【コーチの立場】企業研修で社内コーチングを学んだ体験から確信した|友達や職場の上司がコーチングできない理由

2021年7月15日

「コーチングはコーチと対話することでいろんな気づきを得て心のサポートも受けます」

と言うと、

それなら友達や 職場の先輩や上司に話をきいてもらったらいいんじゃないの?

わざわざコーチに依頼しなくてもいいんじゃないの?

という意見が必ずあります

そこで今回はなぜ友達や上司のコーチングには限界があるのか?

そんなことをお話します

傾聴すること=話を聞いてもらうことがコーチングの最大の効果|友達に話すとコーチングになりますか?

コーチングは悩み相談ではない

コーチングはコーチが専門知識を駆使して
クライアントさんの問題解決を率先して行うかというと 違います。

コーチは基本、答えを言いません。

あくまで本人に気づいてもらうというスタンスです。

これはなぜかと言うと

クライアントさんは 答えを聞いてもそれに納得しなければ答えの通りに行動しないからです

それではクライアントさんが 納得するにはどうすればいいかというと

自分で気づいてもらうのがベストなんです

ということで

はたから見ればクライアントさんが もっぱらしゃべってるので

もしかしたらコーチって

何も言わずただ

うなずいているだけの人

こんなことなら友達とか職場の先輩とか上司とかに

話を聞いてもらってもコーチングになるんじゃないか?

そんな風に感じるわけなんです

一回あたり1万円とか2万円とかのコーチングの費用は

実のところ何に対して払ってるんだろう?

友達に頼んだらお茶代かお酒代くらいで済む

一体コーチングって
友達に話を聞いてもらうのと何が違うのでしょうか。

友達にコーチングができない5つの理由

友達がコーチングできない理由

1.まず友達がそんな提案に乗るとは思えない 

  仮に引き受けてくれても 重い話なら特に

  たぶんお酒飲みながらになりそうです

2.友達のキャラによっては自分の意見をどんどん言ってくる

  キャラによってはと書きましたが相談を受けたら

  ほとんどの人は意見を言います

  意見を言わずに人の話を聞くのはむずかしいんです

  そして

  友達の意見というのは

  たいていの場合それほど役には立ちません

  3.単純に対話してるように見えてるだけ 

   研ぎ澄まされたメソッドを持っているのがコーチ

   優れたコーチです

   相槌の打ち方ひとつとっても違います

   時々入れる質問などもとても効果的なんですね

  4.何かをやり遂げるための行動を決めて 友達と約束しても なあなあになりやすい

    赤の他人のコーチだからこそ約束を守ります

5.友達に自分の内面のすべてを語るのは普通抵抗があってできない

  たとえば恋愛相談や復縁相談なんかだとなかなかむずかしい

  それこそ反対意見やさっさと告白しょうというような意見がたくさん来そうです

というような感じになるでしょうか。

コーチとは流れに流されながらその流れを制してくれているんです。

職場の上司はコーチング的な会話はできてもコーチングは絶対できない

プロコーチのコーチングは上司や友達への相談とは違う

一時期多くの企業が、中間管理職を対象に企業研修でコーチング研修をやって
部下にコーチング手法で接することを推奨していたことがありました。

企業向けに 社員研修をコーチングでやりましょうと勧める本もたくさんありました。

(そんな風潮の中 私も何度も何度もコーチング研修を受けマスターしたのです)

でも現実に

ある会社で

上司が会社の方針でコーチング手法を用いて部下と接しているという話は 聞きません

コーチング研修自体も下火になった感すらあります。

研修を受けた社員が自分自身が感動して

みずから学び直して個人的に職場で使うことはあります。私もそうでした。

でも 職場においては基本的にコーチング手法で部下と接することは難しいのです。

なぜなら企業の仕事には 締め切りがあって それまでに一定の質量の業績を求められるから

部下の気づきを待てない場面だらけなんですね

挙句の果ては気づけないなら会社をやめろ みたいなコーチングをパワハラのネタにする人も

現実にいました

日本の風土では

部下には教えるか指示するかであり

その中間はよほど技能がないと難しい

確かに命令と指示は不可欠です

上司にはコーチになれない根本的理由がある

上司がコーチングするとき

部下は転職したいという問題を相談することはないでしょう

さらにその上司に威圧感を感じていたりして

その上司との人間関係に悩む部下とのコーチングを

当の上司ができるはずはありません

生命保険会社時代に無数に行った部下とのコーチングで感じたことです。

コーチングは 基本パーソナルコーチなんだと思いました

終身雇用制で従業員がずっとその会社にいることが前提でも

直属の上司ではなく第三者的な立場の人でないとコーチングは無理です

上司というのは良くも悪くも上司自身が職場環境なので、その人にはできないのです

友達でも上司でもない第三者がコーチをする意味

こうした事情で
コーチはクライアントさんの生活や仕事に関わっていない人がベストなんです

なんでも安心して話せるわけですね

そしてクライアントさん自身が答えを見つけると言っても

実は的確に支援しないと発見に至りません

質問をして考えてもらうと言っても

どんな流れの中でどういうタイミングでどんな質問をすればいいか?

その引き出しはプロコーチでないと十分ではありません

そして自分の人生に無縁な人の意見こそ人は素直に聞くものなのです。
利害関係のない第三者の客観的な意見ということになりますからね