全部解説

黙想練習をするにはその基本状態を完全にマスターするだけでなく

深くマスターする必要があり それはこんなレベルです

1.自律性状態に1分ほどでなれること。
2.横臥、リラクゼーション椅子、普通の椅子、いずれでもできること
3.周囲がざわついた場所でもできること

これくらいの熟達度ではじめて黙想練習に入れるのであり

自律性状態でないときにやっても まず効果はありません

具体的な練習手順

もう一度黙想練習の具体的ステップを整理してみますね

黙想練習のステップ   

①第1ステップ 自発的色彩心象視 色が見える

②第2ステップ 選択的色彩心象視 選んだ色を見る

③第3ステップ 具体物の心象視  物を見る

④第4ステップ 抽象物の心象視  平和とか幸福などの抽象名詞をイメージで見る

⑤第5ステップ 場面情動心象視   景色を見る

⑥第6ステップ 人物の心象視   人物を見る 制服などに規定される人が見やすい。

                 親しい人は逆に見にくい

⑦第7最終ステップ 無意識からの回答の心象視

        「これからの人生はどうなる?」などと質問すると回答がイメージになって登場する           

⑦の最終段階で
イメージから自由に様々な回答を得ることができるようになります。
現実の体験のようにリアルな記憶となります。

あまりにもマスターが困難な黙想練習

上に書いた黙想練習の結果は

確かにマスターすれば素晴らしい体験ができるのですが

あまりにも練習が困難なのです

最初の標準練習を毎日5分から10分をマスターするのに3~6か月ほど
黙想練習は 毎日30分以上を半年から一年練習が必要。

つまり

この最終段階である無意識からの映像に至るのに

ずーっと毎日長い練習を1年ほど続けなくてはなりません。

日常生活を送りながらマスターするのは

現実には不可能ではないかと思います。

そこで黙想練習の代わりにイメージストリーミングをやってみる

イメージストリーミングは
自律訓練法黙想練習の代わりになります
見えてくるイメージを言葉にしていくことで
イメージが奔流になるのです

自律訓練法黙想練習の肝心な点は

「無意識=潜在意識からの映像を鮮明に見る」

です

イメージストリーミングの場合は

「無意識=潜在意識からのかすかな映像を見てそれをリアルタイムで言葉にしていく」

です

私自身の経験からも 多くのクライアントさんの事例からも

効果は同じだと言い切れると思います

イメージストリーミングの練習がそのまま黙想練習にもなります

つまり

黙想練習をしながらその練習途中でも効果があるわけなんですね

参考:【イメージストリーミングの基本&効果】ウィン・ウェンガー博士が天才の研究から編み出した幻の心理学ワーク|わかりやすく解説します

参考:【イメージストリーミングの具体的な練習方法】潜在意識の知恵を引出し変性意識に入れる心理学ワークの練習方法を詳しく解説|動画解説付き

黙想練習についてはこんな風に言われます

・無意識の思考をイメージとして表出させて、それを 通常思考との共同作業によって新しい態度や価値観や思考を行動をもたらすようにする。

☞解説:右脳で見たイメージの意味を左脳で考える。そしてそのメッセージを自分の人生にあてはめて考える

こうした理由で私は、イメージストリーミングは自律訓練法の体系にも組み込めると思っています。

自律訓練法とイメージストリーミングは実は根っこが同じなのです!

まとめ

イメージというものは無意識からやってくるメッセージである!

自律訓練法黙想練習にはこの考えが根底にあります

そしてこれをマスターしたら瞼の裏側に鮮明な映像が張り付いたように見えるので

見えている間は 自分はおかしくなったんじゃないかと思ってさえしまいます

ただ マスターするには何年かかかるので

すぐに効果が出て比較的短期間でマスターできるイメージストリーミングの方が

実践的です

イメージの力をあなたもぜひ試してみてください

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