【賢者の知恵】災いが起こる確率を考えるどんなことも実際にはほとんど起こらないから不安が消える|デール・カーネギーの教え

2021年9月13日

何となく不安があって、会社に行くのがつらかったり、人に会うのが億劫になったりしませんか?不安というのは自然に消えることもあるけどしっかり根をはることもあります。今回は不安になったら、逆にそれがほんとうに起こる可能性を考えて気を楽にする方法を、お話したいと思います。

世界は確率で作られている

確率

たとえば地震の予測なども
「今後30年のうち70%以上の確率で」 などと表現しますし
生命保険の保険料なども 人の死亡率の確率をもとに計算しています

そんな意味で

あなたが今 何かの不安を感じているとしたら

それが起こる可能性を確率で考えてみるのは 精神衛生上とてもいいことです

起こってほしくない出来事が起こる確率を考える

これは
その出来事が起こってしまう確率を冷静に考えてみようという発想です

たとえば

今度の大きな仕事で大勢の前でのプレゼンをまかされたけど不安に思っているとします

だいたいこんな不安が頭をよぎるでしょうか?

  • 失敗したらどうしょう、
  • 質問に答えられなかったどうしょう
  • 空席だらけならどうしょう 、
  • パソコンがちゃんと動かず資料を映せなかったらどうしょう

こんな不安を持ったらいけないと 頭の中で消そうとしても逆効果

絡まりながら大きくなっていきます

なのではっきり紙に書いていきます。

失敗する確率を冷静に考えると・・・

うちの会社がこのようなプレゼンをやるときには70~80%はまずお客さんが来る

質問には想定問答は頭に入っており、それ以外の質問が出る確率は10%もなく、出たとしても完全に答えられない質問がでる可能性は低くどうしても回答できないときは改めて回答するむねを丁寧に伝えればいい

パソコンが動かない事態は1%程度であり、最悪はスタッフの人のパソコンを使えばよい、それも使いないことはない。

という風になっていくので 不安の原因はなくなります。

とんでもない事態になる確率はもしあるとしてもたぶん1%未満ということになり

そんなことは起こってから対応すればいいと開き直ることですね

災いを克服する

アメリカの水兵の話~デール・カーネギー「道は開ける」より

アメリカの「人を動かす」で有名なデール・カーネギーさがこんな事例を紹介しています。

第二次大戦中にアメリカ海軍の水兵には

ハイオクガソリンを満載したタンカーへ乗船勤務があって 嫌がられていたそうです

もし敵の魚雷が船に命中したら ガソリン満載だから一気に大爆発をしてしまい

命が助かる見込みはない

そうみなが思って 乗船命令を受けた水兵たちは意気消沈していたのだとか。

そこで海軍はあるデータを公表しました

魚雷攻撃は確かに時々受けてしまう

だがガソリンの影響は思ったほどはない

これまでのデータから次のことが言える

データから言えること

100隻が魚雷攻撃を受けたとしたら

沈む船は40隻です(60隻は沈まない)

沈んだ40隻のうち10分以内に沈没するのは10隻です

10分あればどこにいてもまず脱出できるので命は助かります

残り10隻も魚雷が当たった場所や船底にいない限りは

たいてい脱出することができる

つまり

タンカー勤務で魚雷攻撃を受けたときの死亡率は5%程度です

そしてそもそもすべてのタンカーが被弾するわけではないので

タンカー勤務で命を落とす確率は1~3%程度です

こうして水兵たちは過度な心配をすることなくタンカー勤務に励むことができたと言います。

まとめ:本当の解決には引き寄せの法則が一番

このようにそれが起こる確率を冷静に考えると
ほとんどの事は、 それほど高い確率では起こらない
気持ちが先走って不安を作り出しているケースが大半だと気づきます

もちろん数%の確率は残るのですが

この世のすべては禍が起こる可能性をもっています。

それは飛行機事故を心配して飛行機に乗らずに車を使ったとき

車が交通事故にあう確率の方が飛行機事故のよりも確率的には多いのだということ

が示しています

飛行機は気になっても車は気にしない人がほとんど

せんじ詰めれば気の持ちようなんですね

なので最後に大切なのは
それでも起こってしまうときは しょうがない その時考えようという

開き直りかもしれません

開き直れない人が開き直るためには

日々のこころのトレーニングが必須となります

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