<フォーカシングを実践する><人生の課題を身体で感じ解放する>|フォーカシング体験のための誘導音声動画付き|

2024年5月7日

潜在意識セラピーの場へようこそ
このブログ記事は有名なジェンドリンの<フォーカシング>について
説明というよりは どんなふうに実際に行うのか?
そのポイントは?
について主に解説しています
私のセッションでもこのフォーカシングは
クライアントさんに大きな変化をもたらしています
実際に詳しく解説した3本の誘導動画も貼っておりますので
ぜひご覧ください

フォーカシング技法 簡単な説明

身体で感じること!

今回お伝えするのはフォーカシング技法と呼ばれる心理学の手法です 

20世紀後半に開発された イメージ療法のひとつです

フォーカシング技法は大きく6つのステップにわかれています

  1. 間を置く 問題と自分の間に距離を取る 
  2. フェルトセンスを見つける 一番大きな問題を見つけそれを身体で感じる
  3. ハンドルを見つける  身体で感じているその感覚を言葉(ハンドル)にする
  4. ハンドルとフェルトセンスを共鳴させる 言葉と感覚が完全にぴたりと合うまで言葉をさがし続ける
  5. フェルトセンスに尋ねる 完全に一致するのはむづかしいのでどうしたらいいかフェルトセンスに答えを聞く
  6. フェルトセンスを受け取る フェルトセンスをぴたりと言葉で言い表せたとき それだけで大きな解放感を得る

私の動画チャンネルではこれを3つに分けて

誘導瞑想の形式でお話しています

フォーカシング第1ステップ|1.間を置く について 

1.間を置く 問題と自分の間に距離を取る 

目の前に自分の問題やテーマをイメージとして登場させます
そしてそれらを身体がどう受け止めているのかを感じます
最初のステップがわかると
イメージそのものの扱いがわかるようになっていきます
最初でイメージを感じるという感覚がわからないまま
次のステップに入っても効果はありません

フォーカシング第2ステップ|2.フェルトセンスを身に着けるについて

2.フェルトセンスを見つける 一番大きな問題を見つけそれを身体で感じる
1で出てきた問題やテーマの中で一番大きなものを身体で感じます

自分を最高の状態から隔てているものとは何か?
それをイメージしそれを身体のどこかに明確に感じること
それによって自分を妨げているものの存在を
頭ではなく身体ではっきりとらえられるようになります
この感覚も通常の問題の捉え方とはまるで違うので
動画で詳しくお伝えしています

フォーカシングによる心の解放|残りの3から8について

  • 3.ハンドルを見つける  身体で感じているその感覚を言葉(ハンドル)にする
  • 4.ハンドルとフェルトセンスを共鳴させる 言葉と感覚が完全にぴたりと合うまで言葉をさがし続ける
  • 5.フェルトセンスに尋ねる 完全に一致するのはむづかしいのでどうしたらいいかフェルトセンスに答えを聞く
  • 6.フェルトセンスを受け取る フェルトセンスをぴたりと言葉で言い表せたとき それだけで大きな解放感を得る

3~6と分かれていますが セッションではこの部分は同時に行われて
同時に効果を感じるものです

フォーカシング技法をあえて一言で言うと
イメージを身体で感じる ということです
フォーカシング技法では この身体の感覚をフェルトセンスと呼びます
そしてこの身体の感覚
=フェルトセンスを深く見ていき発展させていく技法です

これらの動画を通してみていただくと

フォーカシング技法を全体として体験できて

フォーカシングから得られる最大の効果である フェルトシフトの体感できます

ひとつのステップだけでも

あなたの人生に良い影響をもたらしていくでしょう

フォーカシングセラピー体験のための瞑想台本

フォーカシング技法ステップ1|自分の中の諸問題と距離をとって向かい合う

自分の中の諸問題

小さな声でいいので

この言葉を呟いてみてください

「私は今

どんな感じだろうか?

最高にいい感じだろうか?

もし最高にいい感じで ないならば・・・

それはなぜだろう?

何が邪魔しているのだろう?

