潜在意識の存在を証明したカリフォルニア大学の実験|潜在意識を自動操縦して生きる

2023年8月15日

スポーツでは1秒以下の短い時間で

瞬間的に次のプレイをどうするかを判断することがざらにありますね

たとえば野球でバッターがバットを振るとき

瞬間的にストライクかボールを判断して しかもカーブかストレートを判断して

それを打つわけです

瞬間的な動作をいちいち考えてやることはできないから

体が勝手に反応できるまで たくさん練習するわけです

今回はこういう頭がついていかない体の仕組みこそ

潜在意識の凄さを示しているのだということを

カリフォルニア大学の実験をご紹介しながら考えてみます

体が自然に動いた!は本当か?

体が勝手に動く

野球に限らず テニスもサッカーも柔道も剣道も
多くのスポーツで選手は膨大な練習を繰り返して 必要な動作を体で覚えるようにしますね

そして試合後の勝利インタビューなどで

「体が自然に反応しました」

という言葉がよく聞かれます

でも現実には体が覚えているわけではなく やっぱり脳が覚えているわけです

体が勝手に反応しているのではなく やっぱり脳の指示で体が動いているのです

そうなると脳の指示はいつどうやって行われているのか?

となるのですが

このことを証明したカリフォルニア大学の実験があるのです

なお 心理学の正式用語では「潜在意識」ではなくて「無意識」ですが

この記事では潜在意識と表記します

「人間の行動は潜在意識が決めている」を証明した実験

心理学, 精神, マスク, ワイヤーフレーム, 顔, 潜在意識, 精神分析, 頭, 知覚, アイデンティティ

https://news.yahoo.co.jp/articles/d41f6dfbf4c7bcc4c136db2aa915e5cec8c05e48より

カリフォルニア大学サンフランシスコ校、神経生理学教室のベンジャミン・リベット教授が行った衝撃的な実験を紹介しましょう。

 これによりどう行動するかは 私たちの意思ではなくて無意識が決めているのだとわかります。

実験の内容

1.被験者の脳に電極をあてておく

2.指を曲げようと意識した瞬間の脳の電極反応をチェックする

3.指よ曲がれと脳が筋肉へ指令を出した瞬間の脳の電極反応をチェックする

目的:曲げようと意識した瞬間」と「脳が曲がれと筋肉に指令を出した瞬間」はどっちが早いか確かめる

常識では「意識が指を曲げる」と決めた後で指が曲がるはず

私たちの常識で考えると
まず 指を曲げようと意識した瞬間 の電極反応があり
次に 指よ曲がれと脳が筋肉へ指令を出した瞬間 の電極反応が起こるのですよね

私たちは下の図のような順番で行動すると思っていますね

自意識が曲げようと決めるから指は曲がる

でも 多くのスポーツの瞬間的なパフォーマンスは

考える暇もないくらいの高速で行われていますよね

瞬間的に体が反応するスポーツの世界では

「いい球だ、よし打とう、バットを振れ、ボールに当てろ」

みたいな思考をする暇はないのです

実際には考えるより先に体が動いている

この実験結果では
自分が「指を曲げよう」と意識するよりも、
平均で0.35秒前に、
筋肉への指令、つまり脳の活動が始まっていたというのです。  


なんと、意識で感じるよりも、無意識下の指令の方が、先行していたのです。  

潜在意識から筋肉に直接指令が行く
指を曲げる行動の仕組み

1.無意識が指を曲げると決めて 指が曲がる

2.無意識が指を曲げると 後から自意識に教えてくれる

結局指を曲げるという行為は 無意識が決めているのですね

では私たちの意思は何をするのでしょうか

意思が指を曲げると決めるから曲がるのではないのか?

この実験はそうではないと示しています

無意識が直接指を曲げる

無意識は指を曲げると決めた後で 事後報告で私たちの自意識にそのことを伝えているのです

私たちの意識は 潜在意識が決めて行動した結果を

後から言葉で追認している装置に見えてきますね

まるで前の日の出来事がまずあって 翌日それを文字で伝える新聞のようです

まず新聞記事があってそれからその出来事が起こることはありえないように

実はまず思考があって体が動くのではなく 潜在意識が出来事を作り自意識が言葉にしているのです

自意識の潜在意識への役割に過ぎない衝撃の事実

上の実験をもとに自意識の役割を考えると次のようなことになります

まずこれまでは自意識こそ心身の支配者でした

それはこうなります

自意識がコントロールしているモデル

自意識が体を動かしたり日常の習慣行動をしたり 記憶を呼び起こしたりと

すべてコントロールしています

そしてそれらを達成するために潜在意識からエネルギーをもらうというモデルです

だいたいこんな図のモデルで意識は捉えられています

しかし 実験結果は次のようなモデルを示唆しています

潜在意識がコントロールしているモデル

潜在意識がすべてをコントロールして

自意識は運動や習慣や生理作用と同列の機能しかもっていない

one of themの役割を果たしているに過ぎないということです

そしてその役割とは出来事を時系列に編集するというもの

心身のシステム全体からみると

私が私であるためのこの自意識はひとつの機能に過ぎない!

しかしながら私が私であると感じるこの感覚は絶対のものですから

自分がつまらないものになったわけではありません

あくまで 心身の総合的存在として 私が思っている以上の大きな存在の

一部なのだということです

だからこそ潜在意識を動かすことが大事

潜在意識

長い間

無意識は大いなるエネルギー源で動力源ではあるけど

それをどう動かすか?どう利用するか?

それについては わたしたちの自意識が決めることだとなってました

つまり

無意識が従業員で自意識が社長という形でした

でも紹介した実験では 

無意識が社長で自意識が社員だとなったのです

これについてさらに別の角度から行われた実験をこちらの記事でご紹介しています

潜在意識が何を考えているかを知ると人生が変わる|慶応義塾大学前野教授の講義ダイジェスト

まとめ

このように無意識が決めて無意識が行動するという新たな行動モデルを考えると

私たちはより一層無意識を重要視して

その思考を読み取りその自動操縦的な機能を使いこなすことが大事になってきます

特に無意識の思考をリアルに読み解く方法はあまり発信されていませんが

イメージストリーミングはリアルタイムにそれを知る手段でもあります

仕事や人生を無意識の自動操縦にゆだねていくというのが

これからの行動の奥義なのかも知れません

無意識の思考を読み解くためのメソッド

イメージストリーミングの基本&効果】ウィン・ウェンガー博士が天才の研究からあみだした心理学ワーク|わかりやすく解説します

【体験から語る自律訓練法】ストレスを解消して自律神経を整えるために|自律訓練法の仕組みと効果を全部解説

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