大脳のネガティブ情報から自律神経を守る自律訓練法の生理的仕組み|なぜ心が癒されていくのかわかります

2022年5月26日

自律訓練法をご存知でしょうか?

全身がポカポカ温かくなっていき

まるで自分のからだが優しい存在に包まれているような感覚になります

身体が果てしなく消えてゆき 意識だけがプカプカ浮かんでいるかのような気持ちのよさ。 

その状態にあるときは怒りもなく 焦りもない

睡眠よりも深い休息に入っていながら意識はある。

怒りはあるはずなのに感じない

自律訓練法をマスターすると心身がそんな状態に変化するのです

自律訓練法の成り立ち

自律訓練法は今から約100年前にドイツのシュルツ博士が編み出したものです
身体を自律神経だけが動いている状態に変化させるための練習方法です

自律訓練法が誕生したのは

100年前の次のような事情からでした

医師たちは心身症の治療のために深い暗示を与えることが有効だとわかってきました

暗示を受けて「もう大丈夫」「心配ない」と患者の心を安全な方向に誘導していたのです

医師たちは患者に深い暗示にかけるために催眠術を利用していました

患者に催眠術をかけて そのうえで暗示の言葉を投げかけていました

ところがやがて 暗示の言葉を与えなくても

催眠術にかかることそのものが効果を発揮するとわかったのです

しかし医師が毎日患者を巡回して催眠術をかけるというのはあまりに煩雑で非現実的でした

そこで催眠術にかかったときの体の状態を シュルツ博士はインタビューしてききまくり

手足が温かくなりお腹が温かくなり額が涼しくなり呼吸が深くて楽だということを発見しました

そしてそうなるための手順書としてまとめられたのが現在でも通用する

「自律訓練法」なのです

*詳しくはこちらをご参照ください

【体験談で伝える自律訓練法】ストレスを解消して自律神経を整えるために|自律訓練法の仕組みと効果を全部解説

自律訓練法の一般的な効果

自律訓練法を毎日やるといろんな体の不調までもが治ったりします。

イライラがなくなり 緊張がやわらぎ

自己肯定感が増し 精神的苦痛も薄くなり

静かな深い集中を得られますので

心身症ではない一般の人にとってもとても役立つメソッドです

 自律訓練法の効果の仕組みを脳モデルで考える

下図は筆者の書いた一般的な脳モデルの絵です

思考をつかさどる大脳が

生命維持をつかさどる脳幹部を覆っていますね

そして間脳の中に全身の自律神経の束があります

この自律神経の束<間脳<大脳の順番でおおわれていることが

私たちの人間のストレス状態を作る原因でもあるのです

間脳がポイントです

脳幹部は大脳に近い順に
間脳→中脳→橋→延髄→脊髄
となります

よく耳にする「自律神経」ですが

その中枢、全身の自律神経が収束する元締めの場所は

間脳の中の視床下部(上図の緑部分)にありますので

自律神経は間脳がコントロールしているとも言えますね

さらに間脳は

名前の通り、より生命維持に直接かかわる脳幹部と

知性の大脳の間にあって 両者のやりとりを取り持っているのです

そして人間の大脳は経験するできごとに対して思考をめぐらしますね

そして大脳は生命の維持と安全のため

先を心配する傾向が強く

大脳が未来を心配するとき

その思考内容は脳幹部に来ると

不安や失望やドキドキ感となって ネガティブな感情を無数に生むことになります

その結果として

間脳はいわば大脳から痛めつけられているのです

大脳が無数の心配情報を間脳に送ると

間脳は生命の危険と解釈して

命が危険にさらされているという情報を

間脳の自律神経の束から全身へ送ってしまうのです

つまりストレスによる体調不良は

大脳の発達がもたらした負の効果とも言えるのです

間脳から全身へは大きなルートが2つありますから

1.間脳→視床下部→自律神経→全身が不調
2.間脳→延髄→脊髄→全身が不調

間脳経由で二重に全身が不調になるわけです

そして間脳はこうしたキーの位置にいることから

全身の免疫系のホメオスタシスの維持にも深く関与してますので

傷んで来るとそうしたところにも悪影響がでます

「脳幹部癒し法」が自律訓練法のもうひとつの呼び名です

自律訓練法はこの負の連鎖を断ち切るメソッドです。

大脳からのネガティブ情報は間脳を小突き回しているようなものです

現代生活は非常に長い時間 脳幹部がストレスを受け続けるのです

そして自律神経を介して間脳とつながる体の一番弱いところに症状が出て

原因不明の胃痛とか

原因不明の動機とか

自律神経失調症とか

ストレスによるうつ症状とかになるわけです

そこで間脳に休息を与えないといけません
毎日間脳が大脳から離れてシャワーを浴びると申しましょうか?

自律訓練法により脳幹部を意図的に効果的に休ませることができるのです。 

自律訓練法によりいつでも脳幹部を落ち着かせ

大脳からの膨大なストレス情報から

脳幹部を守るかのような作用が起こると言えます。 

意識の奥深く、脳幹部全体のリラックス法とも言えます。

そしてリラックスして落ち着きを取り戻した脳幹部は
大脳に向かって今度は肯定的な信号を発進するようになります

生命本来の機能はポジティブで自己肯定感にあふれているので、

休息した間脳はポジティブの権化です

ステレオタイプ的に言えば

脳幹部←ポジティブ

大脳←ネガティブ

です

だから大脳からの情報をシャットアウトすれば人間は自動的にポジティブ反応をするのです

そしてそうなると今度は

その生命本来のエネルギーが大脳に逆流して来るのですね

ネガティブスパイラルだった大脳と間脳が

ポジティブスパイラルにさえ変化できるのです

しかもこれは

本人の意思の努力なしにいつのまにか心が元気になっていくのです。

自律訓練法で日々 間脳を大脳からシャットアウトする習慣を作れば

そうなっていくのです

間脳(脳幹部)リラックスにより意識下にまで及ぶ落ち着き・平和がもたらされ、
意識下から強い自己肯定感が発信される作用が起きると言えるでしょう。 

まとめ

自律訓練法を完全にマスターすると
私たちは日常生活の中で必要に応じていつでも自律状態に入れるようになります。 

マスター後は立ったままでも自律性状態に入れます。 

自律訓練は脳幹部に作用するので自然治癒力が増します。

現代生活は非常に長い時間脳幹部がストレスを受け続けるのですが、

自律訓練法により脳幹部を意図的に効果的に休ませることができると

毎日、体の奥底で再生の儀式をしているようなものです。

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