今 私を悩ませているのは 何だろう? 」

ここで浮かんでくるあなたの問題やテーマたちについて

ただぼんやりとそれを眺めてください

ただぼんやりとそれを感じてください

10数を数えますので

そのまま眺め感じていてください

浮かんできた問題やテーマを 頭と言葉で論理的に考えないようにしましょう

それらを数えたりリスト化してはいけません

あなたが完全であることを邪魔している あなたの問題やテーマたちが

自然に浮かび上がってくるままに任せ 整理したりせず

ただそれを眺め ただそれを感じてください

そのようなイメージから受ける感覚が フェルト センスです

浮かんだものについて頭で考えず ただぼんやりと からだで感じていましょう

そして 問題とテーマと あなたの意識の間にある距離と空間を味わいましょう

20数を数えます

あなたを完全な状態から隔てている
あなたの問題やテーマを
イメージとして やってくるままにしましょう

それらのイメージを身体で感じましょう

フェルトセンスとして感じましょう

そしてそれを ただ 眺めて 感じていましょう

問題とテーマのひとつひとつを とらえて

その内容を深堀したり 解決策を考えたりしないようにしましょう

ただ眺めていましょう

眺めていると あるいはそれがそこにあるだけで

あなたは いやな気持ちになったり 胸が締め付けられたりするかもしれません

その感覚さえも ただそうした状態なんだと とらえてください

いやだとか 苦しいとか言語化せず ただただ 感じていましょう

身体の中に問題やテーマを感じ 意味を考えず ただ 感じていましょう

問題やテーマについて一切を言葉にせず

それらのものを そこにあるもとして感じましょう

問題とテーマと あなたの意識の間にある

距離と空間を味わいましょう

このイメージの取り扱いと フェルトセンスの取り扱いが

なかなかできない人は こんなイメージを見てください

目の前に

7つの問題が樹木のように立っていることを想像します

霧の中に立っている7本の樹木を想像します

あなたの問題とテーマは 7本の樹木が示します

だから その7本の樹木を 眺めて 感じるものをとらえましょう

20数を数えます

7本の樹木をみながら身体の中に感じるものが湧き出てきたら

それがフェルトセンスです

フェルトセンスを今から 1分数を数える間 感じ続けてください

言葉は一切使わず 頭ではなく からだとイメージでとらえましょう

そして

その木々とあなたの間にある距離と空間を感じましょう

問題とテーマとあなたの意識の間にある

距離と空間を味わいましょう

呟きましょう

「これらの問題やテーマはただ単に そこにある

 中には苦しさを連れてくるものがある

 中には 自分が 問題と思っているのに

 身体は 何も感じないものがある

 勝手に頭が作り上げた幻想のようだ

 これらのものがなければ 私は最高にいい感じなのだ

 これらのものを取り除いた

 私のデフォルト状態は素晴らしいのだ」

私のデフォルト状態は素晴らしい

私のデフォルト状態は素晴らしい

「これらを 取り除いたら 私は最高にいい感じだ」

私は本来最高にいい感じだ

私は本来最高にいい感じだ

この言葉を呟きながら

あなたの問題やテーマをすべて イメージとして眺めていきましょう

数々の 今 イメージで 登場した問題やテーマの

その全体像を眺めて

それら全体が オーラのようにうっすらと輝くのを 見極めていきましょう

7本の樹木で見ていた人は

7本の樹木とそれを包む森全体が 

問題とテーマの輝きの色に染まっていくことを想像しましょう

そして問題とテーマとあなたの意識の間にある

距離と空間を味わいましょう

1分数を数えます

あなたは

あなたと

あなたの問題やテーマが

別なものなのだと 感じてきます

問題やテーマは ただそこに7本の樹木のようにあり

あなととは 別のものであると感じてきます

そして

あなたは問題やテーマを

決して評価したり 解決したりせず

ただ眺めて感じていましょう

問題とテーマとあなたの意識の間にある

距離と空間を味わいましょう

この距離と空間をつかむことが

6つのステップの第一ステップである

今回の瞑想のゴールです

そしてこれは 問題解決への

テーマ達成への

第一ステップなのです

このワークは第二ステップへと続いて行きます

フォーカシング技法ステップ2|自分を一番とらえている大きな問題をからだで感じる

一番感じる自分の問題

ここでは

あなたの潜在意識が 

あなたの問題やテーマを

本当はどうとらえているか?

