【傾聴の癒しの力】コーチングを超えた究極の効果!|ヘッセのシッダールタとエンデのモモにあった実例

2023年3月31日

誰かに話しを聞いてもらって気持ちが落ち着いた経験はないですか?
特に何かアドバイスをもらったり 慰めの言葉をかけてもらったりしなくても
ただ 聞いてもらうだけで 人はなぜか癒されるものです
今回は そんな聞いてもらうことからの癒しの効果のついて深く考えていきます
コーチングではこの現象を「全方位的傾聴」と呼びます
【コーチング傾聴の奥深い心理学】1on1で聴いてもらうだけで問題が解決し勇気をもらうコーチングの奥義
ここでは有名な文学作品の中に登場する傾聴のパワーの実例をご紹介します
ヘッセの『シッダールタ』とミヒャエル・エンデの『モモ』です

ミヒャエル・エンデ『モモ』に登場するモモの傾聴のパワー

エンデの有名な作品『モモ』の中にはこんなくだりがあります
主人公の家なし子モモのところには、様々な人が訪れます。
困ったことがあったらモモのところにいってごらん、と近所の人は言います。
しかしモモが何かアドバイスするなんてことはありません

彼女はじっと坐って注意深く聴いてるだけです。その大きな黒い目は相手をじっと見つめています。
すると相手には
自分のどこにそんな(素晴らしい)ものが潜んでいたのかと驚くような
考えがすうっと浮かび上がってくるのです。
モモに話を聞いてもらっていると 
急に自分の意思がはっきりして来ます。
急に目の前が開け勇気が出てきます。
希望が湧いてきます。

『モモ』ミヒャエル・エンデ著大島かおり訳

モモのような存在が

身近にいる人は素晴らしい体験ができますね

ヘルマン・ヘッセの小説に登場する「傾聴」の癒しの力

この傾聴の癒しの効果を示すものとして、
私はよくヘルマン・ヘッセの小説『シッダールタ』の一節を紹介しています。

「この傾聴者(聞いてくれる人)に自分の心の傷を示すのは、

傷を川にひたし 川と一つにするのと同じことだ」

シッダールタは思った、

「自分の話を傾聴しているのはもはや人間ではない、

身動きもせずに傾聴しているこの人は、

木が雨を吸い込むように自分の悲しみと後悔を吸い込んでいる。

身動きもせぬこの人は川そのものであり、神そのものであり、永遠そのものであった・・・」

彼は傾聴者になりきり傾聴に没頭していた

シッダールタは耳を澄ました。

彼は傾聴者になりきり、傾聴に没頭しきった。

ひたすらに吸い込みながら。彼は今や傾聴を究極まで学んだ。

ヘッセ「シッダールタ」高橋健二訳

傾聴というのはしゃべる側にとって大いなる癒しになる、

しゃべるだけで癒されるということなのであり、

加えて

しゃべるうちに多くの気づきを得るものである、

そのようにヘッセも書いているわけです。

たとえば 大自然の中に入ることも
自然から傾聴してもらっているのですね。
山に入り川のせせらぎを聞いたり
海にいって波の寄せては返すさまをただ眺めていたりすると、
自然は何も語らないのに、
人は多くの癒しと気づきを得ることができます。

傾聴を極めると

それは聞き方の技術ではなく

コミュニケーションの技術ですらなくなり

人格の問題となるのです

なのです

まとめ

いろいろな癒しがあります

ヒーリング音楽を聴いたり瞑想したり 自然の中に身を置いたり。

そんな中に 今回ご紹介した 深く傾聴してくれる人にひたすら聴いてもらう

というのを付け加えましょう

誰かが 全方位的にあなたの話を聞いてくれるとき

あなたはただ それだけで癒されるのです

それはその人から 肯定と安心と信頼の波動がやってきて

それをあなたの潜在意識が感じているからの他なりません

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