【心理的限界を突破する】あなたを縛るコンフォートゾーンとはなにか?|抜け出すのがむづかしい心理学的理由と抜け出すための具体的方法
誰もが自分にとっての「安心できる領域=コンフォートゾーン」で生きています
あと一歩踏み出せば大きな変化がある時でも
コンフォートゾーンの外側には踏み出せないものです
そして多くの場合 自分のコンフォートゾーンが壊れる時というのは
自分にとって支えきれないような出来事が起こる時です
今回はコンフォートゾーンとはどんなものか?
みずからの意思で抜け出すためにはどうすればいいか?
そんなことを考えて行きます
目次
コンフォートゾーンとラーニングゾーンとパニックゾーン
コンフォートゾーンにいると 人は安心します
コンフォートゾーンとは言葉通りの意味です
それは自分が快適に過ごせるゾーン
無理をせず冒険をしないでいられるゾーン
厳密にいうと
何が起こるか予測できるゾーンです
だからたとえつらい状況であってもなかなかそこから抜け出そうとしないのは
つらくてもここから抜け出すことでもっと大きな危険に遭遇するかもしれないからです
つまり今のままのつらさが一番安全だということなので
それもやっぱりコンフォートゾーンなんですね
この外側に少しだけ予測不可能で学びながら行動することが必要な
ラーニングゾーンがあります
そしてそのさらに外側にどうしていいかわからないパニックゾーンがあります
普段コンフォートゾーンにばかりいるといざパニックゾーンに放り出されると何もできず
鬱になったりします
コンフォートゾーンで過ごしつつラーニングゾーンにも常に身を置き
自分の成長をはかっていくのが理想の在り方です
コンフォートゾーンから旅立つ時
コンフォートゾーンにずっと とどまって生きることは不可能です
子供が家にずっといたくても やがて学校に行くようになるし
ずっと学生でいたいと願っても社会に出て働かなくてはなりません
またずっと親といたいと思ってもいつかは死を迎えるし
この世のことはすべて変化していきます
今 自分がコンフォートゾーンと思っている状況も変化していくのです
でも 人はなじんだものが天国です
同じ会社で同じ仕事をするほうが
明日から転職して新しい職場で未知の仕事をするより楽です
結局コンフォートゾーンから抜け出すというのは
不確実で未知の領域へと足を踏み出すことが怖いわけです
【超入門編】アドラー心理学の効果と醍醐味が即わかる|囚われのない自分軸を作るために
心理学から見たコンフォートゾーンを抜け出せない理由
わたしたちは、何か行動するとき いちいち考えません
どういうことか?
たとえば朝起きてからの行動を例にすると
さあ 目が覚めた まずは 顔を洗おう そしてお湯をわかして トーストを焼き
それを食べたら 歯を磨いて 服を着替えて・・・・・
この一連の作業を注意深く考えて 慎重に行動する人はいないでしょう
完全な習慣となっていて自動的にやれるのです
車の運転もそうです
もし ひとつひとつの動作を意識的におこなうと
毎回自動車学校の練習のような運転になってしまいます
このように 私たちは一度行動したことは 自動操縦できるように心と脳が反応していくのです
それがプログラムです
行動はプログラムに支配される
コンフォートゾーンとは ひとつのプログラムからの脱却ができない状態のことです
コンフォートゾーンの外側への恐怖の例
昔、地球は平べったいと思われていました。
なのでヨーロッパの人たちは海を越えてどんどん行けば
やがて世界の果てにぶつかりそこは滝になっていて
そこを越えようとする船は真っ逆さまに落ちていくと信じられていました
だから船乗りたちは大西洋の沖合に船をだしたときは
ある程度西まで行くとそれ以上は怖くて進みませんでした。
まさにコンフォートゾーンの外側には行けなかったのです
コロンブスが心理的壁を越えて海の果てを越えた
しかしやがてご存じのようにコロンブスが海の果てを超えて新大陸を発見しました。
緻密な研究と優れた航海術によってコロンブスは世界の果てという心理的壁を越えようとしました
