「人を動かす」のデールカーネギーが教える仕事の悩みを解決するためのシンプルな方法
デールカーネギー をご存じでしょうか。
彼の「人を動かす」は全世界で1500万部、日本で400万部も売れたそうですが、もうひとつの「道は開ける」も日本で200万部売れたとのこと。
道は開ける は 主に、困難に陥ったときに取るべき態度、気の持ちようについて教えてくれます。
むずかしい理屈は一切なく、実際に彼が見聞きした人たちの 体験と人生訓がとてもわかりやすく紹介されています。
文字通り智恵の宝庫になっていて、たくさんのアイデアがあるのですが、今回は仕事中の問題解決の方法をご紹介します。
カーネギーの仕事の悩み解決方法
さて カーネギーの提案はとてもシンプルです。
- 私は何を悩んでいるか?
- それに対して私は何ができるか?
- その中から何を実行しようとしているか?
- いつから実行するか?
この質問にひとつづ丁寧に答えて行きます
たとえばあなたが営業担当で 売り上げをどう伸ばすかを悩んでいるとしたら
1.私は何を悩んでいるか?
➡売り上げが伸び悩んでいる
2.それに対して私は何ができるか?
➡新規訪問先を増やす 既存顧客への定期訪問を増やす 提案方法を改善する もっと知識をつけてプレゼンの確度を上げる
3.その中から何を実行しようとしているか?
➡現状では既存顧客の定期訪問が一番大事で効果があると思う
4.いつから実行するか?
➡準備期間をとって7日後から。
という風に
結構自分で答えを見つけることができるのです
つまりこの4つの質問は
答えを出すためのフレームワークになっているのです。
なのでこれはセルフコーチングのための質問にもなっていますね
この方法を使うときに効果的なのが
答えを紙に書くことです
書くだけでも頭が整理されるものですが
優れた質問に沿って答えを書いていると解決策が見えてきます
カーネギーの質問に答えて対策を一つを選んだら
もうやっぱりあの方法にしとけばよかったと決して思わず
いったん結果がでるまで熱中してやること
迷っているより 間違った方法でもやった方がいいのです
デール・カーネギーの仕事の問題解決法
次に似てはいるものの
仕事の悩みの解決というネガティブな気持ちの解消ではなく
仕事の問題解決という前向きな取り組みのための質問のご紹介です
仕事上の問題が発生したら次のように自分に問いかけるようにと
カーネギーは紹介しています
1.問題点は何か
2.原因は何か
3.解決策は何があるか。どんなものか。
4.望ましい解決策はどれか。
前述の悩みの解決の質問は
でしたから微妙に違うのがわかると思います
悩み解決で使ったテーマは売り上げが伸びないという悩みでした。
今度はそれを前向きなテーマに変えて考えます
1.問題点は何か
仕事上の事務処理上のミスが多発する
2.原因は何か
そもそもやる気がない/手帳できちんと管理できていない/細かい業務などはノートに書いてそのままメモを見ないこともある/長期タスクを管理するノートや手帳がない/ストレスが多くて集中力がなくなっている
3.解決策は何があるか。どんなものか。
タイムマネジメントの勉強をする。デジタルでも紙でも自分に最適だと思われるものを選んでまずは使ってみる/ストレス過多の状況をなんとかするために週に一度瞑想教室に通う/将来設計が特になく仕事へのモチベーションが低いから目標を何か立てる
4.望ましい解決策はどれか。
瞑想に通いタスク管理を早急に学ぶ
悩みの解決と仕事上の問題解決は個人レベルではかなりかぶりますから
8つの質問に答えてもいいですね
いずれにしてもこういう風に質問に答えていくといろいろアイデアが出るし
その中のひとつをやっていけば解決に向かって大きく前進するし
解決もしていくでしょう
まとめ:デール・カーネギーは今この場から役立つ手段を教えてくれる
カーネギーの最大の魅力は
方法がとても簡単でありながら効果があること
なにより いまこの場から始めることができるシンプルさですね
だから
あんまり簡単すぎてあっけなかったでしょうか。
最後に加えると
カーネギーは答えは必ず紙に書くこと!
と言ってます
頭の中で漠然と考えてもすぐに忘れるし実行されることもありません
紙に書いてみる
あなたもぜひ
試しに今の心配事や悩みに対して応用してみてください。
最初にやることは、紙とペンを用意することです
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