それを知るための フォーカシング技法ステップ2の

内容をお話しながら あなたを深い瞑想にいざなって(誘って)いきます

フォーカシング技法をあえて一言で言うと

イメージを身体で感じ

その感じ方を変えることで 自分を変えていくセラピーです

イメージを身体で感じることをフェルトセンス

感じ方を変えることをフェルトシフトと言います

最初に 深呼吸を大きく4回します

ひとつ ふたつ みっつ よっつ

気持ちがとても落ち着いている

気持ちがとても落ち着いている

気持ちを落ち着けて

深い瞑想状態に

小さな声でいいので

この言葉を呟いてみてください

「今の私を 完璧な状態から隔てている

 問題やテーマはなんだろうか

 いくつあるだろうか」

ここで浮かんでくる

あなたの問題やテーマたちを

距離をおいて ただぼんやりと眺めてください

そして それらの印象を

ただぼんやりと 感じてください

この部分はステップ1でより深く体験していただけます

今回はこれから

10数を数えますので

現れた問題やテーマを

そのまま眺め感じていてください

数える

浮かんできた問題やテーマを

頭と言葉で論理的に考えないようにしましょう

自然に浮かび上がってくるままに任せ

整理したりせず

ただそれを眺め

ただそれを感じてください

そして

あなたの前にいくつもの問題やテーマを感じることができたら

次に

その中から

あなたの胸などに一番強く刺激を与える

一番とがったものを見つけましょう

すぐにわかる人もいます

仕事のこと

人間関係のこと

今日 この今

あなたの身体に内部的刺激を与えるほと強烈なものは

すぐわかります

そしてすぐにわからない人は

ゆっくり

目の前の問題やテーマを眺めて

どれかひとつ 感じるままに直観的に選んでください

10数を数えますので

数え終わったら

メインの問題、またはテーマをとらえてください

数える

問題やテーマの中からひとつ

メインとなるものを

あなたは今

眺めています

ここからが今回の一番大事なワークになります

決して

それについて言葉で考えてはいけません

言葉で考えそうになる人は

この動画の画面に集中しましょう

これからあなたは

メインのものをただただ 身体で感じます

その問題が そのテーマが

どんな意味をもつかを考えてはいけません

どうすれば解決したり達成したりするかを考えてはいけません

これまでそれに対して 十分な対応をしなかったとか

これからはしっかりやっていこうとか 考えてはいけません

そういったことも含めて

あなたの選んだ あなたに突き刺さってきた 問題またはテーマを

身体で 感じるのです

問いかけてみましょう

「このことをどんな風に

今 感じているだろう」

そのうえでその質問の答えが

頭の中に言葉ではなく

身体の中に感覚としてやってくるのを感じましょう

これは最初むづかしいことなので

今から1分かけて感じてみましょう

最初は10秒ごと 最後は1秒づつ 数を数えます

数える

その問題やテーマに触れることで

自分を混乱させたり脇道にそらせたりする

細々したことをすべてやりすごし,

不平不満の主張や訳の分からないお しゃべりも

すべてやりすごして

そのこと全体を取り囲んでいる

単一の大きな オーラを感じられるまで、

自分の内側に降りていって感じましょう

細かく言葉で分析することと

単一の大きなオーラとして感じることの違いを

感じましょう

それについて考えると

失敗して悔いが残る 

それについての明日を思うと不安だ

という言葉はすべて排除して

あなたはその問題 そのテーマが

全体として一定の雰囲気の色に輝いたり

形を取ったりして

あたかも 

単一の大きなオーラをまとったかのようになるのを

目にします

そして

そのオーラからくる印象を

身体で感じてください

身体のどの部分で感じますか

つらい感覚が胸を締め付けていますか

心臓の鼓動を早めていますか

または うきうきした未来の連想が

おなかを温かくしていますか

その答えもただただ 身体で感じましょう

そのことがあなたの身体にもたらすフェルトセンス 

感じ方を

確かめていきましょう

今から1分数を数えます

最初は10秒ごと 最後は1秒づつ数を数えます

数える

身体で感じる感覚=フェルトセンス は

自律訓練法をすることで

よりはっきりわかるようになります

自律訓練法は

問題が消えるごとに

手足やおなかが温かくなり

額が涼しくなります

フェルトセンスは

問題やテーマを意識するときに

胸や喉などに感じるつっかえのような感覚です

自律訓練法で

普段意識することのない身体の

細かい変化を感じることで

より深いイメージワークに入っていけるのです

身体は潜在意識のメッセージを受信し

それを感じているのです

今回のワークでは

メインとなる問題またはテーマを

評価せず考えることもせず

ただそれが目の前に それの特徴をもちつつ

光り うごめくその感覚を

味わっていきます

それによって

あなたはあなたの潜在意識を 身体感覚として

とらえることができるようになるのです

これはイメージセラピーの大きな世界への

大いなる入り口の門なのです

このワークは第3ステップへと続い