コロンブスは自分の計算と研究と多くの人の伝言から
西に進んだら大きな陸地があると確信したのです
多くの人が長く信じてきた世界の果てにある滝つぼなど幻で
西の海の果てなどなくて その先の陸地にはインドがあると確信したのです
大きな陸地はインドではなくアメリカ大陸だったわけですが
その後の歴史を考えても一人の人間が心理的壁を知性と勇気で克服したとき
どれほどのインパクトがあるかがわかります
自分で変化を起こしコンフォートゾーンを抜け出すということ
外側からの変化でいやいやコンフォートゾーンから出ていくこともあるのですが
自ら積極的に抜け出すことで大きく成長することができます
コンフォートゾーンを抜け出すとどうなるかというのは
様々なたとえで考えるとわかりやすいです
生命の進化
たとえば水に棲んでいたいた生物が陸上に上がって進化していきましたが
水の中がコンフォートゾーン と捉えることができますね
そしていきなりすたすた歩いて上陸したのではなく
しばらくの間
浅い川で水陸両用の生き物として過ごしたのち 上陸したといいますから
海=コンフォートゾーン
浅瀬=ラーニングゾーン
陸=かつてのパニックゾーン、冒険のゴール
となりますね
個人の人生
だれでも経験があると思いますが
最初はこわごわやっていたことも やがては慣れて当たり前になった
そんな経験があると思います
車の運転は最初はどきどきもので両手でハンドルを握りしめていたものですが
やがて音楽をかけ カーナビの操作も同時にやれるようなります
進学や進級での新たな環境への適応、引っ越し、就職、転職、結婚、離婚など
コンフォートゾーンを越えると新たな展望が開けるものです
コンフォートゾーンを超える3つの方法
目標をもつことで
目標達成のためには嫌でもコンフォートゾーンを抜け出さないといけませんが
目標のために前に進むとき
人はコンフォートゾーンを越えているという自覚もなく
やすやすと限界を超えることができます
イメージを使うことで
イメージトレーニングによって
人は自分のコンフォートゾーンを拡大することができます
なぜなら鮮明なイメージと実際の体験を脳は区別できないからです
つまりまだコンフォートゾーンを抜けたわけでもないのに
脳はすでにコンフォートゾーンをの外がわを体験します
ラーニングゾーンにいてその先へ向かく心の準備がイメージを通して行われるのです
瞑想によって
コンフォートゾーンを抜け出すときにはメンタルに荒波が立つものです
そのため瞑想によって常に自分のメンタルの水面をなだらかに保ちます
辻冬馬式コーチングでは自律訓練法を使って瞑想をしています
内側にコンフォートゾーンを作り出すホメオスタシスの力
このようにして目標とイメージと瞑想の三位一体の効果によって
心身にホメオスタシス(生体恒常性)の力が働いてきます
これは心身の状態を外部がどうあれ常に一定に保とうとする働きです
寒いところにいても体温が一定とか
暑ければ汗がでるとか
走ったあとは心臓の鼓動が早いとか ですね
なので外部環境にかかわらず常に自分を一定の状態に保つことができれば
コンフォートゾーンを超えることが怖くなくなります
そのときには
自分がいくところがすべてコンフォートゾーンに拡大するからです
最高の自分でいるための3つの方法|身体と思考と感情の姿勢を整えよう
まとめ
現状にしばられている今の自分が
もしもコンフォートゾーンを超えることができたら
すべてが変わるかもしれませんね
今の自分から見たら信じられないような危険な場所に行けば
別のものが見える
別の感じ方 考え方ができる
自分を変えることができる
かもしれませんね
かつてコロンブスが
大西洋の西のかなたに存在すると思い込んだ滝の恐怖を超えて
その先に船を進めたときアメリカ大陸を発見したように
あなたも自分の心の中のコンフォートゾーンを超えてその先へ行けば
心の新大陸が見つかります
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません