イントロダクション
7つの習慣は1990年代に出版された自己啓発書です。
著者はスティーブン・コヴィー博士。この本は個性主義や行動や思考のテクニックを駆使する当時の自己啓発書とは一線を画しています。
コヴィー博士は 日本風に言えば「付け焼刃の技をいくら磨いてもぼろが出る」と端的に語っています。そして本当に仕事とコミュニケーションを充実させて豊かな人生を送りたいのなら、時間がかかっても 自らの人格を高めるしかないと唱えます。そう!今すぐ問題解決が出来たり このメソッドを使えばすべてはうまくいく なんてことはないんだってことです。
そして人格を確実に高めるための「コンセプト」を7つの習慣として紹介しているのです。
コヴィー博士の7つの習慣を 本当に自分の習慣として持てれば真の人生を送ることができるでしょう。今では心からそう思いますね。
<辻冬馬>
目次
私と『7つの習慣』の出会い

日本では確か1996年に出版された?と思うのですが、私はすぐに買って読みました。
当時私はナポレオン・ヒルやジグ・ジグラー、デニス・ウェイトリーやブライアン・フェリーなどのアメリカの自己啓発書に凝っていたので この本も読めばすぐに理解して自分の生活に取り入れることができるだろう、そう思っていたのですが・・・
なんと難しい内容だったことか!(笑)
そして長い!こんなに難しいのにこんなに長い!!『思考は現実化する』などはこれに比べればかわいいもんでした(笑)
ほとんど理解できないまま最初の読書は終わりました
自己啓発の金字塔!『思考は現実化する』驚異のイメトレ効果を徹底解剖
手帳術としての『7つの習慣』
その後 ハイラム・スミス(フランクリン・コヴィー社の当時会長)の時間管理の本(『TQ-心の安らぎを得る究極のタイムマネジメント』)を読んで有名なシステム手帳フランクリンプランナー を数年に渡って使いました。
この手帳のコンセプトはもろに『7つの習慣』から来ていましたハイラムスミスさんは ベンジャミン・フランクリンのノート術とスティーブン・コヴィーの時間管理コンセプトを合体させた手帳を世に出していたのです。
【夢がかなうたった一つの方法】「緊急じゃないけど重要なこと」をスケジュール化する!|名著「7つの習慣」が薦める時間管理の極意
私はこのフランクリン・プランナーにはまってました。
この手帳コンセプトは『7つの習慣』の第1=主体性を発揮すると第2の習慣=目的をもって始める、そして第3の習慣=重要事項を優先するの部分に完全に被っていて、フランクリンプランナーを使いこなしていくことで最初の3つの習慣を理解できるようになったのです。
もしもあなたがフランクリンプランナーを使ったら第1から第3の習慣は恐ろしく簡単に理解できるでしょう
私は、手帖について言えばフランクリンプランナーのコンセプトを現在ではnoteアプリであるOnenoteをカスタマイズすることで使い続けています。
【人生の構造を見極める】OneNoteで始めるデジタルシステム手帳|紙の手帳を超える活用術:手帳講座
自分を鍛える第7の習慣|瞑想動画の制作
順番が飛びますが 最後の第7の習慣についてです。
これはすべての習慣を常に維持し深め広げていくための習慣です。
具体的に語られるのは
①肉体のメンテ
②精神のメンテ
③知性のメンテ
④社会情緒のメンテ
です。
①は大まかに言うとしっかりと運動しようという話
②は自分をささえる聖典や古典や音楽や大自然など
精神を調律する方法を持とうという話
③は本を読もう これが一番知性を鍛える という話
④は後述しますが第4~第6の習慣のため 日々 社会での自分の在り方、ふるまい方を調律しょうという話です
ここは普通の自己啓発ですね なかでも②の精神で紹介される丸一日を海辺でぼんやりと住ごり来し方いくすえに思いを描く瞑想ような話は 私のYouTubeで誘導瞑想動画として2度アップしていて大のお気に入りです
未知の領域 第4~第6の習慣
さてこんな風にいつしか 第1~第3を手帳で 第7を瞑想で、深く学び実践もしてきましたが 私の宿題は第4~第6の習慣がよくわからないということでした。
そしてコヴィー博士は第6の習慣=相乗効果を発揮する の冒頭で
「ここまでのすべての習慣はこの習慣を行うために存在した」
と高らかに宣言しているのです。
ちなみに博士は第1~第3が私的な成功と位置づけていて 要は自分を整えるためのものになっているんですね。
そしてその上ではじめて公的成功の領域第4~第6の習慣に取り組めるというのです。
だから まずは第3までをクリアしないと通義のステージにいけないということで そのままだったのです
でも遂に なんと!還暦を過ぎて この部分を初めて深く読みました
するとはじめて明瞭にわかりました!
第4の習慣は win-win もうありふれた言葉になってますがこのwin-winの本当の意味を理解できました
そして第5の習慣=理解してから理解されるは なんとこれは私がやってるコーチングにおけるコーチの姿勢そのものでした。傾聴についてのコヴィー博士の考えはコーチングにおける傾聴と完全にイコールでした。
【コーチング傾聴の奥深い心理学】1on1で聴いてもらうだけで問題が解決し勇気をもらうコーチングの奥義
そして第4と第5を理解したらはじめて遂に第6の習慣、これはラスボスです(笑)相乗効果を発揮する が理解できた
そう通常の日本語として「相乗効果」とは似て非なるもの。
人間のコミュニケーションの動きは宇宙開発や新大陸発見のように壮大なドラマでその効果も計り知れないものがある!
そのことがわかりました。
『7つの習慣』は7つそろってこそ最大の効果を発揮する
いわばこの本のラスボス 第6の習慣がわかるためにはその先ぶれとして第5の習慣=理解してから理解される と 第4の習慣=win-winがわかってないとわかないですね。
そして、この第4~第6の公的部分の在り方が、格的に強くしなやかになってないと、「コヴィー博士が唱えるような考え方」を心の底からできるようにはなりません。
だからこそ そうなるために 第1の習慣=主体性を発揮する 第2の習慣=目的をもってはじめる 第3の習慣=重要事項を優先する があるのです。
『7つの習慣』の全体像をトータルに理解してそれを自分の人生に取り入れることはあまりにも難しいことから 世間一般では 習慣ひとつごとに 個別に理解されているような気がします。
でもね 第6の習慣にひもづかない「目的をもった行動」や「主体性の発揮」は苛烈なひとりよがりになりかねませんし、個人の人格を仕上げないまま第6の習慣をやろうと思っても すぐに腹が立ってきて(笑)やがて他の人と大喧嘩をするだけになりそうです(笑)真面目な話ですよ。
なのでやはりこれは一冊丸ごとトータルに理解する必要がある、でもそれにはものすごく時間がかかる
したがって騙されたと思って資格でもとるつもりで学ばないとこの本の真の価値は味わえません。
普通の自己啓発とは明らかに違うのです。
まとめ
まあでもこういうのは相性もありますからパラパラ読んでみて、これは自分にピッタリだと思わない限りは資格試験モードの学びはしないほうがいい、それこそナポレオンヒルや中村天風、引寄せの法則など、人生を預けるに足る体系はいくつかあります。
自分にとってピッタリなものを決めて資格試験モードで自家薬籠中の物にすること これは本当に人生の役に立ちます。
今思えば私は30代の頃、資格試験モードで『7つの習慣』を自家薬籠中の物にしとけばよかったです。

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