マインドフルネスは禅の奥義|生活のあらゆる場面から今に集中していくマインドフルネス

2023年10月20日

マインドフルネスが流行っていますね。
グーグルの本社にもマインドフルネス瞑想用の部屋があるとかで注目を集めています。
ただマインドフルネスについて紹介される内容は割と複雑で習得するのも大変そうです
でも 実はマインドフルネスはとても簡単 やろうと思ったら今日からできます
今回は注目のマインドフルネスについて図を使って簡単にご紹介していきます

永平寺で修行した僧侶の言葉

東洋の叡智

以下の文章は禅の修行を簡潔に しかし本質をついて示しています。そしてこれこそマインドフルネスそのものだと思いました

実際のところ、雲水は永平寺で毎日何をしているのかといえば、坐禅をしたり、読経したり、食事したり、掃除をしたり、それぞれの寮舎(部署)の仕事をしたり、夜は寝たりと、そんな暮らしを365日続けている。

そのなかで「これが修行」というような特別な項目はなく、すべてが等しい重要度で修行と位置付けられているものだから、生活=修行というのが禅の修行の大前提となっている。
だから「いかにも」な修行がないのである。

何気ない日常生活が、修行そのもの。
こういった禅特有の修行観は、一般の感覚から考えれば特殊なものに感じられるように思う。

禅の修行というのは基本的に自分の心を整えることに主眼が置かれており、坐禅などはその方法の1つ。
坐禅が修行なのではなく、心を整えることが修行なのである

出典 禅の修行って何? ~永平寺での修行で何を得たか~佐藤 隆定
(さとう・りゅうじょう)

この禅修行の文章を読むと これはまさにマインドフルネスそのものだとわかりますね!

禅からマインドフルネスへ

様々なマインドフルネス

マインドフルネスは何か一つのことに集中することで「今ここ」に生きることに 集中するメソッドです

もともとは禅思想のことであり これがアメリカナイズされたものがマインドフルネスです

一時期日本でもベストセラーになった「タイムシフティング」という本(著者ステファン・レクトシャッフェン)があります

 【賢者の知恵】隠れた名著「タイムシフティング」マインドフルネスの入門書|時間の区切りを意識して人生を豊かに生きる

この本には「今というときにシフトして生きる」知恵とその手段・方法が事細かにに書かれていて

今風に言えばマインドフルネスそのものの紹介本だったと思います

「今を生きる」「現在に没入する」のがマインドフルネスです

つまり現在にタイムシフティングするのです

マインドフルネスは坐って目を閉じて瞑想したり 単に静かに呼吸をすることだけではなくて

いろんな方法があるわけです

マインドフルネスへの入り口

無数にあるマインドフルネへの入り口

でもひつひとつの方法は マインドフルネスな状態になるための手段にすぎません

だから形にこだわりすぎると木を見て森を見ずの状態に陥ってしまうので

この辺りは 自分が集中できることを発見していくという気楽な姿勢で考えましょう

マインドフルネスとは禅です

禅の思想

マインドフルネスという言葉はアメリカから入って来ましたが

マインドフルネスの思想はアメリカ人の誰かが最近になって発明したのではなくて

もともとは仏教の禅のコンセプトからの抜粋ノウハウなのです。

だから日本人なら肌感覚でマインドフルネスを理解できると言ってもいいでしょう

マインドフルネスはそうした私たちにとっての肌感覚を

アメリカ人が具体化した方法だとも言えるでしょう

たとえば掃除ひとつとっても 禅では修行です

よく歴史ドラマなどで お坊さんがお寺の境内をほうきではわいていますが

掃除に如何に集中することが大事とされています

そんな感じで生活のすべての段階で そのときどきに集中して生きる姿勢がマインドフルネスというわけです(記事冒頭文からも明確ですね)

今に集中すると 不安な明日も後悔する過去もいなくなりますから

マインドフルネス状態に入ることは人生のすべての問題を解決すると言ってもおかしくありません

瞑想とマインドフルネスは同じ?どんな関係?

瞑想の効果

東洋の叡智の究極の形が「瞑想」です

もともとはインドで生まれたメソッドであり いったいつから瞑想は行われていたのか?

定かではありませんがインダス川流域のモヘンジョダロの遺跡(紀元前2500年から紀元前1800年にかけ繁栄)

には瞑想する人の姿がかたどれたものが発見されているとのこと。

ヨガやヒンズー教の奥義として瞑想は発展するのですが

それは仏教にも取り入れられた結果 中国へ 日本へ伝わります

瞑想は東洋共通のメソッドになっていくのですが

西洋にはインドの瞑想は伝わりませんでした

さてマインドフルネスは現在に集中するための様々な方法やメソッドをもっていますが

究極のマインドフルネスは瞑想です

マインドフルネスと瞑想の関係は次のようになります

マインドフルネスの構造

ここでもマインドフルネス瞑想というものが別にあるのではなく

あくまで内側への集中でマインドフルネスになるための方法が瞑想ということになります

みな ひとつらなりに関係しあっているのです

東洋の叡智を使った瞑想の紹介

瞑想にはいろんな形がありますが ここでは坐禅と 中国の古典を利用した私の瞑想誘導動画をご紹介します

坐禅を組む瞑想を促す誘導動画

禅そのものの最高のマインドフルネスワークは坐禅です

掃除も料理も経文の読誦も すべては坐禅に向かうためのものとも言えるでしょう

一見 瞑想と同じですが 微妙に瞑想とはニュアンスが違うようにも思います

中国古典「六然」を使ってアファメーションと瞑想をする

私たち日本人は漢文の名言や名句が当たり前のように接しています

そしてその手のものからは 深い知恵を感じるし 実際に知恵に満ちた言葉がたくさんあります

これは六然という6つの言葉を唱えながら行う瞑想ワークの紹介動画です

まとめ|まずは現在にタイムシフティングしてマインドフルネスに入りましょう

この記事を読んでいただいた方に是非おすすめしたいのは

毎日の仕事やプライベートの中にある節目のような時間で 

折に触れてマインドフルネス状態に入ることを繰り返すこと

です

そうすると

疲れにくくなり 心はしなやかになり

集中力は増し 脳はイキイキと働くようになり

心が安心して充実して期待に満ちて来ます

いつも自分の潜在意識の存在を意識できるし

基本的に脳の奥が

論理や思考からの苦しみから解放されるので

いつもすっきりした状態で過ごせるようになるのです

自律訓練法とマインドフルネスを徹底比較してわかった共通点と相違点|リラックスして自分を回復させる最適な方法はどっち?

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