イメージストリーミングはアメリカのウィン・ウエンガー博士が1970年代に開発した能力開発の手法です。事実上 ウェンガー博士の活動・研究だけで終わった感があるのですが、その後も実はいろんな人がセミナーを開いたり研究したりしています。
ここでは1970年代の手法を2000年代の科学がどう解釈したか?
それについてご紹介したいと思います。
ウェンガー博士以降の研究|イメージストリーミングの仕組みがよりはっきり解明されてきた
マーク・アシュトン・スミス博士(認知心理学と神経科学の共同博士号を持つ認知科学者で、 英国ケンブリッジ大学で研究)の考え方をご紹介します
スミス博士は
IQ、実行機能、回復力、感情調整、および脳の健康を改善するための脳トレーニングを開発研究しています。
スミス博士のイです。メージストリーミングへの見解です。
イメージストリーミングは、目を閉じてリラックスして
「頭の中で降って湧いたような」イメージを それがどんな変なイメージであっても
とにかく声に出して説明していきます。
そうすることで イメージがイメージを生み、また無関係なイメージが現れこれを繰り返します。
(→雑念が次々に生まれるのと同じです)
このような仕組みは、認知神経科学における
2つの有名な構成要素の組み合わせだとスミス博士は唱えます
その2つとは
「マインドワンダリング」と「メタ意識(認知)」のことです
mind-wandering :マインドワンダリング
(日本語で言えば次々に湧く雑念です)
人はいつも物思いをしている。
あっちにふらふらこっちにふらふらと思考はさ迷い歩く。
待ち時間や車を運転しているとき、電車やバスに乗ってるとき、
お風呂に入っているときなど、
ぼんやりとあれこれ考えたり、向こうから考えが来る。
有名な発見などはいろんな物思いの途中に突然着想が生まれています。
エピソードとして、アルキメデスの比重の発見、エウレカ!や
ニュートンが林檎が落ちるのを見て引力を発見したことなど。無数にありますね。
meta-awarenessメタ意識 (自分の考えの自己認識)
普通の意識をより上位の位置が眺める本当の自分、みたいな意識ですね。
これはやってくる様々なイメージを言語化していくことで
すべてのイメージを対象化していく作業に自然になります
マインドワンダリングとメタ意識が動くことで
その結果マインドフルネス状態に入るのです
最後にアシュトン博士はこう結論づけます。
イメージストリーミングは、認知神経科学の観点からすると、一種のマインドフルネス瞑想である!
これは日本の右脳研究で有名な品川博士も同じことを言っています。
右脳のイメージを左脳が言葉にすると脳はそのことに没頭して集中するというのです。これって今に集中するマインドフルネス状態です。
アシュトン博士の結論
イメージストリーミングは
マインドワンダリングによって登場するイメージ(雑念)を使って
マインドフルネス瞑想をしている!
それがイメージストリーミングなのです。
瞑想と雑念
だから瞑想中に雑念が生まれて集中できないという方がもしいたら
むしろその雑念を言葉にすることで瞑想状態に入っていけるのです。
大発見につながるぼんやりとした物思いは実は無意識からのメッセージであり、
それゆえ大発見をする。
そんな無意識からのメッセージはマインドワンダリングの中にいつもある。
その中の一つを言葉にすることで、
それをつかまえ
それによって今に集中するマインドフルネス状態になるのがイメージストリーミングです。
詳細は著書『イメージストリーミング教本』にて



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