デールカーネギーの教えは知ったその日から役立つ|カーネギーの『道は開ける』からまとめ記事
デールカーネギーと言えば日本でも
『人を動かす』『道は開ける』の二つの本がとても有名で人気があります
私も2冊とも愛読書であり何度も読んできましたが
今回は個人の心の持ち方について書かれた『道は開ける』から
私がとても感銘を受けた部分を抜粋してご紹介します
◆今日一日の枠のなかで生きる知恵
今日一日の枠の中で生きよう
道は開けるの最初の章で紹介されている考え方=知恵です。
どんなに大変なことが続けざまに起こる大変な日であっても
今日ですべて解決するなら人はがんばれます
ということは
今日一日に限って言えばたとえ解決しなくても何とかやっていけるということです
その代わり未解決の問題を抱えて一日を終えるので心のテクニックが必要です
今この時 何もすることができない昨日と明日のことを考えないこと
今日一日 今この時 にだけ集中すればなんとかやっていける
この考え方はマインドフルネスの走りとも言えますね
最後のあたりでカーネギーは次の言葉を紹介して締めています
過去と未来に挟まれて 昨日の続き 明日の前触れとしての今日ではなく
常に新鮮な今この時が今日であるということを意味します
賢者には毎日が新しい一日である
「今日一日の枠の中」で生きるための5つの自問自答|デール・カーネギーの教え
◆確率論で安心を得る
今日一日の枠で生きようと思ってもついつい未来を考えてしまい
不安や心配になったりします
何かよくないことが起きるんじゃないか 起きたらどうしょう
人間は本能的にこんな風に考えてしまいがちです
大きな仕事を失敗するんじゃないか 会社を解雇されるんじゃないか
会社をやめて起業しても失敗するんじゃないか 転職できないんじゃないか
こういう気持ちになった人向けに
本の中ではアメリカ海軍の水兵に向けたエピソードが紹介されています
それは 自分の乗艦している船が撃沈され命を落とす確率を海軍が細かに計算したデータです
結果として死ぬ確率はとても低いのでむやみに怖がることはやめようとなっているのですが
私たちの心配事もそれが起きる確率はとても低いのですが 心はだいたい1/2の確率で起こるかのように感じています
【賢者の知恵】災いが起こる確率を考えるどんなことも実際にはほとんど起こらないから不安が消える|デール・カーネギーの教え
◆レモネードを作ってトラブルを乗り切ろう
さて 今日一日の枠で生きて 心配事を締め出す
それでも心配事が頭にはびこるならそれが起こる確率のあまりの低さを知って心を落ち着ける
というロジックで考えてきましたが
しかしそれでもネガティブな出来事は起きるものです
自分のせいではないことが原因のときもありますし
自分の知からでは防げないもの 災害や会社の倒産、病気などにより
困ったことになることもあります
そんなときは割り切ろうと明るくカーネギーは語っています
運命がレモンをくれたら それでレモネードを作ろう
自分の心のベクトルがしっかりと前を向ていたらこんな態度でいることができます
過去は変えられない 過去を原因として現在がある
その現在 今ここでできることをしょう
ということでもあります
会社と仕事でつらい状況に追い込まれたら思い出そう|デールカーネギーのレモンの教えとは?
◆悩みを解決するための4つの質問
さて人間は生きている限り無数の悩みに遭遇します
仕事をすれば仕事の悩みが起こります
そんな時 4つの質問をすることをカーネギーは勧めています
- 私は何を悩んでいるか?
- それに対して私は何ができるか?
- その中から何を実行しようとしているか?
- いつから実行するか?
これをノートに書いてみると
もやもやしていた気分がすっきりして
心を覆う心配事に対して
明確な作戦ができます
そして困ったなあという悩みではなく
どうやってその行動をやり抜くかという思考に切り替わるのです
これは的確なセルフコーチングのいい例でもあります
「人を動かす」のデールカーネギーが教える仕事の悩みを解決するためのシンプルな方法
まとめ
今回はアメリカの有名なモチベーターであるデール・カーネギーの 基本的な考え方をご紹介しました
これらの知恵は知ったその日からすぐに応用できるのものであると同時に
効果も必ずあります
ぜひ 試してみてはいかがでしょうか
ディスカッション
コメント一覧
こんにちは。
最近、不幸があり、気付くといろいろ変なことを考え困っていましたが、
>今日一日に限って言えばたとえ解決しなくても何とかやっていける。
そう考えると心が楽になりました。
ありがとうございます。
コメントありがとうございます。
今日一日の枠の中で生きよ
は
私自身 たいへんな時期を乗り越えるときには呪文のように唱えた言葉です