潜在意識で問題解決するためのイメトレのやり方|質問と答えの順番を逆にする心理学ワーク
自意識がわからないことも潜在意識にはわかっている。
今ではそんな事例がたくさん発見されていますね。
今回はこうした潜在意識と自意識の能力のずれを利用して
巧みにイメージから答えをもらうワークのご紹介です。
これをやると自分が気になるテーマについて的確なメッセージを受け取ることができます
呼び名は「質問を見ないまま先に答えを言うワーク」です
どんな方法なのか?さっそく見て行きましょう
目次
- 1 前提条件:潜在意識はすごいということ
- 2 具体的なやり方1|5枚以上のカードを用意してテーマを書く
- 3 具体的なやり方2|5枚のカードを裏返しにしてシャッフルする
- 4 具体的なやり方3|1枚のカードを選ぶ
- 5 具体的なやり方4|そのカードのイメージを10秒づつ3つ言う
- 6 具体的なやり方5|記録を聴いて解釈する
- 7 具体的なやり方6|カードを表にして質問を見る
- 8 具体的なやり方7|イメージの意味を解釈する
- 9 「質問を見ないで先に答えるメソッド」の実践的なやり方紹介です
- 10 質問を見ないまま答えるとはどういうことか
- 11 なぜこんなことをするのか?
- 12 イメージストリーミングについて
- 13 まとめ
- 14 動画で見たい方はこちらから
前提条件:潜在意識はすごいということ
高速で動くたくさんのカードに書かれた数字を読み取っていく実験があります
高速で数字の載った複数のカードを動かすと、
今目の前を通り過ぎたカードの数字がなんだったか?
わからなくなるものです。
ところが同じことをチンパンジーに行うと、見事に次々にあてます。テレビでその実験をやってるのを見ました。
人間の場合でも練習すると、目にもとまらぬ速さのカードに書いた数字がわかるようになります。
この原理は簡単で、右脳は視覚情報をまちがいなく受け取っているのですが、左脳がそれを認識できないのです。
目の前にパッとでたのが「3」らば、
右脳が3を見て0.3秒くらい後に
左脳がその「3」の映像を「さん」という言葉で認識します
このように言葉にすることで初めて「3」を見たという自覚が生まれるのですが、
次から次にカードが出てくると、早すぎて左脳が言葉にする暇がない!
なので見た自覚がしない!
だから今パッと出た数字がなんなのかわからなくなるのです
でも!
右脳は確かに見ているのです
この左脳と右脳の差を使って面白い心理ワークができるのです。
*右脳左脳のたとえはとてもわかりやすいので使っていますが現実にはもっと複雑になっています
具体的なやり方1|5枚以上のカードを用意してテーマを書く
はがきくらいかそれより少し小さめのカードを最低5枚用意します。
ここでは5枚で説明していきますね
そのカードに自分が気なるテーマや解決したい問題を記入します
たとえば
- お金
- 仕事
- 恋愛
- 健康
- 住居
と設定しておきましょう
こんな感じになります
具体的なやり方2|5枚のカードを裏返しにしてシャッフルする
文字が見えないように裏返します。そしてシャッフルして
どの項目がどれかわからなくなるようにします
トランプのようにくったり 混ぜ合わせたり
とにかくどれがどれかわからなくなるまで動かします
具体的なやり方3|1枚のカードを選ぶ
どれがどれかわからなくなったら、5枚の中から好きなカードを1枚選びます
それだけです
具体的なやり方4|そのカードのイメージを10秒づつ3つ言う
ここからイメージを見るワークです
1枚選んだら、スタート! えいっ! はい!
などのイメージ開始の掛け声を入れて
目を閉じて浮かんでくるイメージを見ます
ここで大事なことは3つのイメージを言うことです
ひとつのイメージにおおよそ5秒から10秒、イメージを言います
そして3つのイメージを記録しておきます
具体的なやり方5|記録を聴いて解釈する
イメージを記録したらワークが終ったらそれを聴きます。
イメージというのは夢のようなものだから
わずか10秒程度のものでも意外と忘れるものです。
3つのイメージを言うと
3つ目のイメージは覚えていても
最初のイメージは忘れることもありますし、細かなところは記憶がスルーするので録音しながらやりましょう
3つのイメージを聴き終わったら
3つに共通するエレメントを見抜きます
たとえば
1.ヨットが島に向かってすべるように走る映像
2.花瓶に花を生ける長い髪の女性の映像
3.雨が降っていて軒先からしずくがこぼれていて雨音が心地よい映像
を見たとします
この3つのイメージの共通点がわかりますか?
