【コーチングの傾聴力】相談したくなる人や 話しを聞いてもらいたくなる人に必ずある共通点

2021年9月8日

相手の話を丁寧に聞く姿勢こそ素晴らしい態度だと言われます。
この傾聴という技法は
会社で部下とコミュニケーションをとるときに
非常に有効であると注目されています。
ほかにも
夫婦間、友達との間、仕事上のクライアントさん、
などあらゆる人間関係に傾聴は有効です
今回はコーチングでの傾聴をご紹介しながら
傾聴の深い効果についてお話します

コミュニケーション力は会話力よりも傾聴力が大事

私たちの悩みはすべて人間関係だということもできます。
人間関係=コミュニケーション ですね

恋人との喧嘩 離婚 子供の登校拒否 夫の浮気 

上司が嫌い・怖い あのお客さんは苦手 友達がいない

みなコミュニケーションの問題です

仕事がうまくいかない 営業成績が上がらない アイデアが思いつかない 就職がうまくいかない

会社をやめたいけどどうしていいかわからない

これらは個人の問題でもありますが

有効なコミュニケーションを発揮して学ぶ姿勢があればたいていは解決するので

コミュニケーションの問題の一種として考えることができます

だからコミュニケーション力をアップすると

人生全体のクォリティーがアップするのです

そのたまに「傾聴」という技法があるのです

コーチングで傾聴が一番大事な理由

「傾聴」という言葉を最近よく目にします
企業研修でも重要なこととして伝えれているし
転職や採用面接でも大事なこととされています

コーチングやカウンセリングなど、1対1で話をする場面では傾聴はとても大事です

中でもコーチングでは最重要なこととして

傾聴を位置づけています

コーチングの傾聴には3種類あります

内的傾聴

相手の話を 確かに真剣に聞いているのだけど 

その話を聞きながら どう返事をしようかとか

えっ?それはおかしいとか

なるほど 自分もそうかもなあとか

聞きながら自分が反応している状態です

相手のためというより自分のための傾聴です

部下の話を聞きながら上司が

それではだめだろう、と心の中で思ったりすることもそうですね

よく相談をするとすぐに自分の意見ばかりしゃべる人がいますが あれもそうです

集中的傾聴

これは相手のために相手の話す言葉に集中した状態です。

なので自分の意見を言ったり相手の話を

批判的に聞くこともありません。

誠実であり相手の話をとにかく聞くという姿勢もいいですね

部下の話を聞き、その言葉を受け止めて「そうなんだ、がんばろう」

と上司がいうようなシーンですね

全方位的傾聴

これが傾聴の最終ステップです。

相手の話を丁寧に聞くだけはなく、

相手の話を聞いているその時その瞬間、

そこにあるすべてに注意が注がれている状態です。

具体的に言うと、
周囲の物音や気温、相手が発する言葉以外のもの。
伏目勝ちな表情とか、なんとなく悲しそうな雰囲気とか、声のトーンとか、
言葉以外に発しているすべてのものを聴き取る、読み取る
そんなコミュニケーション能力が 全方位的傾聴です。

もともとこういう傾聴力をもってる人って仲間内とかで信頼されてますよね

あの人と話すと落ち着くとか、元気がでるとか

こういうことを自然にやっているわけです

会社などでは、部下がやることをちゃんとやったという報告を受けながら

やりがいを感じていない、やめたがっている、まで読み取りながら会話する上司です

あまりいませんがこういう上司は信頼されています

人は話を聞いてもらうといろんなことに自分で気づく

傾聴には主に2種類の効果があります
ひとつは、全方位的傾聴までいくと聞いてもらう安心感、癒し、元気がもらえる、などです。
もうひとつは
誰かが聞いてくれていたらしゃべりながら、人は正しく自分を見つめることができます。

対話をすると勝手にいろんなことに気づくんですね

友達と話していても アイデアを思いつくことがあるんじゃないでしょうか

しかも相手の言葉で思いつくのではなくて

自分がしゃべることで自分が気づく ということがよくあります。

自分の言葉で自分が気づくこと。これもコーチングの大きな効果です。

たとえば営業成績の上がらないAくんと上司

上司 なるほど。20件プレゼンして結果はでなかったけど プレゼンには慣れて商品知識はばっちりになったんだね?

Aくん はい、20件の資料を作っていると作り方がわかってきて、商品知識も自然についてきました。あっ!そうか!!プレゼン資料を作るプロセスをその言葉にすれば、お客さんに一番わかりやすいプレゼンになるんだと今気づきました。

誰かと会話すること、対話すること、おしゃべりするとき、頭の中では自問自答しています。

上司でもコーチでも相手がいると

自問自答がとてもすすむんですね

そして相手の質問を考えることによって、
そしてそれについて話すことによって、
普段は意識の表面には出てこなかったいろんな考えにも気づくのです。
自問自答を促進するブースター、それがコーチングと言えます。

傾聴には癒しの力がある

傾聴の種類の振り返り

傾聴は
内的傾聴➡集中的傾聴➡全方位的傾聴へと進化していきます。

内的傾聴は聴くほうが自分の心の動きに囚われています

集中的傾聴は聴く方が相手の発現や態度に集中しています

全方位的傾聴は、その場のすべてに意識を払いながら聴いていきます

ヘルマン・ヘッセの小説に登場する「傾聴」の癒しの力

この傾聴の威力を示すものとして、
私はよくヘルマン・ヘッセの小説『シッダールタ』の一節を紹介しています。

「この傾聴者(聞いてくれる人)に自分の心の傷を示すのは、

傷を川にひたし 川と一つにするのと同じことだ」

シッダールタは思った、

「自分の話を傾聴しているのはもはや人間ではない、

身動きもせずに傾聴しているこの人は、

木が雨を吸い込むように自分の悲しみと後悔を吸い込んでいる。

身動きもせぬこの人は川そのものであり、神そのものであり、永遠そのものであった・・・」

彼は傾聴者になりきり傾聴に没頭していた

シッダールタは耳を澄ました。

彼は傾聴者になりきり、傾聴に没頭しきった。

ひたすらに吸い込みながら。彼は今や傾聴を究極まで学んだ。

ヘッセ「シッダールタ」高橋健二訳

傾聴というのはしゃべる側にとって大いなる癒しになる、

しゃべるだけで癒されるということなのであり、

加えて

しゃべるうちに多くの気づきを得るものである、

そのようにヘッセも書いているわけです。

たとえば 大自然の中に入ることも
自然から傾聴してもらっているのですね。
山に入り川のせせらぎを聞いたり
海にいって波の寄せては返すさまをただ眺めていたりすると、
自然は何も語らないのに、
人は多くの癒しと気づきを得ることができます。

傾聴を極めると

それは聞き方の技術ではなく

コミュニケーションの技術ですらなくなり

人格の問題となるのです

まとめ

話を聴く。

これだけのことがとても奥深いものなんですね。

人間って自分が認めれたり
気にしてもらえたりするだけで
変わるエネルギーを持っています

自然の傾聴はすごいのですが

ただ完全に無言なので

コーチの質問がそこに入るとより効果があります

「あなたはどんな人生をおくりたいですか」

こんな根本的な質問に自分の言葉で答えていくと

実に多くの気づきが得られます

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