【科学で解説】丹光の正体とは?自律訓練法で「第3の目」の光を見る脳の仕組み
目を閉じた時にまぶたの裏に見える、不思議な光。
それは「丹光」や「第三の目」と呼ばれ、スピリチュアルな覚醒のサインとして語られることが多くあります。
しかし、これは超常現象ではありません。近年では、この現象はリラックスした脳が起こす生理現象と捉えられています。
そして、最も重要なのは、この体験が**「科学的に確立されたトレーニングで、誰でも安全に意図的に体験できる」**ということです。
この記事では、丹光にまつわる神秘のヴェールを剥がし、その正体と、医学から生まれた「自律訓練法」を用いた具体的なトレーニング方法を解説します。
目次
丹光が見えるための条件とは?

丹光は目を閉じたときに 瞼の裏に見える光ですが
日常の中で目を閉じても そう簡単に見えるものではありません
実はこれ、見るのはなかなかむずかしくて 見たことがない人がほとんどです
普通の心身の状態ではまず見えないのです
丹光が見えるためには 心身がとてもいい状態にいなくてはなりません。
その条件として一般的なのは
心が静かになっている
怒りや腹立ちの感情がない、不安がない。
副交感神経が支配する夜が多い。
瞑想しているような静かな呼吸がずっと続くとき。
などなどです。
この状態は瞑想を深めたときにようやく達成するような
深い内的集中の状態です
自律訓練法の場合だと自律性状態に入っているときです
よし!みるぞとか絶対にみてやる!とかの気持ちがあるときは逆に見えません。
見ようとするのではなくて目を閉じて光が向こうからやってくるのを待つ、という心の姿勢になります。
科学的視点①:光の正体は、脳内器官「松果体」だった

ここで丹光について一般に語られていることをご紹介します。
第三の目(サードアイ)=第6チャクラが開くと目を閉じても光が見えるとされます
具体的には脳内にある松果体が第3の目となっています。
松果体とは私たちが魚であった時代
文字通り額にあった3つ目の目が脳内におさめられたものです。
魚には今でもちゃんと3つの目があります。
二つは体の両側。外側の目です。
魚の体形から 外側の二つの目では前方は見えません。
それで頭部の頂上部分にも
前方の光を感知するための 目があります。
この魚が陸に上がり変容していった果てに私たちがいるのですね。
私たちの両目は魚時代の外側の二つの目です。
で、
魚時代の頭部頂上の目が松果体として残っているのです。
今の人間にとって松果体がどんな役割をもつかは
東京大学の研究チームが論文を出したりするほど未知な器官です。
元が目であったことから今でも脳内から直接光を見ていると唱えたりもされます。
また何かをきっかけに松果体が目としての機能を取り戻し光を感じると言われたりもします。
そんな神秘の目が見る光が丹光となるわけですが
これは生理現象としてとらえることができる光で
練習によって見えるようになるのです
【結論】丹光を見る最も確実で安全な方法は、医学から生まれた「自律訓練法」

まだ丹光を見たことがない方で
これからどうしても見たいと思っている人に
丹光を見るための方法をご紹介します。
瞑想

スピリチュアル的解釈では瞑想が一番だとされています。
瞑想をするとやがてチャクラが開くからです。心の水面がまったく平静になってるときにそこに光が映るという感じです。少しでも波立てば移りません。瞑想によって絶対の静寂を得るのです。
ヨガ瞑想第6チャクラと自律訓練法第6公式はどちらも額を感じる練習|すべてを見つめる視点とは?
呼吸法

瞑想までいかなくても優れた呼吸法を日々やることでそれに近い状態に心身をもっていくことができます。なかでも丹田呼吸法は手順も簡単で取り組みやすいです。
科学的視点②:丹光を見るための必須条件「自律性状態」とは

自律訓練法はリラクゼーション技法として紹介されることが多いですが、基本練習をマスターしたら自律訓練法黙想練習というイメージ訓練があります。
まず自律訓練法標準練習をマスターする必要があります。
【体験から語る自律訓練法】ストレスを解消して自律神経を整えるために|自律訓練法の仕組みと効果を全部解説
その上で黙想練習のステップを踏んでいきます
- 自発的色彩 を見る
- 選択色彩 を見る
- 具体物 を見る
- 抽象物 を見る
- 景色 を見る
- 人物 を見る
- 無意識からの応答 を見る
【究極のイメージング】自律訓練法で潜在意識からのメッセージを受け取る方法|自律訓練法黙想練習
というように段階を踏んでイメージを見ていく実証済みの医学的イメージトレーニングの方法です。
で
この自発的色彩心象視っていうのがまさに 丹光そのものなのです。
そして2番目の選択色彩を見るというのは、好きな色の丹光を見るということになります。
つまり自律訓練法の手順に沿ってトレーニングをすると、丹光は誰もが見ることができるのです。
受動的注意集中の状態に入って
自律訓練法の基礎ステップをクリアしたら変性意識状態になります。
そのうえで瞼の裏に色が登場するのを待つのですがくっきりと
まるで映画で光を眺めているかのように見えます
これすなわち丹光です。
丹光を見るなら医学的に証明されている自律訓練法黙想練習が最適なやりかただと言えます。
通説:丹光にまつわるスピリチュアルな解釈
スピリチュアルな世界観での丹光