ずばり水ですね。
海の水、花瓶の水、雨の水
まあ、こんな風にイメージの共通点を見つけます

具体的なやり方6|カードを表にして質問を見る
いよいよカードに書かれたテーマ=質問を見ます
カードに何が書いているかは
イメージの記録が終わって解釈を始めたら好きな時にみていいです。
でも理想は解釈まで一度全部終えてから見ます
さてこのカードには
仕事と書かれていました
すると
仕事はどうなるのか?という質問に対して
質問を見る前に答えをイメージで見ていることになります
仕事はどうなりますか?
という質問を見ないまま、答えたのです
3つのイメージを見て
答えは水であると質問を見る前にわかっているのです
具体的なやり方7|イメージの意味を解釈する
解釈です
仕事の答えが水であるということはどういうことか?
あとは
これを考えて行くわけです
たとえば このとき転職か今の会社に残るかを悩んでいたとしてら
水に流して心機一転転職を示しているかもしれないし
なかなか思うように仕事がはかどらないときは水のように柔軟になろうとか
部下のマネジメントで悩んでいたら
水は低きに流れるということで一番すぐれたものは一番下に行くということを意識するとか
いろいろな局面にすべて対応して結論がでます
「質問を見ないで先に答えるメソッド」の実践的なやり方紹介です
【カード目隠し法を詳しく解説】「質問を隠したまま回答を先にする」と潜在意識が何を考えているかわかる!!
質問を見ないまま答えるとはどういうことか
このワークの原理はこういうことです
右脳は仕事が質問だと知ってる
カードをシャッフルしてもどこにどの質問のカードがあるか動きを追いかけて知っている
でも 左脳=私たちの自意識はどのカードがどれかわからなくなっている
なので潜在意識は
ちゃんと質問を知って答えとしてのイメージを出しているのです
だからあてずっぽうにイメージをしているように見えて
潜在意識においては仕事に対応したイメージをちゃんと見ているというわけです
右脳と左脳は脳の意識の奥底で手を握っているのですね
なぜこんなことをするのか?
このワークをやる理由です
なぜこんなまわりくどいことをするかというと
イメージを見るときに最初からテーマを知っていると
自我がどうしても願望や不安や欲目をもってしまう
そして潜在意識の純粋な思考を邪魔するのですね
自分の欲目や願望で色を付けたイメージを見ないことが大事なのです
上図ぼ黒の脳の絵には顔がありますがこれが自意識。
青の方には顔が消え純粋に潜在意識が動いています
こうやって自我=左脳の表面にはまったくわからにようにしておくことで
イメージはより純粋な形で潜在意識から来るので
より正確な答えを得ることができるのです
イメージストリーミングについて
イメージストリーミングについて。
イメージストリーミングは目を閉じて自然に浮かんでくるイメージを言葉にして記録して、あとで解釈を考えるというものです。
詳しくはこちら:【イメージストリーミングの基本&効果】ウィン・ウェンガー博士が天才の研究からあみだした心理学ワーク|わかりやすく解説します
それだけでもマスターしたら潜在意識のメッセージを受け取ることができます
参考:【イメージストリーミングの具体的な練習方法】潜在意識の知恵を引出し変性意識に入れる心理学ワークの練習方法を詳しく解説|動画解説付き
まとめ
いかがだったでしょうか
ちょっとややことしい手法ですが
「右脳はわかっているけど左脳はわからない」
「自意識には謎だけど潜在意識はわかっている」
そんな質問に対して
潜在意識が答えるワークの具体的なやり方をご紹介しました
イメージストリーミングを一人でやるときに
一番正確に かつ 脳の編集なしでイメージを見る手法がこれです
毎日5分もあればやれるワークなので頭の整理などにピッタリです
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