自分を変えるには30分かかる【ISATの核心理論】思考は電気信号ではない。あなたの脳に広がる“海”の秘密

動画の解説|脳の中の情報伝達が気分を創る

なぜ、私たちの気分や思考は、スイッチのように瞬時に切り替わらないのでしょうか?

この動画は、その答えを「脳内の情報伝達」という科学的な視点から解き明かします。私たちの脳内では、神経細胞の間をホルモンなどの液体が満たしており、気分が変わるとは、この「水質」がゆっくりと変化していくプロセスなのです。

そして、この変化を意図的に起こす鍵こそが「イメージの力」です。

この誘導瞑想は、心の中の風景(イメージ)を意識的に変化させることで、脳内の水質、すなわちあなたの気分や思考のモードそのものを変容させるための実践的なワークです。単なる気休めではない、脳の仕組みに則ったこの変容の技術は、ISATメソッドの核となるものです。

なぜイメージが人生を変える力を持つのか。その科学的根拠と、具体的な実践法を、この動画でぜひご体験ください。

イメージを変えて気分を変えるスクリプト|瞑想台本

脳内情報伝達は2通りある

今回は

イメージによってあなたの知覚と感覚をクリアにしていきます

脳の中で情報は 電気信号で流れていると思われがちですが

シナプスとシナプスの間では

ホルモンなどの溶液に満たされた

液体の中を移動します

つまり情報は

陸地であるシナプスの中は電気信号で瞬間移動しますが

シナプスとシナプスの間は海のようなもので

そこを情報は

神経伝達物質という船に乗って移動するのです

だから

脳による思考は

電気信号と

神経伝達物質が液体の中を移動することの

2種類の情報伝達で行われるのです

もし電気信号だけで脳が稼働するならば

スイッチを切り替えるように

気分を変えることができるでしょう

多くの自己啓発書や宗教書 哲学書はそうなることを薦めています

でも スイッチを切り替えるようには 私たちの心は切り替わりません

多くの人がそうしたいけどできないでいる

これは性格ややる気の問題ではなかったのです

思考は電気信号だけではなくて

神経伝達物質が通過する 液体の たとえばホルモンの影響などを 受けているから

思考が切り替わるとしたら 通過する液体の水質が

変わる必要があるのです だからこそ

人の思考も気分も ジワーっとしか 変化しないものなのです

もう一度言いますね

脳の情報伝達は、電気信号とシナプス間の海の移動、さらに力学的な力が複合的に作用することで行われています。

これらの仕組みによって、脳は複雑な情報処理を行い、思考や感情、行動などを実現しています

多くの人は電気信号だけのイメージで思考を捉えるので

切り替えがうまくいかないことに焦りを覚えたりもします

でも 脳の特性からいって 思考や感情のモードが変わるには

最低15分で土台ができて そこからの時間帯で変化がはじまる

だから20分から30分は最低でも必要なのです

それが当たり前なのです

シナプス間に広がる海の水質が変わる必要があるのです

そういうものなのです

そしてそういうものと知ることで どうすればいいかがわかってきます

気分転換や思考の切り替えは 物理的にも瞬時には起こらないのです

だからこそ

瞑想によってより深く 広く 脳の中を変容させていきましょう

脳の特徴を利用したイメージング

目の前に広がる風景は

晴れ渡った空

山奥の美しい湖

湖の水面は青い空を写し 周囲を緑の木々が囲んでいます

でもやがて空には雲が湧いてきて 雨さえ降って来て

気温も下がり 鉛色の空を映して湖面もグレイ一色です

風も吹いて波も高くなっています

やがて雲が切れて 流れ去り 再び青い空が広がり

太陽の光が湖面に舞い 気温はあがり

風は収まり 静謐な場所に戻ります

このようにして

今の気分をイメージに変えて

その変化をイメージの中で起こすことによって

神経伝達物資の移動に影響を与え気分転換に影響を与え

イメージは あなたの人生を

変えていくのです

あなたの思考や気分はスイッチを切り替えるようには変わりません

あなたの描くイメージ世界が 変化するのと同じスピードで変わります

そしてイメージが変わらない限り 変わらないのです

イメージは潜在意識の番人なのです