丹光について次のように言われます。
なんといってもチャクラ。
額の第6チャクラが開くから第三の目が開き、つまりいわゆるサードアイが表れて、その結果丹光が見えるのだと、 そうなっています。
額の目が開くと見えるのであり、開いてない人は当然見えないとなるのです。
こうなると丹光そのものが意味をもつ存在になっていきますね。
スピリチュアル的解釈で特筆すべきは自分以外の他人の丹光さえ見えてしまうというのです。
丹光はこうなると目の中の視覚野の話ではなく霊の世界の実態の話となりますね
丹光は動く 変化する

丹光を見たことのある人なら、
中でもしょっちゅう丹光を見ている人なら
こんな経験があるのではないでしょうか?
それは、丹光の色や形が変化するということです。
スピリチュアル的解釈では
まず最初に見えた色があなたを示す色、
その色はよくも悪くもあなたにメッセージを発しています。
そして最初の色から二番目の色に変化があります。
さらに3番目、4番目と変化することさえあるのです。
これはチャクラからのある種の信号が発せられていると考えるのですね。
この丹光を見ることを練習すると、やがて好きな色を自在にみることができるようにもなります。
丹光が見える人の特徴とは?

見えない人が多数と言いましたが、では見える人ってどんな人たちなのでしょうか?
丹光が見える人は
スピリチュアル能力が高い
子供のように純粋な心
集中力がすごい
直観力が優れている
霊感がある
心身の変化にとても敏感
という特徴があるようです。
一般的には心身の変化にとても敏感に反応する人です。(波動を感じる人とも言えます)
心臓の鼓動が普通でもわかるとか、手足が血行の具合で重さや温度が変わることがわかったりと。
丹光は、チャクラの色を表すのでこれが見えるとくのは心身の変化、心身そのものにとても脳がリンクしている人ということができます。
こうしたことは自律訓練法による自律性状態や 瞑想による変性意識状態で心身に起きる変化でもあります
こうした変化の結果、運気や自分の中のエネルギーの微細な変化もわかるようになり、
人生と運命を大きく変えるきっかけにすることもできるのです。
私の丹光体験談

私自身は子供のころはよく丹光を見ていましたが 大人になったらゼロに。
ところが自律訓練法をはじめてしばらくするとまた見えるようになりました
自律訓練法の基本をマスターすると最終段階で
イメージ練習があるのですが
その第一ステップは まさに目を閉じて光を見る練習をするのです
つまり丹光を見る練習をするわけです!
で
自律性状態のときには 私は丹光が見えるようになったのです
私が自律性状態のときに見る丹光の色は
紫が60% 40%が黄色です
丹光の光の意味が示すところによると
紫は精神面物質面のバランスが良い
黄色はポジティブな感情がありネガティブをはねのけている
となっています
さて私は考えてみると
紫ばかり見えるときと黄色ばかり見えるときがあり
それ以外の色はこの自然発生的に見えるときはみたことがありません
自律訓練法を極めていくと好きな色を自在に見ることができるということは
訓練によって心がとてもとても柔軟になっていくということなのでしょう
そもそも自律訓練法は 間脳を癒やす手法でもあり
松果体は間脳の奥にあるので 何らかの働きかけをしていると思われますね
丹光が見えることで得られる、本当の効果とは?

さすがにスピリチュアルであっても心理学であっても、
丹光が見えるというのは心身への感知能力向上のシンボルですから、
そういう能力がアップしたことからの効果が得られます。
脳科学的に考えると
丹光が見えるということは、脳幹部や間脳と、大脳のアクセスがよくなっているということなので、より本質的な思考をする間脳からのメッセージが丹光ということもできるでしょう。
心身を感じ取る能力の向上ということでいけば 波動がわかるようになるということでしょう
そしてスピリチュアル風に言えば 霊のレベルが上がったということでしょう
丹光が見えると
自分のことはもちろん他人のことも体調や考えの変化までよくわかるようになります。中でも自分の中の潜在意識との回路が開くのでチャクラが開いたという言い方もするのですが潜在意識からの有形無形の応援を日常的に得られるようになります。
丹光 まとめ
「丹光」や「第三の目」は、一部の特別な人にだけ許された神秘的な能力ではありません。それは、私たちの脳に備わった機能の一つであり、正しい手順でトレーニングすれば、誰でもその入り口に立つことができる、科学的な自己探求の領域なのです。
もしあなたが、超常現象ではなく、自分自身の心と脳の可能性を、安全かつ体系的に探求したいと願うのであれば、「自律訓練法」はそのための最高のツールとなるでしょう。
あなた自身の内なる光を見る旅へ、挑戦してみてはいかがでしょうか。
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