フォーカシング技法ステップ3からラストのフェルトシフトまで

フェルトシフトへの瞑想で解放される

今回は 一番強い影響を与えるイメージを身体が感じるときの感覚を

言葉にして その言葉=ハンドルと

身体の印象=フェルトセンスを響かせあうワークです

そしてこの共鳴によって

あなたは解放= フェルトシフト が起こるのを体感していきます

ここからフォーカシングの第3のムーブメント

ハンドルを見つけるに入ります

ハンドルとは言葉のことです

あなたをデフォルトの理想状態から遠ざけるものたち

それらのものへの印象がフェルトセンスです

このフェルトセンスという印象をひとことで言い表す

特別な言葉をハンドルと呼びます

情けないとか 自分がちゃんとしていないとか

いつもそれはこんな風に仕事や生活を邪魔するとか

こういった頭で考える理屈のような言葉ではなくて

あなたが今

からだで感じている印象そのもの その印象を言葉にするのです

たとえば私の例をご紹介しましょう

私は自分にとってのある悲しい出来事に ピッタリ来る言葉を探して

苦しいや 胸がつぶれるや 胸が締め付けらるや 息苦しいなどの

いろんな言葉を試した結果

ピッタリの言葉として「グサリと来る」 という言い回しを見つけました

グサッと来るではなくて  最後に「リ」がつく  「グサリと来る」 なのです

私はぐさりの 「り」 のところで 

自分が感じる印象全体を完璧に受け止めることができたのです

「り」 が身体の感じる印象の部分に共鳴したのです

そしてぐさりと来る と言葉にしながら印象を感じると

これまでの印象から なにかが少しだけずれて 

ずれた分だけ楽になり 解放されたような気分になりました

あなたもこんな風な意味で

言葉を探してくみましょう フォーカシングではそれをハンドルと呼びます

あなたのフェルトセンスに対応する あなただけの ハンドルを見つけましょう

その言葉は印象とつながり印象に働きかけるので印象へのハンドルとなるのです

いまひとつ いい言葉 ハンドルが見つからなかった人は

私の例で言えばこんな風に自問自答になります

ぐさっと来たから ぐさっと という言葉を選んだのに

何が足りなくてピッタリしないんだろう?

フェルトセンス自体から言葉もやってくる その言葉を受け取ろう!

私の身体はその出来事から ぐさっと刺されただけではないのか?

フェルトセンスとは刺された痛みの印象なのか?

いや違う

フェルトセンスからやってくる言葉の印象はこうだ

ぐさっと 刺さって そのあと さらに深くえぐるように刺さってくるのだ

だから

ぐさっとじゃなくて そうか 「ぐさり」 なんだ

ぐさ 「り」 と来るのだ わかった

ぐさりと来る なんだ

こんな風な気づきを

ハンドル発見のワークでするのです

この発見は頭ではなく フェルトセンス自体から来るのです

これは忘れていた人の名前を思い出す時のあのスッキリ感に似ています

ただ単に言葉を探しているように見えて

実は このような言葉探しのプロセスそのものが

その印象からの解放のプロセスになっていくのです

あなたの身体の つまりあなたの 潜在意識の 問題の感じ方に 

確かな変化が起こっているのです

そして

不思議なことに

このピッタリと来る言葉 ハンドルを探し当てて

その言葉を唱えながら身体が感じる印象を味わうと

今までのあいまいな 不安な黒い霧のような印象が

ぐさり の り

のところで なにかはっきりとした 希望のようなものにシフトします

これをフェルトシフトと言います

あいまいないやな印象を

ぴたりとはまる言葉で言いあわらせた瞬間に

つまりフェルトセンスをハンドルでいえたとたんに

それまでの印象がシフトを起こします

解放が行われるのです

ぴたりとはまるということ自体が なにかが潜在意識でつながったということであり

それは気づきでありあの気づきを整理して体中が納得するための行為がハンドルさがしなのです

あなたという精神 有機体のすべてが みずからの模様替えを行ったともいえることなのです

重要な変化が起こったことを身体が感じること それがフェルトシフトなのです

そして

その解放には普通の思考や認識は一切関係しません

たとえば 今自分を縛っている物はこれこれのことであり 

その解消のためには これから自分はこんなことをやっていくつもりだ

ということではなく そういうことでは全然なくて

強いイメージの印象を身体でとらえて それをぴたりとする言葉で言い表す

それだけです

思考も認知も変わらず 印象を言葉にできただけで 

そしてその言葉を唱えながらフェルトセンスを味わだけで

それがどんなつらい物事のフェルトセンスであっても

フェルトシフトの解放感は 楽であり

ウキウキするものなのです

あなたは解放されるのです

まとめ

以上がフォーカシング技法の全体像です

これらのすべての原理の根底には

人は出来事や物事の印象を

イメージとして からだで感じおり

その感じ方をぴったりとくる言葉で言い表そうとするものだということです

脳には保安開放系があり そうした言葉がはまったとたんに一斉に解放が起こるのです

潜在意識の世界で何かがほんの少し変わると

現実の世界では物事が大きく変わっていく

フォーカシング技法もそれを証明する技法の一つです